アジアグルメ図鑑（台北）

マンゴー皇帝のマンゴーかき氷

台湾に来たらマンゴーが美味しい

　マンゴーかき氷は台湾では大人気のスイーツで、最近では日本でも台湾の「マンゴーチャチャ」が進出し、ブームを起こしつつあります。台湾で食べるマンゴーかき氷の素晴らしさは、日本では高級品のマンゴーを惜しげもなく大量に使っていることです。台湾に行ったらマンゴーかき氷を食べなきゃいけません。
　そこでおすすめなのが東門にあるマンゴー皇帝というスイーツ店です。

　ここのマンゴーかき氷が特別に美味しいというよりも、日本人がよく行く鼎泰豊本店の近くなので、ついでに行くのに都合がいいですし、マンゴーかき氷も十分に美味しく楽しめるからです。

　マンゴー皇帝は鼎泰豊本店から歩いて２分くらいです。お洒落なショップも多い永康街に面していますから、鼎泰豊本店であまり食べすぎてお腹いっぱいになっていたら、この永康街のショップめぐりをしてからマンゴーかき氷にトライしても良いと思います。後ほど説明しますが、マンゴーかき氷自体も大きいので、お腹いっぱいの状態でマンゴー皇帝に行くことは避けた方が良いと思うからです。

　店はマンゴー色をした看板が出ていますのですぐにわかると思います。そんなに広い店ではありませんが、ひっきりなしにお客さんが出入りしています。

　上の写真はマンゴー皇帝のメニューです。マンゴーかき氷以外にもいろいろなメニューがあります。純粋なマンゴーかき氷（NT$160）は、番号１番で左上に出ています。上の写真だと少し小さくてわかりづらいですが、山盛りのマンゴーにミルクのかかったかき氷です。番号６番は店の名前にもなっているマンゴー皇帝というスイーツ（NT$150）で、かき氷の上にマンゴーがたくさん載っている感じです。マンゴーそのものの量はマンゴーかき氷の方が多いように写真では感じます。

　この店のメニューは日本語でも書いてありますから、日本人にも親切です。これなら選択するのも簡単ですね。マンゴーを主としたスイーツ以外に、イチゴやキウイをメインにしたスイーツも並べられています。

　日本語訳も比較的よくできていて、ほぼ理解できるのですが、一部、「雪」という単語をアイスクリームと訳さないで「雪」のまま和訳しているので注意してください。

　この日私が注文したのは、１３番の新鮮なマンゴー雪かき氷、すなわち、新鮮なマンゴーのかき氷、マンゴーアイスクリーム乗せです。人気商品という表示が見えますが、確かに、私もおすすめしたいスイーツです。ただ、写真では分かりづらいですが、これを一人で食べるのは至難の業で、隣の台湾人カップルは同じものを二人で食べていました。
　上から順にアイスクリーム、かき氷と食べ進んでいくうちに、お腹の中が膨れてきてしまって、ですけど一番下にあるのが美味しい生マンゴーですから、不思議と最後まで食べきることができました。アイスクリームもマンゴーも上等の美味しさです。
　マンゴーかき氷は、やはり台北だからこそ食べられる、とっておきのスイーツです。鼎泰豊本店とセットで食べに来てください。

寧夏夜市の甘記でマンゴーかき氷＆アイスクリーム

　台湾では夜市でもマンゴーかき氷を食べることはできます。
　上の写真は台北の中山駅近くの寧夏夜市にある甘記というスイーツ店。寧夏夜市は台北の地元の人の利用が多い夜市で、殆どが飲食店という夜市で、私のように一人飯を食べに行くときには便利な夜市です。一人飯という目的だけならここ寧夏夜市か雙城一条街（雙城夜市）でしょう。
　甘記は大変人気のあるスイーツ店ですが、壁に向かって座るカウンターに一人分の空席をたまたま見つけて入ったお店です。

　甘記のメニューは写真付きで分かりやすいですね。もともとこの日はマンゴーかき氷を食べたいと思っていたのです。でも写真を見ると他のスイーツも美味しそうです。そこにタイミング悪くお店の人が来たのでマンゴーかき氷とマンゴーアイスクリームのセットを注文してしまいました。
　注文した後に隣の席にいるカップルや背中合わせのカップルを見ると、私が注文したマンゴーかき氷＆マンゴーアイスクリームを二人でつつきあっているではないですか。かなり大きいです。写真で見るとマンゴーかき氷単品とマンゴーかき氷＆マンゴーアイスクリームは同じ大きさですが、実物のサイズには3倍くらいの差があったのです。写真付きメニューは分かりやすいけど、大きさまでは分かりませんからね、びっくりです。まさに大人二人分の量はあります。
　食後感想です。甘すぎない大人の味で美味しいです。すごいボリュームでしたが一人で完食しました。上に乗ったアイスクリームを食べ終わったところで、もう満足感がいっぱいだったのですが、そこからマンゴーかき氷が始まってしまったものですから、満腹状態を超えながら完食しました。
　味としてはマンゴー皇帝の方が私は美味しいと思いますが、夜市の雰囲気を楽しみながらのマンゴーかき氷も良いですよ。

おすすめの本：歩く台北 2018

　私が利用して便利だった台北のガイドブックはこれ、「歩く台北」です。新しいビルが次々に建設されている台北の街歩きには、最新の地図代わりになるガイドブックが欲しいものです。
　ＭＲＴ（地下鉄）が次々に開通している台北での私の歩き方は、地下鉄の駅を中心に考えるようになってきました。この「歩く台北」では、主要駅を中心に駅周辺のショッピングやグルメの店を紹介していますので、その点が使いやすいのです。駅ごとに出ている詳細な地図は、私の台北歩きに欠かせません。薄くて軽いことも、街歩きの地図としての位置づけからすれば、嬉しいことです。
　さらに言えば、私が買っているのはKindle版です。ご承知のようにKindle版はKindle端末に加え、iPadやAndroid端末でも利用できます。私はiPadにダウンロードしていますから、旅行先にタブレットを持っていけば、ネット環境がないところでも、いつでも自由に情報にアクセスできるのです。