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アジア写真帳(杭州) |
柳浪聞鶯を南山路の入口から入り、西湖に出たところに建っているのが、この聞鶯閣という茶館です。茶館というのは、喫茶店みたいなところで、コーラみたいな清涼飲料水も置いてありますが、様々な種類の中国茶が置いてあります。せっかくの杭州ですから、杭州の茶文化に触れる意味でも、中国茶を飲んでみましょう。 |
聞鶯閣の入口です。入口の反対側には、もう西湖が広がっています。建物が西湖湖畔に建てられているのです。 |
入口にチャイナドレスを着たお姉さんがいますので、ここに来たら、お姉さんに言って窓際の席を取るのが良いと思います。エアコン付の部屋もありますが、上の写真にあるようにオープンエアのスペースもありますので、私はむしろこちらを利用しています。外の風景を楽しむならオープンエアの席を、中国の茶館の雰囲気を楽しむなら建物内の窓際の席をおすすめします。 |
中国茶の作法については、私も詳しいことは分かりませんが、多少説明します。 杭州が本場の龍井茶を注文すると、写真右奥のコップに入れた熱いお茶が出てきます。茶葉が落ちてきたら飲むようにしてください。近くにお湯を置いてくれますから、適宜お湯を入れて何杯でも楽しめます。 鉄観音を注文すると、手前にある茶器セットが出てきます。器を暖めたりお湯を捨てたりするため、いろいろな器が出てきますが、作法が分からないと店のお姉さんに言えば、一通り入れ方を見せてくれます。(日本語や英語はできませんので、あしからず。)それに習って入れれば、おいしい鉄観音が飲めます。 杭州は龍井茶が本場ですが、私は鉄観音が好きなのでこちらをよく注文します。道具が出てくるので、中国のお茶の文化も味わえます。 |
茶館では、お茶などの飲み物を注文すると、果物やお菓子、店によっては軽食なども、ビュッフェ方式で食べられるようになっています。私の場合は、このように、果物中心に食べていますが、ちょっとしたアフタヌーンティーの気分です。 お茶を注文し、お代わり(お湯がありますので追加料金は不要)をしながらお菓子等をつまみ、何時間でも話し込んでいる地元の人たちを数多く見かけます。 |
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聞鶯閣からの西湖の眺めです。もっと左には雷峰塔を間近に見ることもできます。美しい西湖の風景を見ながら、ゆったりと中国茶を飲む。時間が止まっているような感覚の中で、日常の煩わしさを忘れさせてくれます。 贅沢な時間です。 柳浪聞鶯を散策する機会があったら、ぜひ立ち寄ってみてください。 |
西湖の湖畔にある柳浪聞鶯の茶館、聞鶯閣では、雷峰塔の夕景も綺麗です。昼間は昼間で明るい西湖の景色に感動するのですが、夕方にこの茶館の窓際から暮れていく西湖を眺めるのも、私の一つの行動パターンです。 上は夕刻、まだ明るさが十分にある時の雷峰塔です。 |
西湖十景の一つに、「雷峰夕照」があります。夕陽に照らされる雷峰塔のことです。ところが、夕陽に照らされる雷峰塔は、なかなかお目にかかれないもので、暗くなるとライトアップされる雷峰塔を見ることになります。 上の写真にあるまだ日が明るいうちから、ちょっと暗くなりかけた時間、そして日が完全に落ちて雷峰塔のライトアップだけが燦然と輝く時間まで、この茶館から中国茶を飲みながら眺めるのも、杭州の一つの贅沢です。 |
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管理人のおすすめの本 もっと知りたい中国茶の世界 ―基礎知識から茶藝師資格までー 中国茶の楽しみ方についてまとめた本はいろいろありますし、私自身も何冊も読んできましたが、この本が一番の愛読書になりました。中国茶の初心者から中級者までなら、この本は参考になります。 中国茶の選び方や淹れ方などについて、形式だけではなくその理由や背景なども含めて説明してくれていますので、大変分かりやすくなっています。私のおすすめの一冊です。 |
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