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アジアグルメ図鑑(上海・中国江南) アジア写真帳(上海) 丁香花園申粤軒で朝の飲茶 |
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丁香花園は、清代末期の軍人であり政治家の李鴻章が愛人の丁香のために購入した邸宅だと言われています。丁香は李鴻章晩年の愛人で、七番目の愛人です。まだ年若い丁香が正妻やその他の愛人などと不和だったため、李鴻章は上海に丁香のための別荘を建てたのがこの丁香花園だといわれています。丁香花園という名は、この庭園の中にライラック(丁香)の木がほとんど見当たらないことからすると、愛人の丁香の名前にちなんでつけられたものだと考えられます。 今日の目的地のレストラン、申粤軒は、そんな丁香花園の中にあります。今日は、家族三人で午後2時半頃の到着です。前回は、一人で朝の飲茶に来ました。土日は朝9時から飲茶ができるのです。朝の飲茶の様子はこちらです。 |
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丁香花園申粤軒の店内です。今日は一階の方に案内されました。時間が昼の食事時を少し過ぎていたので、お客さんは殆ど入っていません。 洒落た綺麗な店内ですね。 |
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窓際の席ですと、丁香花園の庭を見ながらの食事もできます。また、季節の良いときには、外でも食事ができるようになっています。こういう店で食事していると、ここが上海であることを忘れそうなのですが、最近では上海でもこうした店がどんどん増えてきていて、そのうちに、こういう店で食事しないと上海に来た気がしないなんて思う時代が来るのかもしれません。 |
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野菜餃子です。私は飲茶が好きで、香港に住んでいた時もあちこちで点心をつまんでいました。自分としては、飲茶の味には厳しいと思っているところなのですが、この野菜餃子は絶品の味です。餃子の皮が薄く、野菜の緑が透けて見えているところがおいしそうです。実際に食べてみると、香菜の味が利いていて、期待を大きく上回る味でした。 |
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エビ餃子、広東語で言うところのいわゆるハーガウです。 エビ餃子というと日本人の大好きな点心の一つですが、実はこのエビ餃子のエビを食べると店ごとに随分とエビの良し悪しがあることが分かります。香港周辺では新鮮なプリプリしたエビに出会うことが多いのですが、上海周辺ではどちらかというとグニャリとしたエビが出てくることが多いのです。素材自体の問題もあるのでしょう。 この丁香花園申粤軒では、この悪い予感に反して、プリプリのエビです。さすがは広東料理専門店として人気を集めている店だけのことはあります。餃子の皮にもっと透明感があるとベターですね。点心というのは、味覚にも視覚にも訴えるものが必要なんです。でも、合格です。 |
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これ、何でしたか、料理名を思い出しません。こんな料理を頼んだ覚えがなかったのですが、出されたので食べてしまいました。精算のときにチェックしてみたら、この料理は私たちが注文した料理ではなかったようです。 甘そうなお菓子に見えますね。その通りお菓子なのですが、それほど甘くなく、ほど良い甘さでおいしくいただきました。 |
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エビ乗せ焼売です。焼売部分が香港や広州の本格的な焼売の味です。焼売は、本当に旨い店とそうでない店との差が出ます。申粤軒の焼売は素晴らしい! 家族三人が揃って感激をしたおいしいエビ焼売です。 |
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ふかひれ餃子です。私の家族は、蒸した点心が好きなので、この系統の点心ばかりが多くて恐縮です。ふかひれ餃子も香港の飲茶屋では定番の点心です。これもまた、香港で食べているかのような本格的なふかひれ餃子です。 まさに感激、こんなにおいしい飲茶屋が上海にあるんですね。 |
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そして、潮州粉果です。粉果は少し厚めの皮の中に何を入れて包んでも良いのですが、この店ではちょっと具の辛味が強くて変わった味の粉果です。変わった味という意味はおいしくないということではなくて、今まで食べたことがない味だという意味です。旨かったのかと聞かれれば、当然、旨かったのです。 |
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エビ入りの湯葉巻揚げです。ご覧の通り、サクッとした揚げ方で揚げられています。食べてみると、皮はサクッとしていて、中に入っているエビはプリッとしていてエビ本来の味を出しています。これまた、本場の味です。 |
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チャーシュー入り腸粉です。腸粉としては、ちょっと皮が厚いかなっていう感じです。中に入っている具が少し透けて見えそうなくらいの皮だと、もっと食欲を掻き立てます。。 中国では、「粉」という字が入ると米から作られたことを意味します。そして、「腸」というのは豚の腸に似ているからつけられたといいます。とすると、腸粉というのは、米からできた豚の腸みたいな意味合いなのでしょうね。 この丁香花園申粤軒の味は普通というか、合格ラインには達しています。 |
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今日のデザートは、定番のマンゴープリンです。普通のマンゴープリンです、などというと感激していないみたいですから、期待通りの味だったということをお伝えしておきます。 この店で出されたすべての点心が、まさに本場の味で、正直言って驚きました。前回、一人で朝飲茶をしたときも旨かったですし、今度は夕食の本格的な広東料理を楽しみたいなと、そんな気持ちになる素晴らしい飲茶でした。 食後、復興西路から衡山路のあたりのフランス租界を家族で歩きました。その様子はこちらで紹介しています。 |
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