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「西塘古鎮」 −夕暮れの西塘古鎮

アジア写真帳(西塘)


 初めて西塘を旅した時、一緒に回ってくれたガイドさんや茶館の小姐(おねえさん)が、盛んに、「せっかく西塘に来たのだから日帰りするのはもったいない」「私は夕暮れの西塘が一番好き」といったことを言っていたものですから、今回の西塘への旅は1泊することにしました。西塘についての情報を集めると、確かに、夕暮れの西塘、早朝の西塘の素晴らしさを記したものは少なくありません。
 結論から言えば、私も西塘の夕暮れに感動しました。
 本来であれば、夕景、夜景を撮影するのですから、三脚くらい用意すればよかったのですが、荷物になるからと、持って行かなかったのが本当に残念です。


 夕暮れ時の永寧橋です。
 永寧橋からですと、川沿いに煙雨長廊が走り、絶好のポイントですので、昼間以上に沢山の観光客で賑わいます。チャイナドレスを着た女の子たちも、西塘の夕景をバックに記念撮影です。

 
 永寧橋の上で、私が何枚か写真を撮っていましたら、このカップルに呼び止められ、二人の写真を撮って下さいとのご依頼です。まだ、明るさも残っていて、夕景を撮るには早すぎる時間でしたが、ご依頼に応じ、二人のためにシャッターを切りました。
 写真は、私の撮った写真を二人が見ているところで、この後、「綺麗に撮ってくれてありがとう」と二人が笑顔で感謝されました。その時の笑顔を撮れば良かったですね。

 
 カップルの写真を撮ってから20分くらい経ったでしょうか?少し、夕景の雰囲気が出てきました。永寧橋からですと、川の右側に煙雨長廊、左側に西街があり、川沿いに提灯を灯してるので、川面に写る提灯がとても綺麗です。これが、暫く経つと、一番上の写真のようになり、さらに、もっと周りが暗くなって、幻想的な雰囲気が漂うようになるわけです。



 

 もう時間は7時くらいになっています。夏の西塘は、この時間でもまだ明るいんです。永寧橋付近には、レストランが集中してありますが、この時間にもなると、お客さんが入り始めたようです。
 右側が、後ほど私が夕食を食べる「明清食代」というレストランです。「明清食代」からですと、英寧橋の死角になって煙雨長廊は見えません。が、永寧橋付近のレストランの灯りが西塘らしさを感じさせてくれるので、西塘の夜を楽しむ場所としては、おすすめできます。


 煙雨長廊から、西街を見たところです。永寧橋の端が左隅に見えます。
 西塘の夕景を見て回る小舟が動き始めました。西塘の川を舟で回るのは、昼間は昼間で良さがありますが、夕方は涼しいし、また、景色も幻想的になって、さらにいいですね。
 写真右の明るい提灯の建物が、西街の茶楼「福聚堂」です。福聚堂は川に出れる構造になっていて、ちょうどあの提灯の下あたりから煙雨長廊方面を見ることができます。



 

 写真は手振れがひどくて、見れたものじゃないですが、雰囲気だけは分かるでしょうか。
 煙雨長楼を右手に見ながらの夕景見物です。


 かなり暗さが増してきました。そして、川を渡る風も心地良くなってきました。川沿いのレストランで食事を取る人は、こんな感じで外に出て、西塘の夜景と静寂、そして、心地良い風を楽しむわけです。


 また、永寧橋に戻ってきました。かなり暗くなってきました。写真だと、もう一つ幻想的な雰囲気が出てこないですね。実際は、もっともっと良かったんです。ということを、付け加えておきます。
 さて、もうそろそろ8時です。レストランは早くしまりそうですから、そろそろ夕食にしましょう。

 


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