メコン川クルーズは、ホーチミン市から車で2時間くらい離れたミトの町から出ています。また、ホーチミン市内から、一日観光のコースもあるので、一般の人は信頼できる旅行社またはホテルの紹介で行くのが安心です。 我々がクルーズをした前日には、ホーチミン南部を台風が襲い、死者数百名という被害者を出していましたが、まず、そんなことがあったことをベトナムにいた我々は知りませんでしたし、また、ベトナムで会った人々も、誰もそんな大きさ被災があったことを話していませんでした。日本に帰ってきてから新聞で知り、本当にびっくりした次第です。 さて、この写真にみえるのがメコン川で、ガイドの女性(英語を話す。)と撮ったものです。対岸にみえるのが中州なので、大体メコン川の幅はこの倍以上あるといって良いでしょう。ご覧の通り、水は茶色く濁っています。 |
メコン川は魚の宝庫。なかでも、elephant fish(象の耳の形をしたひれのある魚)がよく獲れるといいます。 クルーズの途中、上の写真のように漁をしている地元の人によく会いました。みんな人懐っこく、手を振ってきたりします。まだすれていないところがとても印象的です。 elephant fishは、食してみましたが、残念ながら、味は今一つという気がしました。 |
メコン川には数多くの支流があって、それらの支流は地元住民の足であるボートが通るいわば「幹線道路」です。メコン川を大通りとすると、支流は生活道路になります。かつては、メコン川とその支流がこの地域の人々の生活道路だったのです。 |
我々は、途中で小型ボートへと乗り換え、ココナッツの木が生い茂るジャングルの中を奥へ奥へと進みます。メコン川から支流へ、その支流のそのまた支流へと、川はどんどん枝分かれしていきます。川はどんどん細くなります。 |
ボートは養蜂業を営む農家の家庭に到着します。 その農家では、ご覧の通り、アオババ(右側の女性が着ているベトナムの普段着。パジャマみたいに見える。)を着た女性が出迎え、土産物の紹介をするというよくある観光コースでした。 しかし、途中でメコン川流域で採れたフルーツを思う存分食べさせてもらい、雄大なメコン川を横断し、また、ジャングル探検の気分まで味わうという見所いっぱいのツアーでした。ホーチミンシティの雑踏がうそのような、自然がいっぱいのメコン川クルーズでした。 時間があれば、ぜひトライしてみてください。 |