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         アジアグルメ図鑑(パタヤ) 

バンコクからパタヤへの行き方

パタヤの魅力

 
 パタヤビーチは、バンコクから最も近いビーチリゾートです。大都会バンコクで喧噪の街を歩きタイらしいショッピングやグルメを楽しむのも好きですが、たまにはタイらしい休暇をのんびりと楽しみたいという人にとって、パタヤは絶好のロケーションです。
 パタヤの主たる観光客である欧米人です。しかも長期にわたって滞在するロングステイの人も多いようです。日本人でロングステイされている方も少なくないようですが、一方でバンコクから日帰りでパタヤに行こうとされる人も少なくないようです。
 バンコクからパタヤに日帰りすることは、もちろん時間的には可能ですけれども、パタヤの魅力を考えればあまりお勧めできません。このページではバンコクとパタヤの移動手段を紹介しますが、パタヤに宿泊するか否かで移動手段は変わってしまいます。パタヤに宿泊しないなら往復とも市内とパタヤを結ぶバスに乗るべきですし、パタヤに宿泊するなら片道はバンコク空港とパタヤを結ぶバスに乗るべきだからです。

パタヤ、ラン島のティエンビーチ

 結論から言えば、パタヤには少なくとも一泊はすべきだと思います。なぜ宿泊すべきかというと、パタヤには沢山の魅力があるからです。私などは、最近はバンコクに宿泊せずに空港からパタヤに入って、パタヤに何日か泊まってバンコク空港に帰るというパターンが増えてきました。それだけパタヤには魅力があるのです。
 ですからパタヤへの行き方を考える前に、まずパタヤの魅力を簡単に説明しましょう。

パタヤ、ラン島のティエンビーチ
 
 第一に、ビーチです。パタヤにはパタヤビーチ(一番上の写真)があって、近くにはジョムティエンビーチがあります。いずれもシーズン中は大変にぎわう人気のビーチですが、水質や砂浜はそんなに褒められるビーチではありません。でも、パタヤから船で一時間くらい乗ると、ラン島には透明度が高くエメラルドグリーンの海と白砂の海岸が続くビーチがあります。写真の二枚目と三枚目はラン島のティエンビーチですが、パタヤビーチとは比較にならないほど美しいビーチです。
 この乱闘まで行こうとするとバンコクから片道3時間以上かかるわけで、それでも時間的は不可能ではないですが、パタヤの他の魅力は諦めないといけません。それでは6時間もかけて往復するのはもったいないです。



パタヤのレストラン、プーペンのプーパッポンカリー
 
 パタヤの第二の魅力はグルメです。パタヤに何度も来るうちに分かってきたのですが、パタヤには手頃な価格で美味しい料理を食べさせてくれるレストランが本当にたくさんあります。特にパタヤでシーフードが水揚げされるわけではないですが、やはり海を眺めながらのシーフードはとても美味しく感じます。
 上の写真はシーフード・レストランのプーベンです。バンコクにいるタイ人もはるばるここにシーフードを食べに来るという名店です。そんなシーフードの店がパタヤはいくつもあります。もちろんバンコクでも美味しいシーフードは食べられますが、私はパタヤで食べるシーフードが大好きです。

 
 一方、パタヤには沢山の欧米人、特にロシア人がたくさん滞在しています。ステーキの店、フランス料理・イタリア料理のレストランなどがたくさんあって、しかも価格が手ごろです。また、そうした欧米人にも食べやすい創作タイ料理の店もいくつかあります。上の写真はそうしたレストランの一つ、メイズ・アーバン・タイ・ダインの料理ですけど、どうです、お洒落でしょう。
 もちろんB級グルメでも特筆すべき店はいろいろありますが、それはこのサイトを見ていただければわかると思います。そうしたグルメの魅力もパタヤにはあって、日帰りではとてもグルメ三昧ができないことも、私がパタヤでの宿泊をおすすめする理由の一つです。

 
 そして、パタヤの魅力の三つ目は夕陽です。上の写真は北パタヤの隣にあるナクルアのプルマン・パタヤホテルGから見える夕陽です。正面にラン島が見えて夕陽がその方向に沈んでいきます。実はパタヤビーチはビーチの向きが良くなくて海に夕日が沈まないのですが、ジョムティエンビーチやナクルアでは海に夕陽が沈み幻想的な夕焼けを見ることができます。ラン島ではサマエビーチが夕陽の鑑賞に最適だと言われています。
 こんなに素晴らしい夕陽を見ようとしたら、やはりパタヤに宿泊するしかないのです。


 そして、タイに来たら夜の街に繰り出さないと気が済まないオジサマ達には、ウォーキングストリートという大歓楽街が用意されています。バンコクのナナやソイカウボーイなどと同じくゴーゴーバーが連なる街です。店の数で言ったらパタヤのウォーキングストリートの方が多いかもしれません。
 ゴーゴーバー以外にもバービアと言って、カウンターでビールを飲んでお姉さんたちとおしゃべりを楽しむバーはそれこそ星の数ほどあります。もともとパタヤという街自体がベトナム戦争時代に米軍の保養地として成長したという歴史が、こうした夜の街としてのパタヤの原型を形作っているのです。
 ですからパタヤに宿泊しても、夜が暇だなんてことはあり得ません。

ソンテウはパタヤの乗合バス
 
 そして、パタヤ内での移動には上の写真のソンテウがあります。このサイトの中のパタヤのソンテウ(乗合バス)乗り方とルートマップを見れば、パタヤ内の移動は簡単です。バンコク市内も移動がしやすいのですが、パタヤは小さい街だけにもっと簡単です。パタヤの中をソンテウで移動することによって、パタヤの魅力をいろいろ味わえると思います。
 こんな風にパタヤの魅力がいろいろ分かってくると、パタヤで宿泊した方が良いような気がしませんか。で、パタヤに宿泊するなら、片道はスワンナプーム空港との間をバスで移動し、片道はバンコクのエカマイとの間をバスで移動することになるのです。このページでは両方の移動について紹介していきます。



バンコク市内からパタヤへの行き方(エカマイ・バスターミナル)

バンコクとパタヤを結ぶバス

 バンコクのエカマイバスターミナルとパタヤの北バスターミナルを結ぶバスです。バンコク(エカマイ)発が朝5時から23時まで、パタヤの北バスターミナル発が朝4時半から23時までです。その間は20分から40分間隔くらいで走っていますから、使いやすいバスルートです。所要時間は約2時間です。
 こういったバスだと、バンコクからパタヤの北バスターミナルまでモーチットのバスターミナルからも走っています。モーチットで東北方面と結ぶバスと乗り継ぐのであれば利用価値はありますが、バンコクからパタヤに行くということであれば、スカイトレイン(BTS)のエカマイ駅の駅前にあるエカマイ・バスターミナルの利用が基本です。

バンコクのエカマイ・バスターミナル

 エカマイ・バスターミナルはバンコク市内にあるいくつかのバスターミナルの一つでアユタヤなどへのバスも発着しています。パタヤ行きの場合は英語でもPATTAYAと書いてありますから乗り間違えることはないでしょう。

エカマイのパタヤ行バスチケット売り場

 エカマイ・バスターミナルに着いたら、まずチケットを購入してください。上の写真にあるように、大きな字でPATTAYAと書いた窓口がありますから、その窓口で購入します。窓口に赤い字で108と書いてあるのが価格です。わずか108バーツです。赤字で9:50と書いてあるのは、販売中の切符で最も早い時間のバスの発車時刻です。
 因みにバンコク市内からパタヤまでのタクシー料金は交渉により1200バーツ(空港からパタヤなら1000バーツ)くらいには値切れるようですが、それでもこのバスの価格を考えると断然バス利用がお得です。(価格は2017年1月現在のものです。)


 上のチケットを見てください。確認するポイントは次の通りです。
 1.エカマイからパタヤになっているかな?
 2.何時に出発かな? 一番早い時間になっているかな?
 3.(右に動いて)バスの番号は何番かな?
 4.(左下に動いて)座席番号は何番かな?

エカマイからパタヤへ行くバス車内

 このバスは全席指定です。その際に指定席番号はシートの背もたれの裏側に書かれています。上の写真で25の番号の席は25と書かれたシートの番号ですから、座った際に確認できるのは、前の人の座席番号です。ここはよく勘違いするので覚えておいてください。

  


バンコク空港からパタヤへ 

バンコク空港のパタヤ行バス乗場

 バンコクのスワンナプーム空港とパタヤとを結ぶバスはエカマイからのバスほど多くは走っていません。料金も2017年1月現在120バーツと若干高めです。その分、比較的新しい車両が使われており、乗り心地も良いです。きっと外国人が利用する比率が高いので良い車両を使用しているのでしょう。
 バンコク空港発は朝7時から22時まで毎時00分に出発します。パタヤではサウスパタヤとジョムティエンの間のタプラヤ通りのフードマート横にあるバスターミナルに行きます。パタヤのビーチロードやセカンドロードには寄りませんのでご注意ください。なお。21時発と22時発のバスだけはパタヤの北バスターミナル行きになっています。
 上の写真はパタヤ行きのバスチケット売り場です。ここでチケットを買って毎時00分発のパタヤ行きのバスを待ちます。

 
バンコク空港での食事はフードコートがおすすめ

 一時間に一本しかバスはありませんので、 時間に余裕があるときはチケット売り場の隣にあるクーポン食堂(フードコート)で腹ごしらえをします。このバンコク空港クーポン食堂は、実は私がバンコクに来ると必ずと言ってよいほど立ち寄る場所です。とにかく店舗が30くらいありますから、タイのいわゆるB級グルメなら何でもあるクーポン食堂(フードコート)です。
 フードコート入口でクーポンを買って、それぞれの店で注文したらそのクーポンで支払います。食事が終わったら残ったクーポンをREFUNDと書いてある精算所で精算します。クーポンで支払うのでクーポン食堂と言われているわけです。クーポン食堂はタイでは一般的なシステムです。

バンコク空港のフードコートで食べたカレーライス

 で、この日私が食べたのは惣菜食堂でご飯におかず3品をつけた上の写真の食事です。惣菜食堂は、自分食べたいものを指さして注文するだけで、自分好みのセットを食べられるので私おすすめのB級グルメです。これにドリンクをつけても100バーツもかかりません。
このフードコートで食べるタイ料理は、正直言って大して美味しくありません。並の下くらいの味だと思います。そもそもバンコク空港内で「これは美味しい」というタイ料理にはお目にかかったことはありません。ですから、どうせ並のタイ料理を食べるなら、早いし安いし、パタヤ行バス乗場に近いし、ということでこのクーポン食堂(フードコート)が便利なのです。
 ここでちょっとお腹を満たして、いよいよパタヤへのバスに乗ります。もしあなたがSIMフリーのスマホを持っているなら、パタヤに向かうバスの中でタイのSIMカードを使ってSNSやネットサーフィンを楽しみましょう。

バンコク空港からパタヤへの直行バス

 話がかなりそれてしまいました。
 一方、パタヤ発は朝7時から21時まで毎時00分にタプラヤ通りのフードマート横にあるバスターミナルから出発します。乗客が多いときには臨時の増便が出ます。バンコク空港とパタヤの間の所要時間は二時間弱ですが、道路混雑があると遅れも考えられますので、空港に向かう場合は時間に少し余裕を見て利用してください。

 

 最近の私はバンコクに立ち寄らずにパタヤばかりに行くようになっているので、パタヤへの移動に利用しているのはもっぱらこの路線です。エカマイから行くよりバスの中も快適です。
 上の写真はサウスパタヤとジョムティエンの間のタプラヤ通りのフードマートです。ここには、サウスパタヤとジョムティエンを結ぶソンテウが走っているので、パタヤに向かう人はその乗合ソンテウを使うこともできますし、ソンテウタクシーを利用することも可能です。このバス停からパタヤ方面に行くソンテウはサウスパタヤ行きではなく、セカンドロードをノースパタヤまで走るソンテウがほとんどです。ですから、乗合ソンテウでも便利ですよ。詳しくは、このサイトのパタヤのソンテウ(乗合バス)乗り方とルートマップをご覧ください。

 
 パタヤの北バスターミナルとエアポートバス乗場の地図です。ついでに、ラン島へのボートが発着するバリハイ・ピアも地図上に載せました。この地図とパタヤのソンテウルートマップを読みながらホテルの場所を決めると、充実したパタヤ旅行が過ごせると思います。




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