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杭州のラーメン−奎元館の片儿川と東坡肉 |
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杭州でおいしいラーメンを食べたくなったら、迷わず行くのが奎元館です。この日は午後のフライトで杭州を出発する日で12時までにはホテルをチェックアウトする必要があります。そこで、11時10分に杭州のラーメンでは最も名高い奎元館を訪れました。まだ11時10分だというのに、続々とお客さんが入っていきます。 私もこのお姉さんに続いて店に入ったのですが、1階は満席です。えっ、まだ11時過ぎですよ。 |
実はこちらが奎元館の正門です。奎元館は解放路と中山路の交差点にあって、私は中山路から来たものですから、一番上の写真の入口から入ったわけです。この正門は解放路側にあります。 空いている席がないか1階を横断したことになりますが、まさに満席で、しかも、席が空くのを待つ人があちこちに立っています。時間がない私としては1階は諦めて2階に行きましょう。 |
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で、せっかく二階に来たわけですから、ラーメンだけではちょっと失礼かななんて思ってしまって、東坡肉を注文してみました。二階の場合は普通の杭州料理レストランと同様にかなりバラエティに富んだメニューとなっています。因みにこの東坡肉は12元。飛び切り旨いというほどの東坡肉ではないですが、十分に及第点の出せる味付けです。じっくりと煮込んであって肉は柔らかく、味付けはさっぱりしています。これだって、日本で食ったらすごく高いだろうななんて思ってしまいます。 |
実は、東坡肉がひょっとしてかなり脂っこいかもしれないと思い、注文しておいたのが、この麻香野菜です。これはまさにあっさりした野菜です。ゴマが見えますが、味付けのベースは麻(麻婆豆腐の「麻」)です。すなわち、しびれる味ということで花椒とか八角の香りがします。 旨いです。 東坡肉が思っていたよりあっさり味でしたので注文する必要もなかったのですが、こんなに旨いのなら正解です。 |
そして、お待たせしました。片儿川の登場です。片儿川といえば杭州を代表するラーメンで、奎元館の片儿川といえば杭州一のラーメンなのです。タケノコ、雪菜(湖沼の水草で杭州名物の一つ)、干しエビなどが麺の上に乗っています。麺は太麺ですね。 |
麺が見づらいので下から上に上げてみました。ご覧の通りの太麺で腰もあまり強くありません。日本のうどんに近い感じですね。 でも、スープはしっかりと中華スープです。杭州では他に数箇所でラーメンを食べましたが、確かに奎元館の片儿川はおいしいとは思います。うーん、旨いんだけど、ちょっとパンチがないですね。胡椒でも入れてみましょう。 |
奎元館のかくテーブルに載っている調味料セットです。左の黒いのが酢、中央のガリ入れみたいなものにはラー油が入っています。そして、唐辛子でも入っていそうなひょうたん型の容器が胡椒入れです。白胡椒でした。この胡椒を入れると片儿川の味が引き締まりかなり美味しくなります。これは、私の好みですから、皆さんは皆さんの味付けで食べてみてください。 そして、中央奥の円筒型が箸入れです。南麺王という文字がここには見えますが、「江」の字が隠れていて、あわせると「江南麺王」と書いてあります。 |
この「江南麺王」という文字は店内のあちこちに書いてありますし、椅子の背にも彫ってあります。杭州にそして江南地方一帯に、奎元館のラーメンここにありと名を轟かせているだけあってさすがに旨いラーメン屋でした。 でも、私としては蘇州の同得興や朱鴻興麺館などで食べられる細麺の蘇州麺の方が好きですね。 |
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