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アジアグルメ図鑑(中国江南)−蘇州・山塘街の大阿二生煎

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 山塘街は、昔の蘇州の街を再現した街です。ということなので、杭州の清河坊を思い描いていたのですが、賑わいの面や店の集中度等から見て、清河坊に比較するとちょっとさびしい街です。とは言え、蘇州らしい商店や小吃店が集中していますし、ライトアップもされることから、夕方から夜にかけては、賑わいを増してきます。
 写真は山塘街の入口です。午前中ですから、人通りはそれほど多くありません。


 焼味屋さんをはじめとした小吃店は沢山あります。小吃店は、人が沢山いる時間に行くと、美味しい店を見つけやすくなります。何故なら、地元の人は美味しい店を知っていますから、お客さんで込んでいる店、お客さんが並んでいる店を探せば、そこは恐らく美味しい店なのです。
 この時間帯ですとまだお客さんが少ないので、そうした店定めができないのです。でも、見た感じとしては、旨そうな店です。




 山塘街に来たのは、ちょっとした腹ごしらえが目的です。ちょうど良い具合に、生煎包の店を見つけました。大阿二生煎です。チェーン店のようです。生煎包は、日本では焼き小龍包などと呼ばれることがありますが、決して単に小龍包を焼いたものとは違います。当然ながら、焼いても破れないように皮は生煎包用のものを使います。ただ、小龍包と同様に小麦粉の皮の中にスープが入っているというところは同じです。


 生煎包は少し脂っこいことが多いので、一度にそんなに多くは食べられません。この4個を食べると、きっと小腹は満たされてしまうに違いありません。出てきた生煎包は旨そうな色に焼けています。

 

 中には、こんな感じで豚肉とスープが中に入っています。この店、皮が厚めですね。店によっては、底を厚く焼いて、それ以外は柔らかく焼く店などもあって、生煎包は店によっていろいろです。今日は、腹の減り方が足りなかったのか、小吃好きの私にしては珍しく、もう一つ、気持ちが盛り上がりません。私としては、上海呉江路の小楊生煎館の生煎包の方が好きですね。


 朝10時半くらいという中途半端な時間に行った割には、ひっきりなしにお客さんが入ってきます。地元の人には一定の人気があるようです。このお客さんは、ワンタンを食べているようです。店名に生煎と書いてあるので、私はついつい生煎包を注文してしまったのですが、ひょっとしたらワンタンが旨い店だったのでしょうか。


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