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諸葛八卦村−民居(四十八代宗主との対面)

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 鍾池の周りに来ると、大公堂の「武」「忠」という字が目立ちます。鍾池の周りには、大公堂以外、住宅しか建っていないからです。
 大公堂の左側には、民居と呼ばれる場所があって、いわゆる徽式(現在の安徽省あたりで多い様式)の建物の内部を見ることができます。徽式建物は、白壁と灰色の瓦、そして、小さい窓が特長です。
 その民居と呼ばれる場所では、第48代の宗主である諸葛高嵩氏が自筆の書や扇子などを販売しています。ぜひ、立ち寄ってみてください。


 古民居という看板が出ています。
 この地域は、夏が暑く、冬は寒い。また、雨や曇りの日が多い気候です。そこで、この辺りの家では、通気性に優れ、厚さ、寒さを防ぐことができる構造が求められます。そうした中で出てきたのが、徽式建物というもので、窓が小さく、天井が高い構造となっています。私は暑い時期に行ったのですが、エアコンも入れていないのに、徽式建物に入ると確かに涼しいのです。天井が高く、窓が小さいから暑くならないのでしょう。
 だけど、冬は暖かいのでしょうか?




 大公堂に向かって左側の道を挟んだところに、古民居があります。
 写真のにこやかなおじさんが諸葛高嵩氏で、諸葛孔明の子孫とこうして直接話をする機会が持てたなんてことは、ちょっと信じられません。しかも、諸葛高嵩氏は浙江諸葛一族の第48代宗主なのです。あの諸葛孔明の血が流れている人の中でも、正真正銘の本家本筋の人なのです。
 この日はあいにくの天気だったので、他の観光客もなく、私は15分くらいいろいろと話をしたりさせていただきました。私は日本から来たことなどを伝えると、大変喜んでいただき、親しくお話をしていただきました。


 ここで販売されているものは、すべて諸葛高嵩氏の作です。建物に福の字が大きく書かれていたこともあり、一番人気は「福の扇」だそうです。それ以外にも、「出師表」や「誡子書」など諸葛孔明の有名な作品も、諸葛高嵩氏が書き写し、末尾に「諸葛高嵩書」と記した上で、販売されています。
 因みに、「福の扇」は25元、「誡子書」(福の扇の奥の横長の書)が30元でした。まさに、明朗会計です。


 諸葛八卦村は観光客がひっきりなしに来るようなところではないので、諸葛高嵩氏は、いつもは、古民居の中でこうして黙々と作品を書いていらっしゃるそうです。なかなかの達筆で、我が家には、いくつも彼の作品が飾ってあります。




 彼の作品の一覧です。その場で何かを書いてもらうことも可能です。
 この写真を見ると、徽式建物の天井の高さを少し感じてくれるでしょうか。


 建物の中に書いてある福の字です。
 この写真は2回目の訪問のときに撮ったもので、天候は晴れ、暑い日でした。窓から差し込む陽の光がきれいです。
 ホームページには載せていませんが、諸葛高嵩氏とともに、彼の作である「福」の字の扇子を持ってツーショットの写真を撮らせていただきました。


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