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杭州のグルメ−農村料理の「戴記」 |
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杭州から東京に帰る便は、午後1時過ぎに空港を出発します。杭州での最後の昼飯を空港で食べるよりも、やはり街中で食べておきたい。 このとき宿泊していた平海路のホテルから、夜、呉山路夜市が開かれる道を解放路方向に暫く行くと、何だか農村料理風のレストランを発見。まだ朝11時過ぎですが、店はもうやっているみたいですね。清潔そうな店ですから、少しここで腹ごしらえしてみましょう。 |
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生簀の横には、鍋料理というか、煮込み料理のコーナーがあって、この日、30分くらいで昼食を済まさなければならない私には、このずらりと並んだ煮込み鍋は、渡りに舟です。このコーナーで、美味しそうな2品を注文しました。 |
生簀料理、煮込み料理以外は、こうやって、料理サンプルが出ていますので、指差して注文することができます。色々な料理がありますよ。 |
私が煮込み料理コーナーで選んだ紅焼肉。紅焼は、醤油で煮込む調理法ですが、その名の通り、肉煮込みです。いかにも、農村料理です。私、こういうの、大好きです。 すごいボリュームです。お味はどうでしょう。 |
旨い!旨いです! 我ながらよく食うなあ、と思いながらも箸が進んでしまいます。 こんなに肉が入っているとカロリーは心配だし、実は、朝食を8時くらいに食ったばかりでお腹もあまりすいていなかったのですが、ついつい食べ過ぎてしまいました。 見た通り、少し脂っこいですが、1週間の旅行の疲れが吹き飛ぶような、元気の出る煮込みでした。 |
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ずらりと並ぶ煮込み鍋から選んだ二品目は、韮野菜炒めと名づけられた(鍋の前に書いてあった。)料理。どう見ても、芋野菜炒めという感じです。お芋が沢山入ってて、これまた、農村料理の雰囲気がたっぷりです。 味付けは、意外にサッパリ系で、旨い。どんどん、箸が進んでしまいます。これも、日本人の好きな味ですよ。でも、芋が腹にたまります。 |
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そして、杭州料理の定番、東坡肉です。脂身のある豚肉をトロトロになるまで、醤油漬けで長時間煮込んだ料理で、見た目ほど脂っこくないのが特徴です。とは言え、二人で来て、これだけの量の料理を食べているのですから、一人一切れずつの注文にしました。 もうすぐ、空港から帰国です。しばらくは本場の東坡肉が食べられなくなると思うと、ちょっと寂しい気持ちです。 |
ご飯は、炒飯にしました。 他の料理は旨かったのですが、この炒飯はいただけません。何かペチャッとした炒飯で、日本の炒飯並です。炒飯は、もう少し軽い感じで炒めてもらったほうが好きですね。 |
色々と食べてきましたが、日本人なら、やっぱり漬物が欲しい。というわけで、予め、あわせて泡菜(ぱおつぁい)も注文しておきました。 さすがに農村料理。ドーンと泡菜が来てしまいました。写真で見ると、あまり漬かっていないように見えますが、実際はそんなことなく、ちょうど良い漬かり方で、多少脂っこい昼食でしたが、それを中和させるのに、大変効果的な注文でした。 欲を言えば、もう少し唐辛子が効いていてもいいかなっていう感じはします。 いずれにしても、この昼飯、満足感は最高です。お値段は、意外に行ってしまって、100元(日本円約1400円)くらいでした(2008年7月)。まあ、一人当たり700円でこんなに食べたんですから、その割には随分と安かったですね。 |
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