パンダ繁殖研究基地へは地下鉄利用が便利 |
私は特にパンダが大好きというわけではありません。成都に来たらパンダ繁殖研究基地には行くべきだと友人にすすめられて気乗りしないまま来たわけですけれども、来て良かったというのが正直な感想です。今は私も成都に行く知り合いがいたら、パンダ基地に必ず寄るようにアドバイスすると思います。パンダをこんな身近で見れて癒されるというのはここ成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地ならではだからです。 見学するのに最低でも二時間程度はかかりますし、成都市街から片道で30分くらいかかるので、合計して3時間以上の時間はかかりますが、それ以上の価値があると思います。行かれるのでしたら地下鉄とバスで簡単に行けるので、ツアーなどに入らない方が良いでしょう。 |
ツアーでの見学者を見ていると、次から次へとパンダの育成室を案内されてしまうので、ゆっくりとパンダを観察できません。この成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地には沢山のパンダがいて、しかも身近に見ることができます。気に入ったパンダを見つけたら何分も何十分もそのパンダを眺めるという勝手な行動ができなくなってしまいます。 では、地下鉄とバスで成都市街からジャイアントパンダ繁殖研究基地に行く方法を紹介します。 |
上の図は、成都地下鉄の2017年1月現在の地下鉄路線図です。色つきの路線が開通済みで、グレーの路線は計画中または建設中の路線です。成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地へは、ピンク色の三号線の右上にある熊猫大道が最寄り駅になります。言うまでもなく熊猫はパンダという意味の中国語ですから、日本語で言えばパンダ大通りという駅です。 上の地図またはここをクリックすると、地下鉄路線図の大きな図が新しいウィンドウで開きます。 |
地下鉄の熊猫大道駅を降りて、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地方面の出口に出ると、上の写真のようにバスが待っています。写真は小型バスですが、通常は大型バスが停まっています。パンダの絵が出ているからすぐわかります。近くに成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地へのバスチケット売り場がありますので、そこでチケットを買ってからバスに乗ってください。 |
|
熊猫大道駅から直通バスで成都パンダ繁殖研究基地へ |
バスチケット売り場ではバスチケットと入場券がセットになったものも売っていますから、それを買うと良いと思います。レシートのようなペラペラの紙ですからなくなさないようにしましょう。 |
このバスは地下鉄熊猫大道駅から成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地への直通バスですから、途中停車は一切なく成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地へと連れて行ってくれます。所要時間は10分とかかりません。 成都は盆地ですので大変霧が出やすいエリアです。しかも成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地は成都市郊外にあるので、市街地よりもさらに霧が深いです。成都はPM2.5もかなり悪い水準で、霧の影響とPM2.5の影響の両方があります。石炭ストーブが多く使われているので、冬は特にPM2.5の数値が悪化します。 |
上の写真が成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地の入口です。バスチケットについていたQRコードを入口の機械に読み込ませるとゲートが開きます。 この日私が熊猫大道駅を出発したのが朝8時過ぎですが、上の写真のように深い霧に覆われています。この霧は結局、私が帰る11時半ごろまで晴れませんでした。朝行くと霧は深いかもしれませんが、パンダが最も活動するのは朝です。ですから成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地に行くのなら、朝のうちに地下鉄とバスを乗り継いで行かれることをお勧めします。霧の深い日は昼頃行ってもどうせ霧に包まれているのですから。 |
|
帰りの交通機関 |
では、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地から帰るときはどうすればよいのでしょうか。 地下鉄熊猫大道駅からのバスを降りてすぐの場所にバスの案内所があってそこには上の写真のような看板があります。 |
右下に行き先などが書いてあってそれを拡大してみました。 すると、杜甫草堂や武候祠などへの直通バスが出ていることが分かりました。さらに楽山大仏や都江堰などへの直通バスがあることもわかりました。この日はこの後武候祠に行く予定だったので、パンダ繁殖研究基地観光後にバス案内所でチケットを買おうとしたところ、50分くらいないので、熊猫大道までバスに乗って地下鉄に乗り換えた方が良いという丁寧な説明をしてくれました。 武候祠や杜甫草堂へのバスは頻繁に出ているように見えますが、私が行った12月の日曜日は1時間に一本の運行だったようです。一方、熊猫大道行きのバスは10分間隔くらいで出ているようでした。近くで待っていれば声をかけてくれますよなどと親切な対応で、熊猫大道行きのバスが来た時にベンチに座っていた私のところまで本当に来てバスのドアまで連れて行ってくれました。なんて親切なんでしょうか。ただ、スタッフが英語は話せるかどうかは不明です。中国語が話せない人は筆談で質問した方が良いと思います。 以上の通り、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地へのアクセスは行きも帰りも地下鉄とバスで簡単です。ツアーなどに入らないでも大丈夫ですよ。 |