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杭州で一つホテルを推薦してほしいといわれれば、ホテル代にお金をかけてもよいというならば、第一に、シャングリラホテル、そして、その次にこの索菲特(ソフィテル)西湖ホテルをすすめます。いずれのホテルも、西湖に面していて散策に便利ですし、ホテルサービスの完成度はかなり高いものがあります。さらに言えば、シャングリラホテルならレイクサイドの部屋、ソフィテルならスイートフロアの部屋は、これ以上ない贅沢さです。 シャングリラホテルに比較してソフィテルが良いという項目は、近くに西湖新天地ができたことと、この中華レストラン「湧金閣」の存在ではないでしょうか。杭州ではめったにこんな高級ホテルに泊まることはないのですが、たまたま縁があって、もう2年以上前になりますが、ソフィテルホテルに泊まった時に、湧金閣にも入ってみました。 湧金閣はホテルの6階に位置していて、西湖を眺めながら落ち着いて食事ができる雰囲気の良いレストランです。主として、杭州料理と広東料理をメインとしています。 この日、最初に注文したのは、白切鶏。庶民的な店でも置いてあるメニューなんですが、こういう雰囲気の店で食べると、違う料理みたいな感じです。旨かったです。 |
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この高級店、湧金閣でも、東坡肉(とんぽーろー)を食ってみたいということで注文したのですが、残念ながらメニューになく、代りに薦められたのは豚肉をよく煮込んだものを花捲(饅頭の一種で、中には何も入っていない)と一緒に食べる料理です。 トロトロになった豚肉を欲していた私にとっては、少しさっぱりし過ぎた味ですが、これを花捲と一緒に食べると、さらにサッパリして食べやすくなります。さすが、高級店。 東坡肉とは全くイメージが違ったものの、私も大満足、同行者も感激して食べていました。旨かったです。 |
次は、生煎包です。日本では焼き小籠包とも言われていますが、小籠包は薄い皮で作るのに対して、生煎包は厚い皮で作ります。蒸篭蒸しにする小籠包と違って、鉄板で蒸し焼きするため、皮が厚くないといけないのでしょう。生煎包は、上海の小吃(言い換えれば屋台料理みたいなものです。)の中で、最も人気のあるメニューで、「安くてもお腹を一杯にできる」庶民の料理です。そんなものがこの高級店にあるとは、嬉しいじゃありませんか。 さすがに、屋台よりは上品に焼けてますし、大体、横に蘭の花が添えられているのがすごいですね。見た目、合格です。そして、食べて感激。小籠包のように、旨い肉汁がたっぷり入っています。味も合格です。 |
仕上げは、やはり、またまた揚州炒飯です。 どうも、杭州に来ると、ワンパターンですね。と言うのも、杭州の焼きそばで旨いのに当たったことがないので、どうしても炒飯か白飯を注文してしまうのです。一方、揚州炒飯の本場ですから、どこで食べてもおいしいので、ついついワンパターンになってしまいます。 高級点の違いは具ですね。湧金閣の炒飯も具沢山で、もちろん、さらっと仕上がっていて、とっても旨い炒飯でした。 |
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