アジア写真帳>アジア写真帳(タイ)>フアランポーン駅
バンコクの上野、ファランポーン駅はアユタヤへの出発点 |
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バンコクからアユタヤへ行く方法として最も簡単なのは、ロットゥーで行くことです。バンコクのBTS(スカイトレイン)の戦勝記念塔駅(VICTORY MONUMENT駅)近くから出ているので、これに乗れば1時間くらいでアユタヤーまで連れて行ってくれます。 それでは旅の風情がないので、私が使っているのはタイ国鉄です。バンコクのファランポーン駅から北線または東北線に乗れば、1時間半くらいでアユタヤ駅に着きます。タイ国鉄は本数も少ないし、また、アユタヤー駅はアユタヤーの遺跡からも離れているので不便なのですが、風情を楽しむだけです。因みに、アユタヤーからの帰りは、待たないし確実に座れますから、私もロットゥーやバスを使っています。 上の写真はタイ国鉄のファランポーン駅です。昔の東京上野駅みたいなものです。 |
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チケット売場でチケットを買いましょう。 チケットは当日でも買えますし、60日前から予約もできます。タイの国鉄は1等、2等、3等に分かれていますが、1等と2等はすべて指定席です。行き先、出発時間、乗車クラスなどを英語で言えば買うことができます。「アユタヤー、エキスプレス、何時何分、……」などと言えば、問題なく買えます。心配な人は予め英語で書いた紙を用意して見せてください。 タイ国鉄の時刻表は、タイ国鉄のホームページで予め確認してください。アユタヤーへは北線(NORTHERN LINE)と東北線(NORTHEASTERN LINE)の列車が通ります。両方の時刻表を見て計画を立ててください。 |
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分からないことがあれば、切符売場のすぐ近くにあるインフォメーション・カウンターで確認することもできます。ここも英語可能です。時刻表も置いてあります。 |
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アユタヤーに行くのにわざわざ国鉄を使うのも、私がファランポーン駅の雰囲気が好きだからなのかもしれません。ここに来ると、タイに来たなあという実感が沸くのです。駅の周りの屋台も好きですが、駅ナカも好きなのです。 上の写真はタイ国王の写真。いいですね、タイらしくて。 |
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管理人がおすすめする本
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駅ナカの商店街、飲食店街もいろいろあります。1階にダンキン・ドーナツ、2階にブラックキャニオン・コーヒーが見えます。ブラックキャニオン・コーヒーのアイスコーヒーはとても甘くて、それがとてもタイらしいので私は好きです。バンコクのあちこちに支店がありますが、ここファランポーンに来たら必ず一杯ご馳走になります。 |
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電車の中で鶏のから揚げを食べるのもいいでしょう。タイの鶏肉は旨いですし、ここのフライドチキンもおいしいですよ。飲み物を買って、フライドチキンを買って、旅の準備は万全です。 |
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アユタヤ方面に行く鉄道車両です。今日はこの列車に揺られてアユタヤーに行きます。ディーゼルですので、スピードは出ませんし列車の揺れも大きいしで、バスで行った方がスムーズなのですが、やはり列車の旅は楽しいものです。 |
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そして、1時間40分かかって、アユタヤー駅に到着です。のどかな田舎の駅です。この雰囲気がたまらなくいいですね。 |
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駅で列車を待つ人々。1時間に1本通るか通らないかというまばらな時刻表ですが、涼しい日陰でいつ来るとも知れない列車を待ちます。 |
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駅からアユタヤーの遺跡へ行くには、まず、アユタヤーの旧市街にあるチャオプロム市場を目指します。チャオプロム市場へは、アユタヤー駅から西に進み、パサック川を渡る必要があります。 奥に見えるのはアユタヤー駅。駅前の道をすすみます。道の両側には食べ物屋の屋台が並びます。 |
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これがパサック川です。パサック川は渡し船で渡ります。上の写真の道を歩いて5分くらいで渡し船乗場に着きますし、渡し舟は適当にお客さんが集まると出発しますので、時間はかかりません。むしろ、アユタヤー駅から渡し舟に乗ってアユタヤー市街のチャオプロム市場に行くまでの風情も、タイ旅行らしくて嬉しくなってしまうものです。 |
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ファランポーン駅からヤワラー(チャイナタウン)はすぐそば |
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せっかくファランポーン駅まで来たのなら、バンコクのチャイナタウン、ヤワラート(タイの発音だと「ヤワラー」になります。)まで足を延ばしてみましょう。ファランポーン駅からヤワラーの中心部までは歩いて20分くらい。ただ、バンコクは暑いので、タクシーやトゥクトゥクなどを利用してもよいでしょう。 ヤワラーの中心部には金行(華人は資産の目減りを防ぐため金で資産を保有したがります。)が軒を連ね、道路には屋台があふれます。バンコクの中でもその活気が最も感じられるのが、このヤワラーや ワンラン市場なのです。 |
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ヤワラーを歩くと、食いしん坊の私はどうしても食べ物屋台に目が行ってしまいます。勿論、食堂やレストランも沢山あります。上の写真はヤワラート通りにある人気の食堂。外に行列ができていました。麺類もあれば、 |
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日本人観光客ばかりでなく地元バンコクの人にも人気があるのがふかひれスープです。和盛豊(フアセンホン)や陳再裕(タンジャイユー)というレストランが、安くておいしいふかひれスープを食べさせてくれる店として有名です。バンコクの華人の半分以上が潮州人(潮州は広東省東北部に位置する都市です)です。潮州の中華料理は潮州料理と呼ばれ広東料理の一派ですが、素材の味を生かした高級料理として知られています。ですから、バンコクでの中華料理というと、どうしても潮州料理店が多く、その味もなかなかの水準なのです。 |
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上の写真は陳再裕(タンジャイユー)で食べたオースワン(下記の玉子とじ)です。潮州料理がバンコクで進化して現在のタイ料理が生まれたのだということが、このヤワラーで食事をしていると分かってくるのです。 ファランポーン駅まで来たら、ヤワラーまでぜひ足を延ばして、街の雰囲気とおいしい中華料理を味わいましょう。 |