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アジア写真帳(チェンマイ)−フアイサーイへの小旅行


アジア写真帳(チェンマイ)

チェンコーンからフアイサーイへ

チェンコーンのパスポートコントロール(出国)

 タイのチェンコーンからメコン川を渡ってラオスのフアイサーイ(フエサイ)に入る方法については、このサイトのラオスへボートで国境越えに詳細に書いていますので、ここでは簡単に流れだけ説明しておきます。
 上の写真はチェンコーンにある出国者用のパスポートコントロールの場所です。空港だと「写真撮影禁止」などと仰々しく出ているのですが、ここチェンコーンは誰でも入れる路地に面していて、誰もが写真撮影することができます。

ラオスとのボーダーを渡るボート

 タイの出国手続きを終えたら、道を下ってメコン川に出ます。そこには国境越えのボートが待っています。対岸にフアイサーイの街が見えます。

ラオス・フエサイのイミグレーション

 メコン川を渡るボートから撮影した写真です。ボートがラオスに近づいていきます。
 川まで道路が延びているところが船着場です。道路の右脇の石段の上がラオス側のイミグレーションです。丘の上に寺院も見えます。

ラオスの若い僧侶

 ラオス側のイミグレーションへを終えて、フアイサーイの町に入ろうとしたら、早速年の若い僧侶二人と遭遇しました。仏教国、ラオスらしい風景です。


 川からの道を少し登ると、メコン川に並行して走る道路と交わります。この道路がフアイサーイの幹線道路です。メコン川からの道の反対側には丘の上の寺院へ登る長い階段が見えます。この交差点がまさにフアイサーイの街の中心であり、これからのフアイサーイ観光の起点になるところです。



フアイサーイ(フエサイ)の街

ラオス・フエサイの街

 フアイサーイの街には、ところどころ旧仏領インドシナの名残をとどめる建物が残っていたりしますが、それはごく一部で、簡単に言えばラオスの田舎町に他なりません。街は小さく、賑わいもこの一角だけで、5分も歩けば静かな田舎町になってしまいます。


 メコン川からメイン通りに出て右に曲がったあたりから写真を撮りました。ここがフアイサーイで最も賑わって見える場所です。


 このフアイサーイの中心エリアには、ゲストハウスやインターネットカフェといった旅行者向けの施設がいくつもあります。のんびり旅行を楽しむにはフアイサーイで宿泊するのも良いと思います。

 
 
 もちろん、上の写真のように銀行もありますし、旅行者向けの両替所もあります。ただ、フアイサーイだけの滞在であればタイバーツが普通に使えますので、両替しないほうが無駄にならないでしょう。ラオスの通貨、キップをタイに持ち帰っても利用できないことはいうまでもありません。


 一方こちらは、メコン川からメイン通りに出て左に曲がって3分くらい歩いたあたりから撮影したもので、もう、この先は住宅街が少しあるだけという感じです。でも、このあたりはいかにも東南アジアらしい伸び伸びした雰囲気があって、私は好きですね。


 フアイサーイでは賑わっているエリアは狭いと言うことは理解していただけたと思うのですが、メコン川に平行して走るメイン通りから脇道に入ると、いっぺんに木造建物のエリアになってしまいます。上の写真は、メコン川からメイン通りにぶつかった所から歩いてほんの1分くらいの場所です。このようにメイン通りから一歩中に入れば、昔からの田舎町の風情がそのまま残っているのです。
 上の写真の建物は洗濯屋兼食料品店です。雰囲気があって好きですね、私は。


 こちらの写真はメイン通りにあるレストランです。朝10時くらいですのでちょうどお客さんがいない時期です。こういう店の造りはオリエンタルな感じがして欧米旅行者からの評価が高いのです。実際に、このフアイサーイの街に来ると、日本人なんかほとんど見かけないものの、欧米人はぞろぞろ歩いています。欧米からの旅行客は、ラオス一の観光地であるルアンパバーンへ移動する経由地として、このフアイサーイに来ているのです。ですから、フアイサーイの人たちも、観光者向けのビジネスをする場合、欧米からの旅行客をターゲットにしているのです。


 こちらは、地元の人向けのレストランです。昔ながらのレイアウト、昔のままの厨房器具が何とも言えません。郷愁みたいなものも感じます
 フアイサーイの街は、ご覧の通り小さな街で、全然現代的な町ではありません。でも、いかにも伝統的な東南アジアらしい風情が残り、一方ではとても懐かしい郷愁みたいなものまで感じさせてくれるので、私はこの街の雰囲気が気に入ってしまいました。もう少し、フアイサーイの街を歩きましょう。



フアイサーイの街……フランスパンとカオチー


 フアイサーイのメイン通りで見かけた、とある商店。フランスパン、野菜、ツナ、ジャム等々が見えます。これは、いわゆるカオチー(フランスパンのサンドイッチ)ですね。同じフランスパンを使ったサンドイッチであるベトナムのバインミーが大好きな私としては、このカオチーにチャレンジしないわけにはいきません。
 しかし残念なことに、このショップの店員がどこかに遊びに出かけていってしまって、店番さえもいない状況です。他のショップを探しましょう。


 フアイサーイの中心部には商店はいろいろあります。フランスパンを置いている店を探してもすぐに見つかるのです。
 こちらはフルーツショップ(果物屋)なのですが、左脇のケースの向こうにフランスパンがぶら下がっています。ここならひょっとしてフルーツ入りカオチーなんてものも食べられるかもしれない、などと思いながら店の前で立ち止まります。


 店のおばさんと話したところ、ここのカオチーはチキンとポークの二種類しかなくて、フルーツ・カオチーなどというのはありませんでした。カオチーもラオスの伝統的な食べ物ですから、自由にアレンジして料理するものではないようです。


 ペーストを塗り、野菜を刻んで入れ、これに肉を挟み、また、野菜を入れるといった具合に時間をかけて、おばさんが作ってくれています。その間5分くらい待ったのではないでしょうか。


 最後にバナナの葉で包んでカオチーの出来上がりです。おいしそうです。
 さて、道路に出て道端でカオチーをかじります。うーん、フランスパンのカリカリ感が不足しているなあ。パンの香りも弱いなあ。ということで、ベトナムのバインミーほどの感動を私に与えてはくれませんでした。
 ラオス通の友人に聞くと、ラオスのフランスパンもカリカリしていて、ベトナムのフランスパンに引けを取らないと言っていましたので、たまたま私がカオチーを買った店がいけなかったのだろうとは思います。

 
 
 上の写真はフアイサーイの市場(マーケット)で見たフランスパンです。どう見ても旨そうなのです。ですから、次回ラオスに行ったら、もう一度カオチーに挑戦して、カオチーの美味しさを味わいたいと思っています。

フアイサーイを歩く……小さいけれど何でもあります


 ラオスのフアイサーイにあるのはカオチーだけではありません。
 タイでもよく食べる焼きバナナの屋台です。10バーツで焼きバナナを買って食べたところ、普通に美味しかったです。写真を撮らせて頂戴と身振り手振りでおばさんにお願いしたのですが、恥ずかしそうに「だめよ、だめよ」と横に手を振るばかりです。写真を撮っていいかとお願いすると、ラオスでは大体の人はにっこり微笑んでポーズを取るのですが、このおばさんはシャイでした。
 やむを得ず、おばさんの顔を出さずにおばさんの腰から下だけ取らせてもらいました。バナナ、美味しそうに焼けてますね。


 なんとケーキ屋さんもあります。いろいろなケーキが並んでいて、色も鮮やかですね。でも、デコレーションケーキだけだと、一人旅やカップルの旅行者は手が出ないですね。


 では、フアイサーイに一人旅していてケーキが食べたくなったらどうするのか? 食べたくならないようにしましょうというのが正しい答えなのですが、その場合は、上の写真のようにこ洒落たカフェに行ってみるのも、一つの手です。
 フアイサーイでふと見つけたこ洒落たカフェ、入ってみましょう。


 入っているのは欧米人の旅行客ばかりですね。確かにフアイサーイのオアシスのような空間です。建物内に30人くらいと外には20人くらい入れるスペースです。どうせエアコンが入っていませんので、開放的な外の席を確保しました。


 この日のカフェのスタッフは二人です。二人とも英語を話しますし、一人はかなり流暢なレベルです。アイスコーヒーを持ってきてくれたときに、市場への行き方を聞いたのですが、歩いて30分くらいもある経路について、丁寧に教えてくれました。でも、結局、トゥクトゥクで行くことにしました。
 アイスコーヒーは、普通のタイのアイスコーヒーのレベルです。甘くて美味しいです。


 こちらは、少し英語が話せるほうのスタッフです。ラオスの民族衣装であるシン(巻きスカート)をはいています。シンの柄が綺麗です。シンとポロシャツという組み合わせでも全くおかしくないですね。


 写真撮っていい?と聞いたら、ジュースを作っていた手を止めて、ラオス人らしく笑顔で答えてくれました。なんて擦れていない人ばかりなんだろう。
 このカフェは、メコン川からメイン通りに出て右に曲がったすぐのところにあります。フアイサーイのカフェの中では、2013年3月現在、最も落ち着いたカフェのようです。


 このフアイサーイを旅していて思うことは、あちこちの道路にニワトリがいることです。上の写真は道路ではなく空地を4羽のニワトリが散歩していたところです。丸々と太ったニワトリです。


 こちらは道路上を忙しそうに走るニワトリです。
 このように、フアイサーイのいたるところでニワトリに遭遇します。ニワトリもフアイサーイの一つの特徴です。


アジア写真帳(チェンマイ)

 

フアイサーイの子供たち


 フアイサーイの街の中心部から10分も歩けば、メコン川沿いの道になります。川の向こうに私が宿泊しているナムコーン・リバーサイドホテルが見えます。上の写真の左手ですね。ボートが走っている川の向こうがメコン川の中州です。したがって、ナムコーンリバーサイドのホテルの手前までがメコン川の川幅となります。


 メコン川沿いの道路には、いくつかレストランがあって、メコン川を眺めながら食事ができるようになっています。夜になると賑わうに違いありません。
 実はこのあたりが、私が宿泊しているホテルの向かい側になるのですが、この辺りにはものすごい音量でカラオケをしている店があります。メコン川の反対側にあるチェンコーンでも騒々しいと感じるくらいの音量で延々とカラオケをしている店がこの周辺にありそうなのです。そういう意味からも、夜になると賑わいそうなエリアなのです。


 チェンコーンのイミグレーションが見えます。川まで道路が下ってきているところにタイ側、チェンコーンのイミグレーションがあります。
 この方向を見ると、メコン川に中州があることが分かります。


 さて、フアイサーイの市場(マーケット)の近くには上の写真のように高級な住宅街があります。なぜここにこんな町並みの住宅街があるのか、私にはさっぱり分かりませんが、ラオスの生活水準も意外に高いなあなどと感じざるを得ません。


 そんな住宅街を走る二人乗りの自転車、にこやかに手を振ったりして近づいてきます。私がカメラを構えると、お行儀の良い運転に変えてしまいます。


 この男の子もにこやかに手を振ったりして近づいてきます。私がカメラを構えたら、手を振るのをやめてしまいました。いい子の運転をしている感じになっています。でも、表情は相変わらずいいですね。


 兄弟でしょうか。道端に二人の男の子です。
 この辺りも新築の住宅が並んでいます。不思議な場所ですね。建築中の住宅も沢山あります。この辺りの住宅の子なのでしょうか。

 さて、二人の男の子に写真撮ってもいいかい?と聞いたら、微笑で応えてくれました。ラオスは人間が素朴でいいですね。ラオス人は表情がいいですね。穏やかでゆったりとしていて、いかにもやさしそうな微笑をたたえています。
 この後、三人で握手して別れました。大きくなったら、また、会いましょう。


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