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アジア写真帳(ベトナム): ホーチミンシティのコンチネンタルホテル


アジア写真帳(ベトナム)


 ホーチミンシティのコンチネンタルホテルは、ドンコイ通りに面して市民劇場の隣に建つコロニアル建築のホテルで、かつてのサイゴンの時代を懐かしむことができる歴史あるホテルです。1880年に建築されたホーチミンシティ最古のホテルです。


 コンチネンタルホテルの入口です。一階のカフェ・レストランはレロイ通り側に屋外をテーブルを置いていますが、こんな光景はフランスのパリ風です。
 コンチネンタルホテルの外観の中で私のお気に入りは、三階のバルコニーや二回・三階の窓周りのデザインや装飾です。カトリーヌドヌーブ主演の映画「インドシナ」の舞台となったのもこのコンチネンタルホテルで、コロニアル風建築が醸し出す雰囲気は、まさに東洋のパリです。


 コンチネンタルホテルの一階ロビーです。広いロビーの端にグランドピアノが据えられていて、白を基調とした内装はエレガントです。ホーチミンシティ最古のホテルではあるものの、手入れ・清掃ともに行き届いています。
 ホテルスタッフの白いユニフォームもコロニアル風です。




 上の写真は中庭にあるカフェの入口です。このカフェは建物内と中庭にまたがっていて、昼間はカフェとして、朝は朝食会場として使われています。私は今回コンチネンタルホテルに一泊しましたが、朝食がセットされていましたので、朝食時に利用し、コロニアルな雰囲気のカフェを体感しました。


 中庭の奥からカフェの入口方向を見たところです。ホーチミンシティの喧騒から遮断されたこの空間は、まさにフランスの植民地の雰囲気です。香港レパルスベイのベランダレストラン(経営は香港ペニンシュラホテル)を彷彿とさせる格調高いカフェ・レストランです。スタッフのホスピタリティもレベルの高いものがありました。


 アジアのホテルで朝食を食べると粥とか点心とかを頬張るのが私の常なのですが、このコロニアルな雰囲気の中ではお粥は似合いません。ビュッフェ方式の朝食なのでおいしそうな粥もあったのですが、この日はこんな感じでヨーロッパ風にハムを選び、オムレツを焼いてもらって、クロワッサンを食べる朝食になりました。空心菜が唯一ここがアジアであることを感じさせてくれます。




 コンチネンタルホテルの廊下には、上の写真のように、古いベトナムを描いた絵画が至るところに飾られています。こんなところも、コロニアル風のホテルの雰囲気を高めてくれます。


 コンチネンタルホテルの客室は天井が高く落ち着いた空間です。さすがに水周りなど設備には古さがありますが、それを補って余りあるのが装飾です。上の写真は客室の灯り、下の写真はベッド灯です。どちらも雰囲気ありますね。


 コンチネンタルホテルは、シーズンを外せば1万円もしないで宿泊できますので、一度はコロニアルホテルに泊まりたいという人にはおすすめのホテルです。水周りなど設備が老朽化していることやホテル内の施設の充実度では最近のホテルにかなわないのですが、まずまず快適な滞在を楽しむことができます。特に、中庭での朝食は良い思い出になると思います。


 コンチネンタルホテルはなかなか良いホテルなので、2011年11月に再度利用させていただきました。その時は運良く予約していた部屋がダブルブッキングだったため、スイートのしかも最も良いグレードの部屋にアップグレードしてもらいました。
 広いダブルベッドと5人がゆったりと座れる応接スペース、さらに市民劇場側を向いたベランダが付いているという豪華な部屋です。写真奥のカーテンを開けると、市民劇場が見えるのです。


 一人旅なのにこの部屋は豪華すぎます。でも、この旅行のときは私にしては珍しく下痢を起こしてしまっていたため、ホテルにいる時間が長かったので、ゆったりと過ごせるスペースは本当に有難かったといえます。


 ダブルベッドとライティングデスクです。このコンチネンタルホテルはどの部屋もWI-FIが自由に使えますので便利です。毎日の外出の計画をウェブサイトを見ながら検討できるので助かります。


 一般の部屋では水周りの設備が古いコンチネンタルホテルですが、このスイートルームに関しては新しい設備に改装されています。バスタブとは別にシャワールームも付いており、最近のシティホテル並みの設備です。
 こんな素晴らしい部屋を1泊6,000円くらいで泊めてもらったのですから、コンチネンタルホテルがますます気に入ってしまいました。


 コンチネンタルホテルの隣に建つ市民劇場です。フランス統治の時代にオペラハウスとして建てられた建物ですが、コンチネンタルホテルと市民劇場が並ぶドンコイ通りのこの一帯は、当時の統治国フランスの香りを漂わせる私の好きなエリアなのです。


アジア写真帳(ベトナム)



アジア写真帳(ベトナム) 目次

ホーチミンシティ ハノイ
中心部を歩く

ホーチミン市
人民委員会周辺


サイゴン大教会と
郵便局周辺


市民劇場周辺

コンチネンタルホテル

マジェスティックホテルと
サイゴン川周辺


旧市場とパスター通り


ベンタインマーケット

ベンタイン市場

朝のベンタイン市場


安全な旅行のために

ベトナムでの道路横断術
チョロンを歩く

チョロンを歩く

チョロン・バスターミナルと
路上市場


ビンタイ市場とその周辺

庶民の台所、サータイ市場

ティエンハウ寺
(天后廟)


チャタム教会



メコン川ツアー
カイベー水上マーケット


シンツーリストの
メコン川ツアー


カイベーの水上マーケット

ライスペーパー工場等の見学
旧市街を歩く

ハノイの旧市街

ハノイの街を歩く

ドンスアン市場

B級グルメの旅
【ベトナムB級グルメ図鑑】


ベトナムの屋台が集合
ニャハンゴン


バインミーもヌードルも
ニューラン


フランスとアジアの香り
私の好物、バインミー


飲茶なら香港の名店、満福楼

スイーツのファニー

プリンで有名なキムタイン

ベトナムB級グルメ図鑑では
ベトナムのグルメ情報を
いろいろ紹介しています

管理人おすすめの本

地球の歩き方 ベトナム 2015~2016 

 私はアジアの街を一人歩きすることが多いので、ガイドブックを評価するとき地図が見やすいか、間違いがないかという点といった点を重視しています。
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