中国新幹線の最新の情報は「上海から蘇州への行き方」をご覧ください。
黒酢の名産地として知られている鎮江は江蘇省にある都市で、長江(揚子江)と京杭大運河(北京と杭州を結ぶ大運河)が交差する場所に位置していて、昔から商業が発達していた都市です。今では、中国の新幹線、和諧号に乗れば、蘇州から1時間10分、上海からでも2時間弱で到着します。 上の写真は、蘇州駅です。昔ながらの建物で風情が感じられます。時間は朝7時25分。今日乗る和諧号は、8時25分発ですから、1時間前に駅に到着しました。これから、待合室で私が乗る和諧号の入線を待ちます。 中国では、バスも新幹線も同じなのですが、駅に着いたら持ち込み荷物のチェックを受け、待合室で待ちます。待合室には「○時発○○行き」といった案内が出ていますので、自分の乗るバスや列車が表示されているところで待ちます。10分くらい前になると、ホームへのゲートが開いてホームに案内されます。空港の待合室と同じですね。 |
蘇州の新幹線(和諧号)ホームです。和諧号は、この上海地区のほか、広東省や北京市付近等でも走っています。特に北京からは、上海や蘇州まで東へ伸びる路線もありますし、ハルピンまで北に向けて走る路線もあります。和諧号の車両にはいくつか種類があって、日本の新幹線がベースになっている「CRH2型」以外に、ポンバルディア製やシーメンス製の車両をベースにした和諧号もあります。 上海、蘇州、南京といった江南地域を走るのは、専ら日本の新幹線型である「CRH2型」なのですが、一部の区間では在来線を走るため、せっかくの性能を生かせずスピードは少し控えめです。常州を過ぎた辺りから時速200kmを超えた運転となったものの、大体は時速170km程度での走行でした。 線路面が日本のようにしっかりしていないということもありますし、貨物列車が遅くて追い越せないといった問題もあります。2009年9月現在、複々線工事中ですので、ゆくゆくは和諧号と在来線の線路は別々になるのかもしれません。 |
和諧号の一等車です。日本の新幹線と同じ雰囲気ですね。和諧号は16両編成で、5号車と13号車に売店があります。車内販売もあります。日本の新幹線と何が違うかというと、携帯が使い放題であること。というか、そこらじゅうの客が携帯電話で大声で電話していてうるさいことです。 でも、総じて言えば、和諧号は快適です。バスで移動することと比較すれば、中国の旅もずいぶんと楽になりました。上海・蘇州間なら、わずか45分で移動できる時代になったのですから。 |
鎮江駅での和諧号と駅員さんの写真です。ちょっと見た感じは、どこか日本の駅のようですね。 |
中国新幹線の最新の情報は「上海から蘇州への行き方」をご覧ください。 |
鎮江駅の外観です。鎮江へは今回が初めてなのですが、思っていたより近代的な駅建物ですね。(2011年5月に行ったら、さらに立派になっていました。) |
駅の周りを見ると、あまり高い建物はありません。「長江(揚子江)と京杭大運河が交差する場所に位置していて、昔から商業が発達していた街」というイメージからすると、少し寂しいくらいです。商業エリアも駅前から車で10分くらい離れた所にあります。 |
駅前にマクドナルドとケンタッキーがあることを確認します。 私の場合、中国ではどんな食堂でも食べられるのであまり必要ないことなのですが、中国の料理や衛生度に敏感な方たちは、ホテルのレストランや米系ファストフード店の場所を、行く先々で確認しておくと安心すると思います。 さて、これから、鎮江の三国志遺跡を巡る旅に出発です。鎮江は、劉備と孫権の妹である尚香がお見合いをした甘露寺で有名です。まず、甘露寺のある北固山公園に行ってみましょう。ここには、刀で石を切ることができれば願いが叶うとして、劉備と孫権がそれぞれの願いをこめてその刀で石を切ったとされる「試剣石」もあります。 |
|
アジア写真帳(揚州) |
痩西湖 |
痩西湖の五亭橋 |
長堤春柳から徐園、小金山へ |
痩西湖の白塔と鳧荘 |
痩西湖の絶景スポット、釣魚台 |
痩西湖を歩く |
个園(個園) |
春の景と宜雨軒 |
夏の景と抱山楼 |
秋の景、冬の景と清漪亭 |
何園 |
晩清の名園、何園 |
何園の水心亭と回廊 |
揚州を歩く |
鑑真で有名な大明寺 |
清代の街並み、東関街 |
鎮江(三国志を中心に) |
和諧号で鎮江へ |
試剣石のある北固山 |
劉備が見合いした甘露寺 |
金山寺(江天禅寺) |
宋代の街並み、西津渡街 |
揚州のグルメ |
富春茶社、隋代からの伝統の味 |
冶春花園で点心三昧 |
冶春茶社で湯包と揚州炒飯 |
ホテルで食べる本場の揚州炒飯 |
地元の人気レストラン、盛宴 |
老舗の小吃店、共和春 |