アジア写真帳>アジア写真帳(タイ)>ワット・プラケオと王宮
ワット・プラケオ |
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バンコクで一番の観光スポットといえば、ここワット・プラケオと王宮です。王宮の敷地内にあるワット・プラケオは、別名エメラルド寺院の名前でも知られる観光スポットです。バンコク観光での一番のスポットと言って良いでしょう。 エメラルド寺院の名の由来にもなっているエメラルド・ブッダ(エメラルド仏)は写真が撮れないので、建物などを中心にワット・プラケオを紹介していきましょう。上の写真はプラサートプラテッビドンと呼ばれる建物で、もともとはエメラルドブッダを安置する予定で建立された建物ですが、各種の仏教行事を行うには手狭だということで、エメラルドブッダは今の本堂に安置されています。華やかさという点では、この建物のほうが華やかですね。 |
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ところで、ここ王宮やエメラルド寺院のあるエリアには、BTSのサパーン・タクシン駅からチャオプラヤ・エクスプレスと呼ばれる乗合ボートに乗っていくのが、最も速くて快適だし、また、バンコクらしさを味わえます。 チャオプラヤ・エクスプレスのターチャン駅で舟を降りて、5分ちょっと歩けば、ワット・プラケオと王宮のエリアの入口に着きます。ターチャンからの風景も、タイらしくて私は好きです。駅前の食堂街を通ってワットプラケオまでの様子もチャオプラヤ・エクスプレスのページに載せてあります。 |
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エントランスを入ってすぐのところにある銅像です。どうやら王族の人ではなく、薬を調合する仙人の像(ルーシー像)のようです。なぜここにあるのか、よく分かりませんが、タイ人らしい微笑のあるとても素晴らしい銅像です。 |
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上の銅像の横を抜けてすぐに、上の写真のようなきらびやかなワット・プラケオの世界が広がります。バンコクの明るい太陽を受けて、金色の建物がまばゆいばかりに光ります。ここワットプラケオ(エメラルド寺院)の建築は、アユタヤ王朝時代の様式を採り入れているとのことです。 |
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金色の仏塔、プラ・スィー・ラタナ・チェディ。晴れている日には、まばゆいばかりに輝きます。その荘厳な輝きには、世界各地から集まる観光客から驚嘆の声が上がります。アユタヤにあるワット・プラ・スィー・サンペットを模して建立されたといわれています。 色、形ともに、文句のつけようのない美しい仏塔です。 |
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こちらの仏塔には、周りを人間のような像が囲んでいて、建物を支えているような雰囲気に見えます。近づいてみましょう。 |
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金色の仏塔の台座を支えているのは半人半獣像で、神話に出てくる神です。一つ一つの(一人一人の)半人半獣それぞれが異なった表情をしています。 |
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神話の神々が仏塔の周りを守るように配置されていますが、この金色の半人半鳥像もまた、インドの神話に登場する神様で、キンナリーといいます。キンナリーは光り輝く色ばかりでなく、その曲線美やポーズも魅力的です。 |
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金色の仏塔ばかりでなく、建物も美しく、また荘厳に装飾されていて、その豪華さに圧倒されます。 |
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近づいてみると良く分かりますが、建物に様々な装飾が貼り付けられているのが分かります。大変な手間をかけて装飾されていることが分かりますが、こんなところにタイの人々の仏教に対する敬虔な心が見える気がします。 |
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ワット・プラケオを取り囲む回廊には、6つの門があります。この門の前に立っている像は、「ラマキエン」に登場する鬼で、人肉を好物としているとされています。 しかし、大きい像です。 |
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象もタイには欠かせません。戦いともなると、象にまたがった兵士たちが勇ましく出陣します。 ところで、タイの土産といえば、代表的なものがジム・トンプソンのシルクもの。ジム・トンプソンは、物もいいし安いしで、私も大好きです。ジム・トンプソンを買うなら、やっぱり、象の絵の入ったものが好きですね。 |
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というわけで、象の像をアップしてみました。ジム・トンプソンの図柄と同じくらいかわいらしいですね。 |
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階段に作られた蛇神ナーガです。蛇神ナーガはインド神話に出てくる蛇の精霊で、頭は5匹の蛇を操る人間で下半身がコブラという姿をしていて、怒ると旱魃に、なだめられると雨を降らすという天気を操る神様で、その姿は吉兆を示すとされています。 |
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蛇神ナーガの頭の部分です。確かに、蛇を操る人間の顔が五つついています。 |
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これは、建物の周りにある装飾です。見事な装飾ですね。ここにも美しい仏像が彫られていて、仏教国タイらしい装飾になっています。 |
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建物の前に屹立する衛兵も半人半獣です。この建物は仏教の経典などが収められているものです。 |
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半人半獣をアップしてみました。彼らは仏教を守るため、当時の武器を持って建物への不法侵入を防いでいるのです。 |
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本堂の裏にあるアンコール・ワットの模型。かなり精巧に真似られています。 そもそも、シャム王国の支配下にクメール王国があった頃、ラマ4世がアンコールワットを訪れ、その素晴らしさに感動して模型の建設を命じたとされています。 |
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それにしても、かなり細かく精緻に作られている模型です。アンコールワットの荘厳さが何となく伝わってきます。実際のアンコールワットに比較すると、回廊の間隔が狭く作られてはいるものの、建物構造的にはかなり細かな部分まで再現して作られている模型です。 せっかくですから、ワット・プラケオ見学の際は、見落とさずにチェックしておきたいところです。 |
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いよいよエメラルドブッダ(エメラルド仏)を見てみましょう。 エメラルドブッダのある本堂には、靴を脱いで入ります。残念ながらエメラルドブッダ(エメラルド仏)を含め本堂内では写真を撮ることはできませんが、本堂内は荘厳な雰囲気で、しばらくエメラルドブッダやその他の仏像に目をやっていると、俗世間を忘れるような気がします。周りのタイ人の観光客に倣って礼拝をしていると、心が洗われるような気がしてくるのは、やはりエメラルドブッダの魔力なのでしょうか。 上の写真はエメラルドブッダ(エメラルド仏)が安置されている建物です。 |
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エメラルドブッダは幅48cm,高さ66cmの意外と小さい仏像で、エメラルド色をしています。翡翠でできているようです。 15世紀に作られた仏像らしいのですが、戦勝品としてタイやラオス一帯の国々を転々としていて、18世紀後半にタクシン王によってバンコクに持ち込まれたとされています。その際に、この貴重なエメラルドブッダを安置するために、この立派な本堂が建築されたそうです。 |
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本堂の入口で礼拝するタイの人々です。 本堂内は残念ながら写真を撮影することは出来ません。本堂の中も素晴らしい絵画が施されていますが、礼拝しているタイ人も多いことですから、写真を撮ることはやめましょう。 |
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ワット・プラケオを取り囲む回廊には、インド叙事詩「ラマヤナ」のタイ語バージョンである「ラマキエン」を題材にした絵画が描かれています。「ラマキエン」は、ラマ王と阿修羅王との戦いを描いた物語だといわれています。 色鮮やかで構成力のある絵画で、見ていると、時間が経つのを忘れてしまいます。 |
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もう一度、回廊の前に立つ鬼です。私の仲間の間では、赤鬼、青鬼などと呼んでいますが、本当は別の名前があるのでしょう。 このワット・プラケオ(エメラルド寺院)と王宮とは、セットの入場券になっていて、料金も決して安くはないのですが、見所が一杯です。これから、ワット・プラ・ケオの隣にある王宮で、チャクリー宮殿やドゥシット宮殿などを見ていきましょう。 |
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王宮(チャクリー宮殿など) |
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ワット・プラケオの隣には、いわゆる「王宮」といわれている一帯があります。 この建物は、その中でもひときわ異彩を放つ建物で、チャクリー宮殿といわれています。西洋のルネッサンス方式とタイの伝統的な建築様式が合わさったこの建物は、19世紀末の完成です。もともとは、ルネッサンス方式での建築を計画していたところ、建築中にタイ様式も取り入れることになったため、壁・窓などはルネッサンス様式、屋根や尖塔がタイ様式になったということです。 |
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王宮で最も古い建物が上の写真のデュシット宮殿で、正しくはドゥシットマハープラサート宮殿と言います。現在の建物は火災のため18世紀末に再建されたものです。 王族の葬儀即位記念日の式典が行われるのはここドゥシット宮殿で、中には玉座や寝台などが置かれています。 |
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別の角度から見たデュシット宮殿です。 デュシット宮殿は白い外壁に緑・黄・赤の鮮やかな屋根が印象的な建物です。幾層にも重なる屋根の形状は神々が宿る聖なる山を模しているされ、その形状と色彩は、今の時代でも十分に魅力を感じさせてくれます。思わずシャッターを切りたくなる美しい建物です。 |
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デュシット宮殿の入口横に立つ兵士の像。 何となく中国的です。 |
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たまたま衛兵の交代の時間になりました。王宮には何度も来ているのですが、衛兵の交代に遭遇したのは今回が初めてです。ロンドンのバッキンガム宮殿とは違って、タイの王宮の衛兵交替式はそんなに人気がある行事ではないようです。が、やはりなかなか見れない衛兵交替が見れたことは、嬉しいですね。 |
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衛兵交替の列がチャクリー宮殿の前まで来ました。 チャクリー宮殿での入口にはいつも衛兵が屹立していて、ロンドンにあるバッキンガム宮殿の衛兵と同様に身動き一つしません。衛兵の横に立って記念写真も撮れますよ。 |
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王宮を出て、朝入ってきた入口の参道から、ワット・プラケオ方面を見たところです。 ワット・プラケオと王宮を初めて見たのは、もう20年以上も前になります。既に10回以上は来ていることになります。その間、バンコクの街は大きく変貌したのですが、ワット・プラ・ケオや王宮はその姿を殆ど変えていません。 でも、またバンコクに来たら、十数回目の見学をしてしまうのでしょうね。ここは何度見ても、その美しさや荘厳さに感動を覚えるからです。 |
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アジア写真帳(タイ) |
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