アジア写真帳>アジア写真帳(ベトナム)>メコン川ツアー、ライスペーパー工場などの見学
メコンデルタツアー |
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ベトナムというのは、現地ツアーを駆使すれば効率的に、そして安価に旅行を楽しめる国です。ホーチミンであれば、バックパッカーが集まるデタム通りに行けば、英語ツアーを主催している旅行会社の事務所が幾つもあります。今回私が参加したのは、その英語ツアーの老舗であるシンツーリスト(昔のシンカフェ)の「カイベーとビンロン1日ツアー」です。このツアーは、メコン川の雄大な景色を楽しめる一方で、流域に住む人たちの生活も垣間見えて、私好みでした。参考までに、スケジュールは下の英文の通りです。 このページでは、カイベーの水上マーケットやメコン川の見学を終えた後のココナッツキャンディ工場、ライスペーパー工場見学や昼食などについて紹介します。なお、旅行会社のシンツーリストがあるデタム通りの様子やシンツーリストのツアーへの参加方法については、「ホーチミンからメコン川へのツアー(1)」を、また、カイベーの水上マーケットやメコン川の見学については、「ホーチミンからメコン川へのツアー(2)」参照してください。 7:00 AM depart from TheSinhTourist office to Cai Be by air-conditioned bus (about 100km). Around 9:30 AM: Arrive Cai Be
After lunch, take a boat along the Mekong River to Vinh Long - a center of tropical fruit; stop in for a short visit to Vinh Long market. Go across My Thuan suspension bridge and drop by Mekong Rest Stop before going back to Saigon. Around 6:00PM: The tour ends at TheSinhTourist Office. |
ハチミツ工場![]() |
このツアーの参加者は約30名です。うち、日本人は私一人。韓国人が6人、ベトナム人の国内旅行者が4人いましたが、他は欧米人ばかりで、圧倒的に欧米人比率が高いツアーです。私が主に一緒に行動したのは、フランス人の30歳前後の若夫婦、オーストラリア人とベトナム人の夫婦(この二人も30歳前後か20代)と20代のドイツ人の一人旅の女性です。 さて、カイベーの水上マーケット等を回った船がハチミツ工場に着きました。韓国人のツアー客が階段を登っていきます。 |
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ハチミツ工場直売店の女性がハチミツにレモンを絞り、これにお茶を加えた飲み物を入れてくれます。レモンのすっぱさとハチミツの甘さがうまく調和しておいしいですね。 |
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私が座ったテーブルにはいつものメンバー6人に加えて、老夫婦も参加です。欧米の人から見ると、こうした飲み物はすごくエキゾティックなのでしょうね。でも、何か不思議なものを飲むような顔をしてなかなか飲み始めません。テーブルでは私が最初に飲み始めると、どんな味かと尋ねてきます。「酸っぱくて甘くておいしいですよ。きっと美容にも良いと思いますよ」なんて適当に答えると、恐る恐る飲み始めるわけです。 |
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単に、レモンティーにハチミツが入っているだけなのですが、お茶が薄い緑茶なので、濁ったような色になっていることが、欧米人には気に入らないようです。 |
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すると、例のツアーガイドがこの工場のハチミツについて講釈を垂れます。こんな風に群がる蜂を見せながら説明するわけです。でも、シンツーリストの良いところは、そこで土産物を売りつけようなどというせこい商売はしていないことです。大変分かりやすくハチミツの製造工程について解説していきます。 |
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席から立って、ツアー客の様子を写真に撮りました。私の席の左が20代のドイツ人女性(腕しか見えません。私の右隣はフランス人夫婦。奥のテーブルは韓国人グループ、こんな感じで自然とグループができます。 |
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建物の裏側に出ると、のどかなベトナムの田舎の風景が広がります。ところどころに原色の花が咲き、自然豊かな地域です。私も最近は歳をとったせいか、こういう田舎に生活してみたいという気持ちが強くなってきました。 |
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ココナッツキャンディとライスペーパー工場 |
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二つ目の工場見学はココナッツキャンディとライスペーパーの工場です。ライスペーパーは生春巻が有名なベトナムですから、とても興味があります。 ボートを下りてその工場なる場所に着いたら、これは土産物屋ですね。右端に移っているのが、ドイツ人の一人旅女性、前を歩くリュックを背負った男性がオーストリア人男性で、その右側のノン(ベトナムの帽子)をかぶっているのが彼の奥さんです。 |
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ツアーガイドがまず始めたのがココナッツキャンディの作り方です。ココナッツの皮をナイフで手際良くむき、機械にかけられるようにしているところです。こんな作業をしながらも、話は一向に止まりません。上手なナイフの使い方を含め、流暢な英語で説明します。 このツアーガイド、何でもできるので感心してしまいます。 |
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そして、そのココナッツの皮を剥いだうえで機械にかけると、最終的にこのようなドロッとしたキャンディの素ができるということです。 |
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そして、こちらはライスペーパーの製造現場です。女性が黙々と作業をします。上の写真はライスペーパーを薄く延ばし、円形に切り取るところです。 |
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出来上がったライスペーパーは左の台に乗せられていきます。大変な手作業工程です。ただ、出来立てのライスペーパーなら買って帰ろうかと思っていたのですが、この土産物屋で売っているライスペーパーは数ヶ月経っているものばかりで、ホーチミンの街中で買うのと新しさは変わりません。製造工程だけ目に焼き付けて帰ることにしました。 |
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実は、ここまでは何でもなかったのですが、この土産物屋を出てボートに乗ってから急に下痢を催してしまいました。当然ながらボートにトイレは付いていません。顔面蒼白になり冷や汗まで出てくる始末です。下痢のことを忘れようと写真を撮っても、上のように焦点の定まらないなんだか分からない写真しか撮れなくなってきました。 ツアーガイドに聞くと、あと20分くらいで昼食のレストランに着くから我慢してくれとの対応です。隣に座っているドイツ人女性が流石に心配してくれて、強い胃腸薬を持っているのでどうぞ使ってくださいとドイツ製の見たことのない貴重な胃腸薬を渡してくれました。この日ホーチミンのホテルに何とか帰れたのも、この薬のおかげかななんて思っています。 |
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昼食のレストランでは、例によっていつもの6人組で昼食です。とは言っても、私は10分おきにトイレに駆け込む非常事態で、何も食べることはできませんでした。メコン川で取れるエレファント・フィッシュの写真を撮るだけの昼食になってしまいました。因みに食事をしたレストラン(食事代もツアー料金に入っています。)は清潔でしたし、品数も豊富でした。しかし、この写真も焦点が合っていませんね。 ツアーはその後、しばらくメコン川を40分くらい(本当は1時間走るのですが、私の体調が悪いためツアーガイドが短くしてくれました。)ボートで走りビンロンで上陸、ビンロンの市場見学を1時間位した後に、ホーチミンに戻るというスケジュールでした。下痢とキリキリと刺すような胃の痛みのため、私は皆が市場に行っている間、カフェのテーブルに突っ伏して動けなくなり、ホーチミンへの2時間のバス移動中は死んだように眠るばかりでした。 ビンロンの市場も、ベトナムの田舎の市場に興味があったので、ぜひ見たかったのですが残念です。この下痢と胃痛は結局原因不明なのですが、この旅行中悩まされました。 しかし、この日の午後は、ドイツ人が薬をくれたり、フランス人が常に気を使ってくれたり、韓国人が「自分は医師だから」と名乗り出てくれたりで、様々な方のやさしさを実感しました。人類って素晴らしいですね。 |
「ホーチミンからメコン川へのツアー(1)」 シンツーリストがあるデタム通りの様子やシンツーリストのツアーへの参加方法 「ホーチミンからメコン川へのツアー(2)」 カイベーの水上マーケットとメコン川の見学 |
アジア写真帳(ベトナム) 目次 |
ホーチミンシティ | ハノイ | |
中心部を歩く ホーチミン市 人民委員会周辺 サイゴン大教会と 郵便局周辺 市民劇場周辺 コンチネンタルホテル マジェスティックホテルと サイゴン川周辺 旧市場とパスター通り ベンタインマーケット ベンタイン市場 朝のベンタイン市場 安全な旅行のために ベトナムでの道路横断術 |
チョロンを歩く チョロンを歩く チョロン・バスターミナルと 路上市場 ビンタイ市場とその周辺 庶民の台所、サータイ市場 ティエンハウ寺 (天后廟) チャタム教会 メコン川ツアー カイベー水上マーケット シンツーリストの メコン川ツアー カイベーの水上マーケット ライスペーパー工場等の見学 |
旧市街を歩く ハノイの旧市街 ハノイの街を歩く ドンスアン市場 |
B級グルメの旅 【ベトナムB級グルメ図鑑】 ベトナムの屋台が集合 ニャハンゴン バインミーもヌードルも ニューラン フランスとアジアの香り 私の好物、バインミー 飲茶なら香港の名店、満福楼 スイーツのファニー プリンで有名なキムタイン ベトナムB級グルメ図鑑では ベトナムのグルメ情報を いろいろ紹介しています |