永寧橋です。
この永寧橋は、位置的にも西塘古鎮の中心と言えますが、賑わいという点でも、まさに西塘古鎮の中心地です。煙雨長廊やその川向かいの西街への入口という道路の要でもあり、また、川がこの永寧橋の付近で合流しているという点で、水上交通の要でもあります。そうした交通の利便性もあって、昔から西塘の中心として栄えてきたのでしょう。
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上の写真は、永寧橋の脇にある「明清食代」というレストランです。
川に沿って風格ある建物が建っています。川べりの席にでも座って、ゆったりと食事したかったのですが、この日は、とにかく時間がないため、この店での食事は次回にお預けです。
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永寧橋の付近には、沢山の食堂があります。
上の写真は煙雨長廊の入口にある店です。川が合流しているところに位置していますから、解放的な感じのする店です。地図を見てもらうと分かるのですが、煙雨長廊と川向かいになる西街の川沿いの店なら、煙雨長廊方向を見ながら食事ができて、これも風情があるかなと思います。
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永寧橋を降りて、上で開放的な感じのすると評した店の入口です。なかなか年季の入ったおばさんがいて、雰囲気もいいではないですか。店の名前は「咸亨酒店」でしょうか? 魯迅の小説「孔乙己(こんいーちー)」の舞台となった紹興の居酒屋と同じ名前ではないですか。西塘では、豚のひざの煮込みがとろとろに煮込んであって旨いと聞いていました。
入りたい、しかし、時間がない。この店に入るかどうか、ちょっと悩みつつ、豚ひざの煮込みを思い浮かべながら、撮影した一枚です。
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ところが、「咸亨酒店」の隣に、おいしそうな粽の店を発見。西塘古鎮の名物料理というと、粽だったよなと思い出してしまいました。豚ひざの煮込みはちょっと保留し、まずは粽でも食おうという決断をしました。
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とりあえず、肉入り粽を注文。結構大きいですね。5元とは思えない大きさです。私の手のひらいっぱいの大きさです。肉汁たっぷりのおいしい豚肉もこんなに入っていて、なかなか旨いですよ。
しかし、腹にたまる料理です。時間もないことだし、西塘では食堂には入らず、「テイクアウト&立ち食い」で昼食を済まそうかな。そんな思いが強くなります。
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食い物の話ばかりになってしまいましたが、永寧橋の周りには、こんな風に食堂が沢山あります。
でも、永寧橋に来たら、橋の上からの西塘古鎮の眺めも楽しんでください。この写真は永寧橋の上から環秀橋方面を撮影したものです。煙雨長廊の方面も、また、北柵街の方面も、すばらしい眺めです。粽でも食べながら、風景を楽しんでください。
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中国・江南地方の34の古鎮を紹介しています。西塘、烏鎮、朱家角、同里といったメジャーな水郷古鎮は勿論のこと、諸葛孔明の子孫が住む諸葛村、孫権の子孫が住む龍門といった三国志ファンなら見逃せない村や、まだ中国人にもあまり知られていない山村など、幅広く紹介しています。江南地方の古鎮を観光したい場合、現時点では、最も参考になる書籍です。 但し、中国の人が実際に現地に行って記載したものを日本語に翻訳しているので、交通の利便性についての感覚や、食事やホテル等への評価などは、日本人の感覚と多少異なりますので、ご自分の旅行の参考にするに当たっては、そのあたりを十分に勘案した方が良いと思います。 |