酸菜白肉鍋は台湾ならではの美味しい鍋 |
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中国にも鍋料理はいろいろあります。あの暑い香港でも鍋料理(火鍋)専門店は人気が高いのですから、ここ台北でも鍋料理は人気があります。中国で火鍋というと、麻辣火鍋、羊肉鍋や鴛鴦鍋(鍋の中央を太極の「陰陽」に見立てて仕切って味付けの違うスープを入れる鍋)といったものが有名で、これらの鍋料理ももちろん台北で食べることができます。けれども、台北でぜひ食べたい鍋料理と言えば、この酸菜白肉鍋です。 白菜の漬物(酸菜)と茹でた豚バラ肉(白肉)をメインにしたこの鍋料理こそが、今の台湾で最も日記の高い鍋料理なのです。この酸菜白肉鍋を食べさせてくれる店の数は数えきれないほど多いのですが、地元の台湾人から最も愛されている店の一つが、ここ長白小館です。 |
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長白小館は MRTの国父紀念館駅から徒歩5分程度のところにあります。裏通りにあって店もあまり大きくありませんが、上の写真の通り店の名前は大きく書いてありますから、これを目印にしてください。 | |||
酸菜白肉鍋のメインは茹でた豚バラ肉と白菜の漬物です。 この鍋料理が脂っこくない理由は、同じ豚肉を入れるにしても一回茹でて脂肪分を落とした豚肉を使っていることにあります。ですから、いくら食べても胃にもたれないのです。メニューは他にもいろいろあるのですが、肉を追加したり白菜を追加したりして、この日は友人と二人で来て、食べたのは殆どこの酸菜白鍋肉だけです。美味しくて、ヘルシー。最高です。 それから、この料理は中国北方料理などと言われていますが、それは正しいのでしょうか。私はハルビンや大連など中国北方には何十回となく行っていますが、酸菜白肉鍋を中国北部で食べたことはありません。ただ、この白菜漬けの漬け方が中国北方の大白菜という漬け方と同じだということではないでしょうか。私の中国北部での経験では、大白菜を入れた鍋料理は見たことはありますが、茹でた豚肉を入れた鍋料理にはお目にかかったことはないのです。 |
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鍋料理につきもののたれですが、長白小館ではたれのコーナーがあって、自分の好みで調合します。とは言っても初めて行く場合には、どのような調合にして良いか分からないので、おすすめの調合割合をベースに、辛いのが好きな人は辣椒(右上のカンにあります。)を増やしたりすると良いでしょう。 | |||
で、トッピングも選べますので、私は大好きな香菜をいっぱい入れました。私の好みからすると、ほぼおすすめの配合割合で、日本人好みの味になると思います。と言うか、台湾の人の好みが日本人の好みに近いというべきなのでしょうか。 | |||
お肉を入れて白菜を入れて、美味しい鍋料理を食べます。しつこいですが、本当にヘルシーです。そして美味しいのです。台北に来たらぜひ立ち寄ってもらいたいレストランの一つですね。 台北には食べたいレストランがたくさんあって、選択に迷います。三泊するなら、小籠包の鼎泰豊は朝飯か昼飯にして、夕食については1回は欣葉などの台湾料理レストラン、1回は夜市、そしてもう1回は酸菜白肉鍋ですね。2泊なら、台湾料理レストランと酸菜白肉鍋にして、夜市は夜食で食べに行くのかな。夕食を2回戦にするしかないかもしれませんね。長白小館の酸菜白肉鍋は、台北のグルメの中で、そのくらい価値ある料理なのです。 |
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おすすめの本: 歩く台北 2018 |
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