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台北の美味しいグルメを
写真とともに紹介

 


高雄婆婆冰でマンゴーかき氷

高雄でマンゴーかき氷と言えば高雄婆婆冰

 高雄は台湾第二の都市です。台湾でのビジネスに関わっていたころは私も高雄に年に数回行っていたのですが、最近は全く機会を失い、今回20数年ぶりに高雄に行く機会を得ました。それもトランジットのために、夜8時に高雄空港に到着し、翌日朝7時に高雄空港を出発するというわずか11時間の滞在です。
 それでも20数年ぶりの高雄を精一杯楽しむため、自強夜市 (苓雅夜市)の潮州手工餛飩麺で夕食を終えたのが夜10時半近く。空港に近いホテルに帰るにはまだ早いので、台湾マンゴーの季節でもあるし、マンゴーかき氷をデザートに食べることにしました。
高雄婆婆冰はマンゴーかき氷の人気店
 高雄でマンゴーかき氷と言えば、必ず名前が挙がるのがここ高雄婆婆冰です。高雄婆婆冰は地下鉄塩埕埔駅から徒歩5分くらいの場所にあって、夕食を食べた自強夜市 (苓雅夜市)からはバスで10分くらいの距離です。予め調べたところ、閉店は深夜24時ということなので、十分に間に合うとは思っていたものの、深夜までマンゴーかき氷を食べるお客さんなどいるのかなどと思っていたら、行ってみてびっくりです。満員盛況なのです。
高雄婆婆冰のマンゴーミルクかき氷
 注文したのはもちろんマンゴーミルクかき氷(芒果牛奶冰)です。でも、一人で来て「マンゴーミルクかき氷一つ」と注文したら、お店の奥さんから「それだけでいいの?」なんて聞かれてしまいました。私が知る限りでは台湾のスイーツは一般的に大きく、特にマンゴーかき氷などは二人で食べてちょうど良いくらいの大きさなのに高雄婆婆冰では違うのかな、100元というのは台北のマンゴーかき氷に比べて激安だけどその分やっぱり小さいのかな、なんて思いつつ待つこと5分、出てきたマンゴーかき氷はやはり二人分くらいのサイズです。隣に置いたライターと比較してこのマンゴーかき氷の大きさを理解してください。もう一品注文しないで良かったです。
高雄婆婆冰のマンゴーミルクかき氷
 かき氷の上にマンゴーが乗って、そのマンゴーにミルクがかけられ、その上にマンゴーアイスクリームが乗っているという構造です。自強夜市 (苓雅夜市)でしっかり夕食を食べた直後に来ていますから、お腹いっぱいのうえにこれだけ大きなかき氷が出てくると、戦意を喪失しそうです。
 まずマンゴーアイスクリームからいただきます。普通のマンゴーアイスクリームです。でも、時期は8月、台湾の暑い季節なのでアイスクリームは着々と食べ進みます。露天の店ですからエアコンなどありませんが、食べているうちに身体の中から涼しさが感じられて、台湾の暑さから解放されたような気になります。
高雄婆婆冰のマンゴーミルクかき氷
  そして、いよいよマンゴーを食べ始めます。高雄はマンゴーの産地に近いので実はマンゴーかき氷にかなり期待をしていたのです。その期待にたがわず美味しいマンゴーです。上の写真をご覧いただくとマンゴーにミルクがかかっているのも分かると思います。いやぁ、美味いです。
 マンゴーを食べながらかき氷も食べ進みます。かき氷は半端ではない量ですが、周りを見ると、半分以上の人は二人で一つのデザートを食べている感じです。カップルはたいてい二人で一つです。相席で向かい側にきれいなお姉さんが座ったから、このきれいなお姉さんとシェアして食べようかなどと、とんでもない想像をしながら、もくもくと食べ進みます。きれいなお姉さんも一人で食べに来ていますが、マンゴーかき氷ではなくもう少し量の少ないものを食べています。そうだよな、一人でマンゴーかき氷を食べるなんて無謀だよな、などと考えてしまいます。
 そんな感じで、黙々と食べていたら何とか器の底が見えてきて、何とか完食しました。
高雄婆婆冰でマンゴーミルクかき氷
 食べ終わった時間はほぼ11時近くです。その時間でもまだ続々とお客さんが集まってきます。なるほどと私はそこで思うのです。食べ終わってみると、店に来るまで暑い暑いと思っていた感覚が全くなくなり、台湾の夜が涼しく感じられるのです。
 台湾の夏は日本以上に厳しい暑さです。この暑さを克服するためにマンゴーかき氷は大変効果的なのです。美味しいだけではなく、マンゴーかき氷にはそんな効能もあるのです。夏の台湾に来たら、マンゴーかき氷、絶対に食べましょう。 



 帰りの中華航空はくまモンがいる三熊友達号だった

中華航空の三熊友達号機内
 台湾の航空会社で、エバー航空にはキティちゃんの航空機があることは知っていましたが、中華航空にくまモンのジェットがあるということは知りませんでした。
 「三熊友達号」と名付けられたこの特別機には、くまモンに加え、「喔熊(オーション)」、「高雄熊(ガオションション)」という台湾のキャラクターが描かれていて、どうやら高雄と熊本のフライトを新設した2017年5月に作られたようです。因みにくまモンの左にいるのが喔熊(オーション)で、右側にいるのが高雄熊(ガオションション)です。(中国語で熊は「ション」と読みます。)
 台北便には飛んでなくてもっぱら高雄便だけに使用されているようです。具体的には、高雄・熊本便は週三便しかないので、それ以外の日に高雄から東京や大阪への便に利用されているようです。こういう特別機に乗れたのはラッキーでした。