アジア写真帳>アジア写真帳(ベトナム)>ホーチミンシティ、チョロンのチャタム教会
ベトナム、ホーチミンシティのチャイナタウン、チョロン。 ホーチミンシティの市街地は旧統治国のフランスが整備した街だけあって、コロニアル洋式の建物が数多く残り、また、それらの建物が大通りの突き当たりに建つというフランス的な区画整理が印象的なのですが、ここチョロンについて言えば、フランスの香りの代わりに中国風のねっちりした空気が漂っています。 私にとっては、いずれも心地良い街です。 |
この日はテト(ベトナムの旧正月)明けの最初の日曜日でした。教会内からはミサの声が響き、教会内に入れない大勢の信者たちが教会内の敷地でミサに聞き入っていました。ベトナムという国に、こんなにキリスト教が普及していたのかとちょっと意外な感じがします。 |
教会の前に立つ聖母マリア像です。 聖母マリアが着ている服が、白いシルクに薄いブルーのシルクで、いかにもベトナムらしい色使いです。柱には中国語の漢字が刻まれていますし、さすがにベトナム、ホーチミンシティのチャイナタウン、チョロンならではの、ベトナム、中国、西洋がミックスされた聖母マリア像です。 |
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チャタム教会の建物は1900年の建造です。日本にもキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルを称えて建造された建物だと聞いています。パステル調の教会建物は、何となくベトナムの町には良く似合うような気がします。街中にあるサイゴン大教会(聖母マリア教会)がフランスから輸入したレンガを外壁として使用しているのとは対称的です。私が親しみを感じるのはこのチャタム教会のほうなのですが、ベトナム人はどうなのでしょうか。 |
教会は「天主堂」と書きます。この天主堂という中国語がそのまま日本にも入ってきていますが、日本では固有名詞として使われているだけですね。 時計がノスタルジーを感じさせます。 |
塔の上のザビエル(?)の像です。キリストの像だとしている人もいますが、着ている服から時代を考えれば、ちょうどフランシスコ・ザビエルが布教をしていた時代あたりではないかという気がします。片手を振り上げて演説をしているような像です。あまり見ない像ですね。 |
一階部分、教会建物の入口の横に立つフランシスコ・ザビエルの像です。日本では黒っぽい服を着て布教している絵が多いザビエルですが、ここベトナムでは黒い服の上に白い上着を着ています。 |
チャタム教会から、出口越しにチョロンの街を見たところです。門のデザインや中国語だけ見ると、ベトナムという気がしないですが、バイクが多いので、ベトナムらしくも見えます。 話は全く違いますが、ベトナムでバイクを運転する人のヘルメット着用率が大変高いことに、お気づきの方はいらっしゃるでしょうか。おそらくは90%を超える着用率の高さが実現できた背景には、日本からの指導が大きかったと言われています。日本でヘルメット着用率を高めたときのノウハウをベトナム政府に指導したわけです。 |
今度は、チョロンの街から門越しにチャタム教会を見てみました。教会の入口には「方済各天主堂」という漢字が書いてあって、ベトナム語の中にも「チャタム」という字は見えませんので、チャタム教会の入口ではないと思ってしまう日本人もいるようですが、ここがチャタム教会の正式な入口です。 |
チャタム教会前のフルーツ屋台です。チャタム教会を見終わって、これから近くにあるティエンハウ宮へ向かい、それからチョロンの町をうろうろ使用している私ですが、ここでフルーツを買って一休みしました。ベトナムのフルーツは旨いです。 |
アジア写真帳(ベトナム) 目次 |
ホーチミンシティ | ハノイ | |
中心部を歩く ホーチミン市 人民委員会周辺 サイゴン大教会と 郵便局周辺 市民劇場周辺 コンチネンタルホテル マジェスティックホテルと サイゴン川周辺 旧市場とパスター通り ベンタインマーケット ベンタイン市場 朝のベンタイン市場 安全な旅行のために ベトナムでの道路横断術 |
チョロンを歩く チョロンを歩く チョロン・バスターミナルと 路上市場 ビンタイ市場とその周辺 庶民の台所、サータイ市場 ティエンハウ寺 (天后廟) チャタム教会 メコン川ツアー カイベー水上マーケット シンツーリストの メコン川ツアー カイベーの水上マーケット ライスペーパー工場等の見学 |
旧市街を歩く ハノイの旧市街 ハノイの街を歩く ドンスアン市場 |
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