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アジア写真帳（タイ）−バンコクのスカイトレイン（ＢＴＳ）

アジア写真帳（タイ）

1999年末に運転を開始したスカイトレイン（ＢＴＳ）は、バンコクの短期旅行者にとって、まさに画期的な乗り物です。バブルの時期に比べ、幾分か混雑は緩和されてきたとはいえ、バンコクの交通渋滞は相変らず深刻な状況なのですが、そんな道路混雑をものともせず走ってくれるのが、このスカイトレイン（ＢＴＳ）です。 　速い！正確！清潔！と三拍子揃ってしまうと、まるでバンコクらしくない乗り物になってしまうのですが、時間のない短期旅行者にとっては、本当にありがたいんです。

BTSの駅は、どこも同じような作りです。改札は全自動で、乗客は自動販売機で切符を購入します。この切符の自動販売機はコインしか受け付けないので、紙幣しか持っていない場合は窓口で両替をしてもらいます。 　写真で、女の子達が３人立っている所が窓口で、右手手前が切符の自動販売機です。しかし、綺麗すぎるし、駅の中にはワトソンがあるしで、何か香港のＭＴＲ（地下鉄）を利用しているような錯覚に陥ってしまいます。この風景は、どう見ても私の心の中にあるバンコクとは違います。

BTSの駅にある路線図。黄緑の方がスクンビット線、青緑の方をシーロム線と呼びます。駅についている数字は「ゾーン」を示していて、ゾーン毎に価格が決められています。 　なお、路線図や各駅の周辺地図、ならびに運賃などについては、ＢＴＳのホームページで見ることが出来ます。英語で書いてありますから、何とか内容はわかるはずです。

BTSの駅にある切符の自動販売機。左の路線図を見ながら切符を買います。手順は次のとおりです。 　１．「ゾーン」を決める。ゾーンについては前のページで説明したとおりです。 　２．コインを入れる。紙幣しかない場合は、窓口で両替してくれます。 　３．切符を受け取ります。 　４．お釣りを受け取ります。 簡単ですね。紙幣が使える券売機だとベストなんですけどね。

BTSの切符です。香港と同じようですね。 　なお、BTSの切符は改札を出るときに回収されてしまいます。念のため。チケットを記念にとって起きたい人はツーリストチケットなどのデポジット式のチケットを購入してください。

BTS、スクンビット線の終点、モチット駅は、ウィークエンドマーケットのすぐ近くです。渋滞なしにウィークエンドマーケットまで行けるというのは画期的なことです。ウィークエンドマーケットまで、涼しい電車に乗って、時間に寸分の狂いもなく辿りつける、などということは、スカイトレインがない時代は考えられないことでした。いやあ、便利になったものです。 　さて、道路右手の歩道を人が行列をなして歩いていますが、彼らはウィークエンドに向かっているのです。この日もウィークエンドマーケットは大混雑でした。