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陽朔|アジア写真帳(桂林)

(2016年6月21日以来)

陽朔GUILIN


 陽朔は桂林観光の拠点

陽朔は漓江下りの終点

 桂林観光の際にどこのホテルを拠点に観光するかは、観光のスケジュールや快適性などを決定づける大切な要素です。日本初のツアーでは桂林市街のホテルを拠点に日程が組み立てられているケースがが多いのですが、私は陽朔を主たる拠点にし、好みに応じて興坪に宿泊すると桂林観光の内容が充実すると考えています。このページではそうした面から陽朔の街を紹介していきます。
 上の写真は漓江下りの終点で、陽朔での遊覧船下船場です。桂林観光のハイライトである漓江下りは桂林始発で陽朔終点ですから、桂林観光は桂林が拠点であるべきなどと考えるのは少し考え方が硬直的なのです。


  漓江下りで陽朔の街に着き街の中を歩いてみるとすぐに感じるのですが、この陽朔という街は一に観光、二に観光、三四がなくて、五に観光といった具合で、とにかく観光の街であることです。街のサイズもあまり大きくなく観光客にとって分かりやすいのも有り難いことですし、後で紹介するように陽朔を起点にするツアーはそれこそ無数に企画されています。


 さらに有り難いことは欧米人観光客が多いので、英語の通用度が桂林市街よりも高いことです。欧米人観光客は桂林観光の際に陽朔のホテルを拠点にする人が多いようで、街中でも本当に多くの欧米人を見かけます。ですから、特にレストランやバーにおいては、英語の通用度が高いのです。また、そうした欧米人観光客が多いこともあって、バーなどが桂林市街よりも遅い時間まで営業していたり欧米風に賑やかだったりすることも、日本人観光客にとっては嬉しいことです。


 但しこれだけはやむを得ないのですが、レストランの料理は陽朔においてもあまり期待できる水準ではありません。
 上の写真は有名な広西料理でビール魚(啤酒魚)という料理がです。陽朔名物だともいわれています。これは川魚をビールを入れた鍋で煮た料理です。魚をビールで煮るという調理法は新たな発見ではありますが、もしそれが美味しいのであれば中国全土にこの調理法が広がるはずです。美味しくないから他のエリアに、さらには他の国に広がらない。でも、美味しくない素材(魚)しか手に入らないからこんな調理法を用いる。ひょっとしたら桂林に観光に来た欧米人があまりにも料理が美味しくないので魚料理の鍋にビールを入れたのが始まりではないのか、なんて邪推をしたくなるようなそんな感じの料理なのです。
 このように広西料理は本当に美味しくないです。桂林で食べても陽朔で食べても、美味しくない料理は美味しくないのです。ですから、陽朔でもグルメだけは我慢をしなければなりません。

陽朔郊外の遇龍河
 
 さて、陽朔発のツアーということでは、迷ってしまうほど選択肢があります。街中の旅行代理店やホテルなどで、翌日のツアーに申し込むことができます。ネットなどでツアー情報を予め調べておくと良いと思います。
 上の写真は遇龍河といってWindowsの背景画面にも出てくる場所です。この日はあいにくの天気であまり綺麗に見えないかもしれませんが、晴れていれば素晴らしい景色になるスポットです。ここは筏遊びでも有名な場所です。

陽朔郊外の桃源郷(シャングリラ)
 
 また、上の写真は桃源郷(シャングリラ)というテーマパーク的なスポットです。その他、洞窟や岩場など様々な観光スポットが陽朔周辺には点在していて、それらを組み合わせたツアーが数多く企画されていますから、陽朔の旅行代理店やホテルなどで予約して参加すればよいのです。私は陽朔からの半日ツアーに参加しました。日本語ツアーは高いでしょうけど、英語ガイド付きツアーなら100元くらい払えば、当日でも様々なツアーに参加できます。
 ただ、英語ガイド付きツアーに参加してみたら、ツアー参加者のほとんどは中国人で、外人は私を含めて3人しかいませんでした。中国人観光客は集合時間を守らないので、30分くらい出発が遅れるのは日常茶飯事です。そうしたマナーの悪い中国人のツアーに入っても腹を立てない方にしかおすすめできませんが。



陽朔は観光客のための街


 陽朔は観光客にとって居心地の良い場所です。上の写真は西街という陽朔のメインストリートです。この西街には観光客向けのショップやレストランが集積していて、外国人にとって大変便利です。この西街を中心に街の構造を考えれば、道はわかりやすく迷子になりません。


 桂林の老舗のお菓子です。広西料理は美味しくないとけなした私ですが、このお菓子は普通に美味しいです。中国のお菓子というのは派手さはないですが、ほのぼのとした味です。ぜひ地元の味を味わってください。

 

 こちらは中国茶の中でも高級な普洱茶の餅茶を扱っているお茶屋さんです。地図をよく見ると桂林から山を越していくと雲南省に入りますが、普洱茶の本場である普洱市も桂林からそれほど遠いわけではありません。そういう意味では準本場です。
 普洱茶の餅茶というのは普洱茶の葉を固めて餅状にして販売しているもので、古いものほど価値が高くビンテージものですと、一枚で日本円100万円を超えるものもよく見かけます。同じ餅茶でも安いものですと日本円3,000円くらいからあります。餅状の茶葉を刃物で崩してお茶を淹れます。実演もしてくれるでしょうから、本場の普洱餅茶に挑戦するのも良いでしょう。


  欧米人観光客が喜びそうなシルク製品もあります。シルク製品はピンからキリまでありますので、シルクの良し悪しを間違いなく判断できるという人以外は、できるだけ老舗の安心できそうな店で買った方が良いと思います。因みに上の写真は某露天商のものですから、品質は最悪でした。

 
 フルーツ屋さんも街のあちこちで見かけます。日本ではあまり手に入らないようなフルーツも売られていますから、ホテルに持ち帰って食べるのも良いでしょう。私は毎日のようにフルーツをホテルに持ち帰って食べる癖がついてしまいました。

 こんな具合に陽朔の街を歩いていると、あちこちの店で寄り道してしまうものですから、すぐに時間がたってしまいます。こうしたことも観光客にとって居心地の良い街の証なのだと思います。旅行の時には夜もワイワイ騒ぎたいという人には特に陽朔のホテルはおすすめです。一方、夜はたまには早く寝てむしろ静かな漓江の雰囲気を楽しみたいという人には興坪のホテルがおすすめです。いずれにしても、桂林市街のホテルは観光スポットへの距離が遠くて旅行の日程が制約を受けてしまうのであまりおすすめできないのです。

高鉄(中国新幹線)陽朔駅

 最後に高鉄(新幹線)の陽朔駅について紹介します。2016年1月に広東省広州と桂林とを結ぶ新しい新幹線(高鉄)ルートが開通し、同時に新幹線の陽朔駅(高鉄陽朔駅)も完成しました。この高鉄陽朔駅は名前は陽朔駅となっているものの、陽朔の街よりも興坪に近い場所にあります。
 高鉄陽朔駅へは乗合バスで、興坪古鎮からなら20分程度、陽朔バスステーションからなら40分くらいで到着します。この高鉄駅を使うと乗合バスを利用するのに比べて、桂林から興坪や陽朔への移動は楽になります。

 また、陽朔や桂林を通る高鉄(新幹線)は広東省広州と2時間半強で結ばれているので、日本から桂林や陽朔に旅行に来るときも、フライトの乗り継ぎなしに、広州まで直行便で来て新幹線に乗り継ぐということも可能になったのです。このように、中国新幹線(高鉄)の開通は桂林観光のアクセスを画期的に変革するものなのです。




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遇龍河(陽朔から現地ツアー)
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興坪とその周辺
興坪の朝の鵜飼い(水墨画の風景)
 黄布倒影(人民元20元札)
 興坪古鎮
筏に乗って興坪漁村へ
高鉄陽朔駅(中国新幹線で桂林へ)
 桂林のグルメ
本場の桂林米粉
おすすめレストラン、椿記焼鵝
桂林は広西料理の本場

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