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ホーチミンシティ−コムタムの人気店、コムタム・モック

  
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 ホーチミンシティのサイゴン大教会。フランス統治の1880年に建設された建物で、左右対称の尖塔が印象的なゴシック様式の建物です。ここから統一会堂(旧大統領官邸)までの間は、4月30日公園(April 30 Park)が広がり、その周辺には,お洒落なカフェ、レストランやブティックなどが点在しています。


 そんなサイゴン大教会のすぐそば、一番上の写真だと教会に向かって左手に、カフェ、フォー24と並んで、今日の昼食をとる予定のコムタム・モックがあります。コムタムとは細かい米のことですが、コムタム屋さんというと、一般的にコムタム(細かい米のライス)にお肉などのおかずをセットした定食屋さんを指します。ご飯の上におかずを載せたぶっかけご飯が普通です。
 コムタム・モックはそうしたコムタム屋のチェーンで、ホーチミンシティ市内に4店、ハノイ市内にも2店の店舗があります。


 コムタム・モックには、ランチタイムですといろいろな定食がありますが、この日選んだのはポーク・バーベキューのセット。ダイエットにこだわる私としては珍しく、鶏肉ではなく豚肉に挑戦です。というのも、宿泊していたホテルの従業員から、コムタム・モックでは豚肉がうまいという情報を得ていたからです。
 まず、セットについているスープが出てきました。トマト入りコンソメスープです。特に、ベトナム風でも何でもありません。少し塩辛い感じがしますが、ベトナムの若者に好まれる味付けなんでしょうか。


 ここから次のメインディッシュが出てきません。どうやら、店のスタッフの意思疎通が悪くて私の注文を飛ばしてしまったようです。
 席を外に移動させてもらって、暇つぶしに外を見ながらメインディッシュを待ちます。




 出てきました、ポーク・バーベキュー・セットです。スープはお詫び代わりにもう一杯サービスです。スプライトもセットのうちです。このセットで75,000ドン、日本円で約300円(2011年2月)ですから、多少、注文を飛ばされても文句を言う気になれません。

 

 メインディッシュはポーク・バーベキュー。肉の下にコムタムがあります。いわゆるぶっかけご飯状態になっています。隣に添えられているのがベトナムソーセージ。ソーセージの反対側にあるのはポーク・パイです。また、写真上の方に、キュウリに並んでなますが見えます。ベトナムでは、バインミーの具に使われるなど、なますはよく食べられている食在ですが、日本の味と比較すると、少し唐辛子が効いています。
 さて、問題の豚肉の味なんですが、豚肉はちょっと硬いですね。日本の豚ロースのしょうが焼きに比べると、肉の厚みはコムタム・モックに軍配を上げますが、少し固いですね。ヌクマムをかけて食べると、一気にベトナム風の味になって、これは確かに旨いです。少しくらい固くても許せます。味付けが良いのです。


 コムタムは豚肉の下にあって、さらに別盛りでも出てきます。さすがにコムタム屋さんです。コムタムに使用すお米は通常のサイズの1/3なのだそうです。小さな米ですからおかずの汁に良く絡みやすいので、ぶっかけご飯に適しているのだということを聞いたことがあります。
 そうやって考えると別盛りで出てくるコムタムはどう食べるのか。勿論、この上にポーク・バーベキューを載せ、さらにヌクマムをかけて食べるのです。食事前には完食できるなんて考えてもいませんでしたが、そうやってぶっかけご飯にしたら、完食できました。やっぱり、米粒の小さいコムタムはタレ汁がよく絡んで旨いのです。
 この内容で75,000ドンなら、B級グルメとして合格でしょう。



 さて、ご飯を食べながら外を見れば、駐輪場にバイクを置く人たちが入れ代わり立ち代わり前を通ります。おじさんも来ます。月光仮面のようなお姐さんも来ます。
 ベトナムのお姐さんたちがバイクに乗るときに月光仮面のように顔を覆うのは、排気ガスを避けるということもありますが、直射日光を嫌うからだと私の友人は言っています。同じように、長袖を着るのも、腕を日焼けで黒くしたくないからだといいます。本当なのでしょうか。
 左のおじさんも日焼けが嫌で、長袖を着ているのでしょうか。


 なかなか美人のお姐さんが来ました。このお姐さんは、月光仮面どころか、マスクさえもせずに、また、腕を直射日光にさらしたまま、颯爽とバイクに乗って去ってしまいました。
 どうも、私の友人の説は、まゆつばものです。

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 私はアジアの街を一人歩きすることが多いので、ガイドブックを評価するとき地図が見やすいか、間違いがないかという点といった点を重視しています。その意味では、「歩くシリーズ」が好きで、 歩くバンコクとか 歩く香港・マカオ とかを愛用しています。
 ベトナム、特にホーチミンシティに関するガイドブックには色々あって、特に雑貨店やレストランなどの特集が豊富なものが多いのですが、これはこれで便利なようで、実は変化の激しいホーチミンではそうでもないのです。と言うのも、店が移転していたり、なくなっていたりということで、あまり内容のトレースができていないケースが散見されるからです。
 その点、「歩くシリーズ」は最も地図が見やすく、また、地図の内容も最新なところはさすがです。ショッピングやカフェ・レストランの紹介も数多く載っていて、情報も確かなのでおすすめです。

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