池から円洞門をくぐる |
芸圃(1)池周辺の景では、芸圃の池を一周して、池や築山の景を楽しみました。上の写真は乳魚亭から見た池の景ですが、これから芸圃の池以外の部分を紹介します。 まず、上の写真の左奥に見える高い塀の中の庭園へ向かってみましょう。入口である円洞門が曲橋の近くに見えます。 |
高い塀の中への入口にある円洞門です。塀に囲まれた一角には川が流れていて、もう一つ奥に円洞門が見えます。 |
塀の中は狭いエリアなのですが、池に注ぐ川が流れていて、三本の橋がかけられています。水源である山中をイメージした庭なのでしょう。池周辺とは異なり、森閑とした雰囲気が漂います。 |
水源の方から池の方を眺めてみます。池周辺とは異なる空間の演出はできていますが、もう少しスペースがないと木々もうっそうとした感じになりませんので、鑑賞する人に驚きを与えるほどではありません。 それでも、落ち着いた雰囲気の親しみの沸く芸圃らしい空間ではあります。 |
このエリアに建つ香草居です。建物を中を見たところ、書斎として使われていた建物ではないかと思われます。 |
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博雅堂と東莱草堂 |
響月廊の裏に建つ博雅堂です。この博雅堂が芸圃のメイン・ゲストホールだと思います。麺代末期の建築らしく、どっしりとした建物です。博雅堂と博雅堂に通じる回廊、それに響月廊に囲まれたエリアに博雅堂の前庭があります。 |
博雅堂の前庭に咲く花。青や赤、ピンクの小さな花をつけています。美しい鋪地(敷石)とも調和がとれていて、心が穏やかになる小庭園です。 この博雅堂をメインゲストホールとして、夕方からの会合であればすぐそばの響月廊から美しい月を見ながら客人と歓談し、日中であれば博雅堂を起点に池の周りをめぐりながら客人と歓談したであろう芸圃の主人の姿が目に浮かぶようです。 |
東莱草堂です。 芸圃の主人だった姜?故の故郷、山東省の莱陽県にちなんで、姜?故が名づけたものです。漢民族は一族や故郷を大切にします。蘇州に居を構えても、自らの故郷を忘れずに、ルーツを大切にしているのです。 |
東莱草堂です。絵や書が飾られた落ち着いた客間です。 |
東莱草堂の隣の世倫堂に掲げられた絵です。この建物には、こうした花の絵が多く飾られており、主人の姜?故が花を愛していたことが感じられます。 |
見事な竹です。白壁にみずみずしい緑が建物の白壁に映えます。 |
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心落ち着く庭園、芸圃を歩いてみましたけど、本当にゆっくりと中国庭園の雰囲気に浸れる名園です。観光客の数は少ないですけれども、まさに世界文化遺産の一つになっていることもうなづけます。 |
出口に向かうときも、主人の姜?故が愛していた花が見送ってくれます。実は、ここのバラを見て、いつもまた園内に戻ってしまうのです。心惹かれる庭園というのは、まさにこういう庭園を指すのでしょうね。 |
芸圃から迷路のような住宅街を抜けて、地元の人に人気のある繁華街、石路に出てみましょう。歩いて10分ちょっとですが、道は口ではうまく説明できません。 上の写真は、蘇州城の門を通り抜ける自転車タクシーです。この辺りは蘇州の下町ですから、観光地とは一味違う蘇州の素顔を見ることができます。 |
高い建物がホリデイイン・ジャスミン蘇州です。このあたりが石街の繁華街の入口でそこから奥にショッピングビルやレストラン等が軒を連ねています。石路周辺はこちらで紹介しています。また、ホリデイイン・ジャスミン蘇州のある交差点を右折すれば、昔の蘇州を再現したショッピングストリート、山塘街です。 ところで、ホリデイイン・ジャスミン蘇州は私の蘇州での定宿です。また、ホテル前の愛河橋のバス停からは、拙政園、留園、網師園などの蘇州古典園林まで行くバスや、観前街、虎丘、蘇州駅、蘇州市茶葉市場に行くバスなど、蘇州の各方面に行くバスが頻繁に出ているので、大変便利なのです。そして、本格的な蘇州料理が食べられるレストラン、松鶴楼もホテル内にあります。部屋は広い(特にエグゼクティブ・ビジネスが広い)し、サービスが行き届いているので、ビジネス・観光の拠点として、私はおすすめします。 このサイトから予約すれば、ベストレートで宿泊できます。 |
まず、こちらからご覧ください 蘇州旅行指南(蘇州旅行の楽しみ方) |
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