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         アジアグルメ図鑑(パタヤ) 

パタヤでステーキ−アジアグルメ図鑑(パタヤ)

おすすめはセカンドロードソイ13のパトリックス

タイのパタヤビーチ
 
 パタヤビーチは、バンコクから最も近いビーチリゾートです。大都会バンコクで喧噪の街を歩きタイらしいショッピングやグルメを楽しむのも好きですが、たまにはタイらしい休暇をのんびりと楽しみたいという人にとって、パタヤは絶好のロケーションです。
 ビーチや水質は取りたてて綺麗だということはありません。ただ、欧米人が多いので華やかさがあるというか、アジアのビーチらしいのんびりした雰囲気のビーチです。ロングステイや長いバケーションを取ってパタヤに来る西洋人が多いので、皆、思い思いにパタヤの雰囲気を楽しんでいます。

パタヤを走るソンテウ

 パタヤに来る観光客の多くは西洋人です。パタヤの街中も英語があふれていて、街の中の看板を見ると、バンコクよりも英語が目立ちます。街中の主たる交通機関はソンテウ(トラック改造型の乗合バス)で、10バーツまたは20バーツ支払えば、パタヤの街中での移動ができます。

パタヤのソンテウ
 
 そのソンテウ(トラック改造型の乗合バス)に掲示されている注意書きですが、タイ語、英語、ロシア語、中国語そして韓国語の順に表示されています。そしてこの順番は、実際に私がパタヤにいて感じたソンテウ利用者の比率の順にほぼ一致しています。一か所だけ一致しないのは一番聞こえた外国語はロシア語だったということです。そのくらいロシア人が多く、そのくらい日本人は少ないのです。

パタヤのPatrick's Belgian Restaurant
 
 いずれにしても、それだけ西洋人の多いパタヤですから、西洋人やロシア人が好むレストランは沢山あります。私はロシア料理はボルシチとかピロシキくらいしか分からないので、ロシア料理レストランを利用したことはありません。時々利用するのはアメリカで人気のパストラミサンドウィッチが美味しいパストラミ・オン・ライですとか、このページで紹介するステーキくらいでしょうか。もっとも私の場合は、タイ料理が好きだからタイに旅行に来ているというくらいタイ料理好きなので、タイ料理以外は日本食やホテルの朝食も含めほとんど口にしない主義なのです。
 で、パタヤのステーキ屋なのですが、パタヤ・セカンドロードのソイ13、『Central Shopping Arcade』を少し入ったところにあります。上の写真で右側に見える『Patrick's』というレストランです。Patrick's Belgian Restaurantが正式名で、パトリックというベルギーの人が1991年に始めたレストランです。ベルギーと言えば、チョコレート。ですから、ここに来るとチョコレート系のデザートも楽しみです。

パタヤのステーキレストラン、ビーフイーター
 
 向かいにあるビーフイーターもステーキ専門店で、一般的にはビーフイーターの方が人気があるのですが、私はデザートも含め総合的に判断してパトリックの方が好きです。この日も最初にビーフイーターに入り、テーブルでメニューを見ていたのですが、気が変わってパトリックスに来てしまったのです。
 なお、この通りの奥にももう1軒、ステーキ専門店がありますが私は入ったことはありません。

パタヤでのステーキのおすすめはパトリック
 
 で、こちらが私がパタヤでおすすめするステーキレストランのパトリックです。外で食べる人もいますが、私はエアコンの効いた室内で食べるほうが好きです。これがシーフードだと外で食べた方が雰囲気が出るのですが、ステーキの場合は室内なんですね、私は。外だと喫煙可能だということもあって、喫煙者は外の方が良いのでしょうか。

 
 地図で示すと上のようになります。ソンテウでソイ13のあたりまで来たら下りてください。角にKiss Food & Drinkというタイ料理の大衆食堂がありますので目印にしてください。Kiss Food & Drinkのところの路地を入れば、ビーフイーターとパトリックが向い合せに建っています。



タイだからイエローカレー味のステーキは如何

パタヤのステーキレストラン、Patrick'sのステーキ

 このパトリックスというレストランには、ステーキのほか、シーフードのタイ料理などもあるのですが、私は食べたことがないので評価できません。いつもステーキを食べる気満々で来て、肉を選びセットで注文します。
 この日はオージービーフをセットで注文しました。セットにはサラダとポテト料理が付きます。

パタヤのステーキレストラン、パトリックスのステーキ

 焼き方はミディアムレアにしたのですが、私としてはちょっと焼き過ぎという感じです。これならレアにすべきだったなあと若干後悔してしまいます。
 肉質としては、それなりです。それなりなどと言うとあまり美味しくなく聞こえてしまいそうですが、柔らかいし全く問題はありません。むしろ美味しい部類に入ります。美味しい高級ステーキを食べ慣れている人にとってはちょっと物足りないでしょう。ただ、飲み物やデザートを入れても3,000円くらいですから、日本で食べることを考えれば半額か4割以下で食べられるコストコストパフォーマンスだと思います。

パタヤのPatrick'sのイエローカレー味のステーキ

 ここパトリックスでは、肉を注文するときにステーキの味付けも選べるようになっていて、ペッパー味、マッシュルーム味、ベアルネーズ味、チーズ味などと並んでイエローカレー味もあります。肉はそれなりですから、ここに来たらタイらしくパタヤらしく、イエローカレー味で決まりです。毎回思うのですが、本当はグリーンカレー味のステーキが好きなので、グリーンカレー味もメニューに加えてもらいたいです。
 イエローカレーをステーキにかけると、どうでしょうか、タイ料理らしくなってきていませんか。

リブアイステーキ、カレーソース(パタヤのパトリックス)
 
 ソースの話が先になってしまいましたが、肝心の肉の話が後になってしまいました。ここパトリックスでは、ニュージーランドとオーストラリアの肉を選べるようになっています。私はいつもオーストラリアビーフの中から選んでいます。
 上の写真はオーストラリアビーフのリブアイステーキ・カレーソースです。リブアイはアバラの近くの肉で、柔らかくて美味しい部位です。ミディアムレアで焼いてもらっています。私としては、この選択が自分の好みに合います。食べてみると、肉が柔らかく味も最高です。

パタヤで食べるステーキ
 
 上の写真はニューヨークストリップです。ニューヨークストリップはリブアイに比較的似ているのですが、リブアイに比べると肉が固い傾向があります。肉をかみしめて食べたい人向きで、牛肉を食ってるぞという実感を味わえる部位です。女性の方や年輩の方、それからお子様には、リブアイステーキの方をおすすめします。



 ペッパーソースも悪くない

パタヤのパトリックスのステーキ
 
 上の写真はニューヨークストリップのペッパークリームソースです。これはミディアムで焼いてもらいましたが、ちょっと硬いかなという印象です。でも、美味しそうですよね。このペッパークリームソースも美味しいですけど、タイのパタヤで食べるのですから、私としてはカレーソースを一番におすすめしたいと思います。ただ残念なことに2017年10月に行ったところ、カレーソースがなくなっていました。そうなると、この時点ではペッパークリームソースが一番好きかな。

 
 ということで、2017年10月は過去の経験を踏まえてリブアイステーキのペッパーソースにしました。ミディアムレアに焼いて食べました。

 
 このステーキだと満足できます。長年ビーフを焼いてきているだけあって焼き方は上手で安定しています。あえて店名は出しませんが、タプラヤ通りにあるロシア人御用達のステーキ屋に比較すると雲泥の差です。肉の質の差もあるかもしれませんが、やはり焼き方です。それからソースの美味しさの差もあるでしょうね。



ステーキはそれなりでもカレーをかけるとタイ風になる 

パタヤ、ステーキレストランPatrick'sの店内

 このパトリックスというステーキレストランに来るお客さんの大半は欧米人です。ですからステーキの量も多いし、味付けも彼ら向けです。イエローカレー味だけが、ここはタイ・パタヤにあるレストランなのだと主張している気がします。
 ところで、客層は上の写真のように欧米人なので、このレストランでは英語が問題なく通じます。メニューも英語です。

 
パタヤ、パトリックスのイエローカレーかけステーキ

 もう一度、イエローカレーをかけたステーキを見てみましょう。美味しそうでしょう。食べてみると、実に美味しいのです。恐らく、ペッパー味とかチーズ味とかにするよりも、このイエローカレー味が一番美味しいのではないでしょうか。イエローカレーは、ちゃんとタイのイエローカレーの味付けになっていますから、ココナッツミルクの味もして、この味はタイでしか食べられない貴重な体験になるはずです。
 
 セットについてくるサラダは上の写真。普通にドレッシングをかけて食べます。


 セットについているポテト料理は、ベイクドポテトやフライドポテトなどの数種類から選択します。私はベイクドポテト派です。

 
 たまにソテーにしてもらうこともあります。美味しいとは思いますが、私はステーキに合わせる時はやはりベイクドポテト派です。


 ステーキの付け合わせはちょっとお洒落。なかなか充実したセット料理ですね。正直言って、日本円約3,000円では申し訳ないくらいの美味しさとボリュームです。お腹もいっぱいで大満足です。



 デザートは当然ベルギーチョコ

パタヤのレストラン、パトリックスのチョコレートムース
 
 でもここで帰るなら、向かいにあるステーキレストラン、ビーフイーターに行っても同じです。そうです、デザートを食べるのです。今日はベルギー人の店らしく、チョコレートムース。これも美味しいですね。他に、ベルギーワッフルやアイスクリームなどもデザートのメニューに入っています。

 私がタイにしばしば旅行に来る最大の目的は、タイ料理を食べることです。そうした私の価値観からすれば、ステーキをタイで食べるなど邪道なのです。皆さんが海外旅行に行かれた際も、できるだけ現地の料理を召し上がっていると思います。
 でも、イエローカレー味でステーキを食べると、何となくタイ料理みたいなものを食べている気持ちになれます。最近では、シーフードもパタヤの名物料理だし、ステーキもパタヤらしい料理なのだと思うようになっています。何故なら、このビーチには欧米人観光客があふれているからです。パタヤに来てステーキを食べる。これもパタヤのグルメの楽しみに加えても良いのではないでしょうか。

 
 食べ過ぎなのは分かっているのですが、ベルギーと言えばチョコレートです。チョコレートパフェを食べたくなってしまうのはやむを得ないでしょう。こうしたデザートメニューもパトリックスは豊富なんです。

 
 食べすぎでも、明日の食事でコントロールしましょう。何故ならば、パトリックスのデザートは大変美味しいのです。これを我慢するのは精神的に良くありません。明日の食事を一食抜くつもりで、ぜひデザートも召し上がってください。




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