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「現代中国小説」勝手格付……現代中国を読んでみよう!
「私が読んだ中国現代小説」リスト



 勝手格付の評価基準 

総合評価

 ビジネスマンの目で、次の5区分で評価しています。
    S:絶対に必見  A:必見  B:おすすめ  C:お暇なら  D:時間の無駄

項目評価

 次の6つの視点から5段階評価(「5」が最も高く、「1」が最も低い。) しています。

文学度

→ いわゆる文学として優れているかという点です。但し、判断は「そんざー」の個人的な
  ものですので、あてにならないと考えて下さい。

政治度

→ 中国の政治背景を知るうえで有益か否か、という視点からのポイントです。

ビジネス度

→ 中国でのビジネスを知るうえで有益か否か、という視点からのポイントです。

文化度

→ 現代中国の文化や生活を理解するうえで有益か否か、という視点からのポイントです。

ストーリー性

→ 小説としてのストーリー性・読み応えという視点からのポイントです。

コミカル度

→ 内容のコミカル度という視点からのポイントです。


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 絶対に必見の作品  
 文学性の高い作品  
 文化大革命や天安門事件を背景にした作品  
 日中関係を考えさせられる作品  
   
 私が読んだ中国現代小説リスト  

 私が読んだ中国現代小説作品 

作者 作品名 出版社 初版 総合
評価
項 目 評 価 備    考
文学
政治
ビジネス 文化
ストーリー性 コミカル度
張戎 ワイルドスワン
・下)
講談社 93年 S  文化大革命時代の知識階層の苦悩と悲劇を描いた傑作。中国にも、文化大革命を知らない若者も増えてきましたが、こういう悲惨な時代があったからこそ、今の中国があると思います。(文庫本あり)
山崎豊子 大地の子
・中・下)
文芸春秋 91年 二つの祖国の間で揺れる中国残留孤児の心を描いた傑作。NHKテレビでの放映で有名だが、ぜひ原作も読んでみたい作品。(文庫本あり)
横光利一 上海 岩波文庫 56年 舞台は1925年。欧米列強や日本に支配されつつある中で、在留邦人を主人公に、排日、排英の動きが日増しに高まる上海を描いている。
谷崎
潤一郎
上海交遊記 みすず
書房
04年 S 5 3 2 5 5 1 谷崎潤一郎は大の中国好きとして知られていますが、中国旅行での紀行文や旅行後に書かれた小説などが収められた一冊です。「上海交遊記」「蘇州紀行」「西湖の月」や「鶴唳」など秀作が多い。
作田和幸 小説
ハルピン物語
文芸社 00年 日本が無条件降伏した1945年、ハルピンを舞台に、消えたロシア皇帝の財宝を巡る露・中の争いや日系人の悲惨な生活などを、それに巻き込まれた日本少年を中心に描いている。中国共産党が人民に支持されていく背景もよく描かれている。
佐藤正明 望郷と訣別を 文芸春秋 97年 華南地区で大成功を収めた日本人ビジネスマンをモデルにした小説。ちょうど私が香港で仕事をしている頃の時代背景がよく描かれていて、この小説を読んでいると当時が思い起こされます。
春江一也 上海クライシス 集英社
インター
ナショナル
07年 A 4 5 4 4 5 1 2005年に発覚した上海日本総領事館員自殺事件を素材に、ウイグル人兄妹と日本人外交官を中心に、現代中国の政治的混乱を描いた作品。作者は元外交官だけに、国際政治情勢がよく描けている。
買平凹 廃都(・下) 中央公論 93年 S
中国の都市の文化人の苦悩を描いた作品。
中国社会の難しさを知ることができる。
大胆な性描写で中国では発禁本。
買平凹 土門 中央公論 96年 都市化されようとしている農村を舞台に人々の揺れ動く心を描いた小説。市場経済化の急速な進展のもとでの人々の葛藤が読みどころ。
陳放 天怒(・下) リベロ 政府高官の汚職をテーマにした作品。中国では地下刊行物として百万部売れた。
虹影 裏切りの夏 青山出版 92年 天安門事件を体験した作者の事件直後の苛烈な数週間を描いた問題作。当時の若者の問題意識がよく分かる小説です。「飢餓の娘」とセットで読みたい本。
虹影 飢餓の娘 集英社 97年 S 5 4 2 4 5 1 重慶のスラム街から這い上がる一人の少女の闘いを描いた自伝的小説。少女の心の成長がよく描写されている。ストーリー性も素晴らしく感動的。
王朔 北京無頼 学研 87年 北京の若者の生態や心理を軽妙なタッチで描いた小説。気楽に読める作品。
谷崎光 中国
てなもんや商社
文芸春秋 96年 中国貿易商社に勤めたOLの、中国との格闘を
ユーモラスに描いた作品。
格非 時間を渡る
鳥たち
新潮社 97年 現代中国人の心の内面を描きだしている。
高い文学性を感じさせる短編集。
雁翼 長江は
知っている
集英社 98年 文革時代の自身の体験をもとに、本当の自由を
勝ち取るまでを描いた作品。
沈〔丹彡〕 革命寸前 草思社 92年 天安門事件の学生リーダーの半生を描いた作品。
天安門事件の背景などを実感できる。
瓊瑶 恋恋神話 早稲田出版 96年 B 台湾の流行作家による恋愛小説。
ストーリー性抜群の内容。
莫言 豊乳肥臀 平凡社 95年 S 日本統治の時代から現代までの農村の変化を描いた問題作。政治体制の変化に翻弄される人々の生活に焦点を当てている。中国では禁書。
莫言 転生夢現 中央公論新社 06年 S 莫言の新作。中華人民共和国の成立から文化大革命を経て現代に至るまでの農村の姿を、元地主から転生したロバ、牛、豚、犬、猿の目を通して、赤裸々に描く問題作。
馬波 老鬼
わが青春の
文化大革命
集英社 96年 文革時代に反革命の容疑から差別を受けた学生を主人公にした小説。内モンゴルが舞台。
「ワイルド・スワン」に匹敵する感動の作品。
遅子建 満洲国物語 河出書房新社 03年 中国人から見た満州国の話。
日本の侵略により中国人が悲惨な生活を強いられていく様子を描いている衝撃作。
加藤幸子 長江 新潮社 01年 A 5 4 3 5 4 1 幼少時代を第二次大戦後の中国で暮らした日本人と、同時期、すなわち、文革時代を生き抜いた中国人との心のふれあいを描いた傑作。
鄭念 上海の
長い夜
原書房 88年 S 5 5 3 5 5 1 元国民党政府外交官の未亡人が書いた文革時代の実体験。文革が当時の中国人に残した精神的な傷跡を赤裸々に描いています。「ワイルドスワン並みに迫力ある展開です。
張 平 十面埋伏 新風舎 99年 1 2000年のベストセラー大賞等中国三大文学賞受賞作品。 急速な市場経済化の裏ではびこる汚職や黒社会との癒着とこれに立ち向かう公安たちを描く。
李佩甫 羊の門 勉誠出版 03年 5 4 2 5 5 1 中国人とはどういう人間なのかということをつくづく考えさせられた本。平原の貧村を舞台に、中国の政治・ビジネスが動くメカニズムを描いている。
馬 建 レッドダスト 集英社 03年 舞台は、文化大革命が終わりケ小平の改革・解放政策が始まった頃である。自由とは何か、愛とは何かを問う問題作。当初中国では発禁本。
陳丹燕 上海メモラビリア 草思社 03年 上海の街、とりわけ、フランス租界のエリアの街並み、人々や生活をテーマにしたエッセイ集。この本を読むと、上海の人々を分かったような気がしてくる。
阿(土龍) 南京慟哭 五月書房 94年 日本による南京大虐殺をテーマとした半ドキュメンタリータッチの小説。日本軍による虐殺の描写はそれほど多くないが、侵略を受けた中国人の気持ちがよく表現されている。
水木楊 北京炎上 文芸春秋 07年 B 2015年の中国。様々な矛盾、汚職、貧富の拡大などで共産主義社会が崩壊していく。そんな革命の様子を日本人記者の目から描くサスペンス小説。
陳舜臣 北京の旅 たちばな
出版
78年 これは小説ではなくエッセイです。北京の見所を歴史的な背景や文化的な背景をふまえて紹介しています。陳舜臣ならではの、ウンチクが感じられます。30年以上前の作品ですが、大変参考になる作品です。
田中奈美 北京陳情村 小学館 09年 これは、小説ではなく、ルポルタージュです。中国の政治の歪みが凝縮していると言われる陳情村の出来事を、紹介している貴重な作品です。
海 岩 五星大飯店
Five Star Hotel
講談社 09年 NHKで2008年に放映されたドラマの原作。五つ星ホテルを舞台に、現代中国のバブル経済や拝金主義を鋭く描いたサスペンス小説です。実際にありそうな話で興味深く読めます。純粋すぎる若者たちと腐敗した年配者たちの対比も面白い。
アイリーン ライ 白いスイトピー 論創社 95年 S 3 2 3 4 5 1 香港の小説。香港の新聞「星島日報」に連載された小説を単行本化したもの。スチュワーデスが引退した香港スターとの不倫小説だが、これに遺産相続の話が加わり、ストーリーは意外な結末を迎える。
福田靖 上海タイフーン 講談社 08年 NHKでドラマ化された作品の原作。退職や失恋などで行き場を失った一人の30代の女性が、文化・習慣の異なる上海で、中国のビジネスの厳しさの洗礼を受けつつ、成功と幸せを手にするまでを描いた作品。
茅野裕城子 西安の柘榴
(せいあんの
ざくろ)
集英社 04年 作者はモデル・女優等を経て92年に中国留学し、以来、中国をベースにした作品を発表している。この本は短編集で、特に、「オリーブのために」あたりの心情は同感だ。近年の中国の急速な発展と国や人心の歪みがよく描かれている。
茅野裕城子 韓素音の月
(ハンスーインの月)
集英社 96年 第19回すばる文学賞受賞作で茅野裕城子さんの代表作。ハンスーインは映画「慕情」の原作者。北京を舞台に、日本人女性と中国人男性の、性の相性は良いが言葉が通じない恋人の不思議な恋の物語。
鉄凝 大浴女―
水浴する女たち
中央公論新社 04年 S 末妹の死の残像に苛まれつつ、恋愛遍歴を重ねる主人公、中国から米国に渡りアイデンティティを見失うその妹、私生児の境遇から美貌を武器にのしあがろうとする友人など、女性の成長を通して、文化大革命以降の中国人の生活・文化や価値観の変化等をよく描いています。
余 華 兄弟 文藝春秋 08年 文革編と解放経済編とから構成されている。文革については文化人の立場から描いた作品は多いが、この作品では貧農の立場から悲劇が描かれている。解放経済編では、若干誇張されているものの、ありそうな話で、ビジネスマンは必見。中国人の原点が見える気がする作品。
財部鳥子 天府 冥府 講談社 05年 満州からの引揚げを経験している作者が、中国黒龍江省の佳木斯(ジャムス)を舞台に描いた作品。軍人から経営者、そして、引揚団の団長である作者の父を中心に、日本人が旧満州で味わった天国と地獄を、少女の日常生活の視点から描いている。
莫言 至福のとき―
莫言中短編集
平凡社 02年 「至福のとき」、「宝の地図」や「沈園」など、莫言の中短編小説5作品をおさめた一冊です。莫言は中国の体制変化と農民の生活というものを描くと天下一品ですが、「至福のとき」も庶民の生活・価値観・道徳観というものを見事に描いています。
大城立裕 朝、上海に
立ちつくす
小説東亜同文
書院
中公文庫 83年 A 4 5 2 4 4 2 東亜同文書院大学は、「日中共存共栄」の架け橋となるべく、上海に設立された日本の大学。その後、日中戦争に巻き込まれる中、国籍の異なる学友たちの人生が翻弄されていく。同文書院が歴史に果した役割は何であったのか…。日中戦争時の若者の心理を描く傑作。
張愛玲 傾城の恋 平凡社 95年 4 3 5 5 3 張愛玲は清末の政治家、李鴻章の曾孫。この本には、清末から日中戦争の時代にかけての、名家の女たちを主人公にした3作品が収められている。時代の変化のなかで翻弄される女心が描かれている。「傾城の恋」は香港で大流行したラブロマンスの作品。
清岡
卓行
アカシヤの大連 講談社 60年 5 4 2 4 3 1 清岡卓行が生まれ育った大連は、そのアカシアの香りとともに、彼の美しい記憶の中にある。戦中・戦後の大連を舞台に、多感な青年の心の変化を描く文学作品。エンディングが希望に満ちているところに、作者の大連に対する愛情が見える。
山崎
洋子
炎精
(かげろう)
毎日新聞社 02年 S 4 4 3 4 5 2 租界時代の上海を舞台にした小説。娼婦の娘として生まれた主人公は、満州国建国後の権力者の様々な思惑の中で翻弄されながらも逞しく生きていく。的確な時代考証をふまえたストリー性の強い作品で、手に汗を握る展開は一読の価値がある。
山崎
洋子
魔都上海
オリエンタル・トパーズ
 
 集英社 93年 4 4 3 4 5 1  昭和13年という第二次上海事変直後の上海を舞台に、上海に渡った二人の日本人女性の数奇な運命と友情を、当時の政治状況を背景に描いた力作。この作品では、当時の上海がどのような街であったのかがよく描写されています。ストーリー性が強いサスペンス小説です。
小泉譲  顔のない城〈上〉―上海物語1930年上海 批評者 94年 S 4 5 4 4  5 1 1930年頃の上海を舞台に、中国人民の開放に魂を捧げた日本人青年の姿を描いた力作。その後、日本で事件を起こしたゾルゲ、尾崎、スメドレー達との関わりや中国人活動家・資本家との親交なども描かれている。満鉄調査部に勤務していた作者ならではの的確な時代考証は、当時の政情を考えるとき、大変参考になる。
小泉譲  評伝 魯迅と内山完造 五月書房   89年  4  5 4  1 日中戦争のさなかに国民党から指名手配された魯迅を友人として守り続けたのが、上海内山書店の内山完造です。この作品は小説ではなく、魯迅と完造の友情・連帯を記した伝記です。内山完造が実践した日中友好運動の原点があり、日中関係が芳しくない現代だからこそ、中国でビジネスをする者にとって教えられるものが多い作品です。
六六 上海、かたつむりの家
原作名「蝸居」
プレジ
デント社 
12年 S 4 5 5 5 3 今、中国では貧富の拡大、土地の高騰、住宅問題、官僚の汚職、不倫・愛人問題、ローン地獄など、日本が10年以上かけて経験した時代を一度に通過し、社会にひずみが出てきています。そうした現代の上海に住む男女4人を中心とした物語で、北京でTVドラマ化され大人気を博したものの、あまりにも現実を描いているためか、上海では途中打ち切り、その他の都市では放映されなくなってしまいました。
今の中国社会の根深い問題が分かる問題作です。
梶村
啓二
使者と果実 日本経済新聞
出版社 
13年 5 3 2 2 5 1 日経小説大賞受賞を受賞したデビュー作「野いばら」と同様、純粋な愛をテーマにした作品。第二次大戦前夜のハルピンで芽生えた許されない愛の物語が、ハルピン、ベルリン、ブエノスアイレスと舞台を変えながら展開されていく。チェロが奏でるグラナドスの「ゴイエスカス」を伴奏に、物語はドラマティックに結末を迎える。結局、この許されない愛が成就したのか否かは読者の想像に任されているところが心憎い。
楊逸 獅子頭
(シーズトォ)
朝日新聞出版 11年 B 4 3 2 3 3 3 楊逸(ヤンイー)と言えば2008年の芥川賞受賞作家、しかも、作品名の獅子頭は私の大好きな中華料理ということで、読む前の期待が大きすぎたせいか、読み終わった感想としては平凡な作品だったという印象だ。
「獅子頭」が評判になって日本の中華料理店で働くようになった主人公が、中日文化の違いに悩む話なのだが、日本の妻と大連に置いてきた妻との選択問題ばかりに焦点が当たり、日中の文化差が見えてこない。中華料理についての知識も中途半端であり、平板な内容に終始している。
余 華 活きる 角川
書店
02年 S 5 4 4 5 5 2 作者のあとがきによれば、「活きる」とは「生き残る」ことではなく「生き続けること」であり、言い換えれば「自分の人生を実感する」ことだという。この小説の主人公は地主の息子として生まれ、放蕩の挙句に貧農に身を落とし、家族を次々と失うなど、決して恵まれた人生とは言えない。しかし、生き続けることが楽しいことなのだと我々に教えてくれる。国家や文化等を超えて読む者に感動を与えるのは、それが人間の普遍性だからなのかもしれない。
1994年に張芸謀(ジャン・イーモウ)監督により映画化され、カンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した作品。
余 華 血を売る男 河出書房新社 13年 S 5 4 3 5 5 4  時代は20世紀後半、中国の大躍進や文化大革命といった大きな社会変化のなかで、貧しい一家を支えるため、売血で金を稼ぎながら家族の平和を実現していく物語。登場する人物が個性豊かに描かれており、たくましさ、優しさ、愛情や憎しみ、そしてこの時代の中国庶民の価値観や道徳観が赤裸々に描かれている。緊張感のある時代の涙なくしては聞けないような話なのだが、主人公やその妻の性格や行動のユーモラスさに思わず笑い転げてしまう。余華の傑作。
劉 剛 天安門の
パンドラ
扶桑社  10年 S 3 5 3 4 5 1  作者は六四天安門事件を主導し指名手配された21人に名を連ねた元学生リーダー。天安門事件後留置された秦城監獄で鉄血の男とも呼ばれ、出獄後アメリカへ亡命した。天安門事件の当日の出来事よりも事件前夜の報道されていない動きが克明に描かれたドキュメンタリー小説である。作者自身は一部にフィクションが入っていると言っているが、どこまでが真実なのかは読者の判断である。
楊 逸 時が滲む朝  文春文庫  11年 S 4 5 3 3 3 2  第139回芥川賞受賞作品。中国の田舎出身の純粋な大学生が民主化運動に加わり六四天安門事件で挫折するまでとその後の人生を描いた作品。愛国とは何か、人生とは何かを問いかける作品である一方、思想的に身動きの取れない現代中国人の悩みと迷いが理解できる作品ともいえる。
作者 作品名 出版社 初版 総合
評価
項 目 評 価 備    考
文学
政治
ビジネス 文化
ストーリー性 コミカル度

評価基準

  トップページ     絶対に必見の作品
 文学性の高い作品   文化大革命や天安門事件を背景にした作品   日中関係を考えさせられる作品 
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