アユタヤ王朝は、14世紀から18世紀にかけて約400年続いた独立王国です。山田長政が勇名を馳せたのもこのアユタヤ王朝です。もともとスコータイ王朝の中の都市国家の一つが独立して王朝を開いたもので、17世紀になると、アジアの近隣諸国にとどまらず、ポルトガル・スペイン・オランダ・フランスといったヨーロッパ諸国との交易も盛んになり、シャムという名で知られる国となりました。
このシャム(SIAM)という名が、今でもタイの国の会社やホテルの名前によく使われています。最近は、日本では一般的に「サイアム」という呼び方をしていますが、最初に「SIAM」という名を日本に持ち込んだ日本人が「シャム」という呼び方をしたのでしょう。タイ国内での実際の発音は「シーアム」に近いと思います。
アユタヤ王朝は、35代の王による417年の歴史を持つ国ですが、1767年ビルマ(ミャンマー)との戦争で破れ、滅びました。栄華を誇った王国ですが、ビルマ軍の攻撃により、建物は相当に破壊・略奪され、今では、その廃墟から当時の栄華を思い浮かべるしかありません。ぜひ皆さんも、廃墟を目の前にして、当時の遠い昔のアユタヤの隆盛ぶりを想像してみて下さい。
ところで、現在のアユタヤは、バンコクから高速道路で約1時間、列車で約1時間半の距離にある田舎町です。アユタヤを訪れたら、ぜひ、アユタヤの市街も散策してみてください。バンコクにはない、のんびりした、いかにもタイらしい街角、タイらしい生活を垣間見ることができます。
アユタヤはタイのルーツです。ぜひ、一度訪ねてみる価値のある街だと言えます。
アユタヤの寺院 | アユタヤの街 | |
ワット・ヤイ・ チャイ・モンコン |
チャオプロム市場で朝食 |
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ワット・チャイ・ ワッタラナーム |
川沿いのレストランで昼食 |
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ワット・プラ・ シー・サンペット |
アユタヤへの行き方、アユタヤのまわり方 |
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ワット・マハタート |
ロットゥーでアユタヤへ |
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ワット・ラチャブラーナ |
タイ国鉄でアユタヤへ |
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ワット・プララーム |
アユタヤ観光はトゥクトゥクが便利 |
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ワット・ロカヤスタ |
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ヴィハーン・プラ・ モンコン・ボピット |
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