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シーフードの源利大飯店(ウォンリー・レストラン)|アジアグルメ図鑑(バンコク)

決定版! 海鮮料理の源利大飯店−アジアグルメ図鑑(バンコク)


【ご注意】源利大飯店は閉店しました。

2013年5月の記録


 7年ぶりに来た源利大飯店、ウォンリーレストランは、昔と変わらない庶民向けの外観です。ルンピニ公園に隣接した角地にあるこのレストラン、いや食堂は、私には合う味付けの店で、いつ来ても満足感を味わえる食堂でした。


 このレストランの良いところは、入り口わきにある生簀やテーブルに並べられた海の幸を指さしして選び、調理法を指示できることです。調理法くらいなら、お店の人も英語で通じます。普通は、どう料理するのがいいですかとか得意ですかとか質問して、自分のイメージに合えばその調理法でOKします。二人以上いたら、この蟹を使った料理も注文するところですが、今日はあいにく一人で来ていますから、かにはパスします。


 本日おすすめの食材ということで、調理場の窓口にいろいろ置いてありますから、この中から選ぶという手もあります。私個人的には、この源利大販店では、シーフードを中心としたメニューを組み立てた方が満足度が高いと思います。決して肉料理がだめだということではなくて、せっかく自慢のシーフードがあるわけですから、そのシーフードを中心に組み立てた方がベターでしょうという意味です。


 で、今日の一品目は牡蠣をふんだんに使ったオースワンです。玉子の量が少なくて、その分、牡蠣がたくさん入っています。いかにも源利大飯店らしい良心的な作り方です。玉子でカサを増やして安くこしらえようとするセコイレストランに比べると、なんて良心的なんだろうと思ってしまいます。美味しい!!


 サラダはイカのスパイシーサラダ(ヤム・プラームック)にしました。酸っぱくて辛いイカのサラダです。源利大飯店でサラダというと、まず私の頭に浮かぶのがこれです。レモングラスでしっかり酸っぱい味付けになっていて、辛さは半端じゃありません。外人だろうと容赦しないそのタイ料理らしい味付けが忘れられないのです。
 私がバンコクに着いたのはこの日の夕方4時半。すぐに源利大飯店に駆けつけたわけです。バンコクの夕暮れのまったりした風に吹かれつつビヤシン(シンハービール)を飲みながら味わうヤムプラームックは最高です。因みに、源利大飯店にはエアコンの入った部屋もありますが、このレストランの良さの一つはこの生ぬるいバンコクの風にあると思うのです。


 豆苗炒めもビールのつまみに注文しました。ビールのつまみとしては、他にソーセージとかいろいろありますが、まあ、どの程度飲むかによって、品数を考えてください。最近の私は健康志向ですので、牡蠣、イカと豆苗だけで、バンコク到着後の挨拶代わりの夕飯にしたのです。





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2006年の記録(4人で来ました。)

 
 最近、バンコク行く機会がどんどん減ってきて、行っても滞在期間が短くなってきてしまっています。飯を食う回数も少なくて、少ない機会の中でどこで食いたいかと考えると、どうしてもこの源利大飯店を思い出してしまいます。街中にあるのですが、海鮮料理、シーフード料理を満喫できる店です。
 新鮮な素材を選び、自分で調理法を説明する。まさにタイ料理の醍醐味です。もちろん、メニューもありますから、タイ語が話せなくても問題ありませんよ。
 ほら、壁の上のほうに、メニューが写真で出ていますよね。あの写真を指差してもオーダーできるんです。


 お店の正面にはシーフードの素材が色々並んでいます。どうしても目に入ってくるのがコレ。蟹です。土鍋に入れて春雨とともに蒸すプー・オブ・ウンセンにするのも好きですが、今日はバンコクにくるのが初めての人もいたので、定番のプー・パッポン・カレーにしてくれと頼みました。
あわせて、春雨の土鍋蒸しは蝦で作ってもらうように頼みました。蝦は旨そうなので、シンプルに焼いてもらうようにも頼みました。
この身勝手に注文しているときが、タイ料理の楽しさの一つですね。


 お店の正面にはホタテもありました。あまり大きなホタテではないですが、これも焼いてもらいましょうか。
 野菜と炒める方法もありますが、シンプルに焼いて、タイの調味料で味付けするのが最高ですね。


 席についてビヤシンを飲みながら最初に出てきたのが、イカのスパイシーサラダ、ヤム・プラームックです。これも表にあったヤリイカを指差して、辛いサラダを作ってくれと注文したものです。
 しっかり辛い味付けで、うまい!!! 一品目から満足です。


 続いて、タイのさつま揚げ。トー・マン・フラーです。
 この料理はビールのつまみになるので、毎回のように注文してしまいます。この店、源利大飯店(ウォンリー・レストラン)のトー・マン・フラーは、なかでも出色の出来栄えです。旨そうな色しているでしょう。また、トー・マン・フラーは、辛い料理が続く場合の口休めとしても、注文しておくべきメニューですね。


 続いて、タイ式ソーセージ、ネームといいます。
 この料理はまさにビールのつまみとしてぴったり賞をあげたくなる味です。シャウエッセン以上のパリパリ感と独特のスパイシーな味付けがたまりません。この店では肉料理が少ないので、厨房にぶら下がっているのを見て思わず注文してしまいました。


 この源利大飯店に来たら、どうしても注文したくなるのが、定番料理のトム・ヤム・クンです。本格的な味付けで、タイに来たんだという充実感が味わえます。日本人が客だと分かっていても、手加減しない本格的な辛いトムヤムクンを提供してくれます。もちろん、酸味もよく効いていて忘れられない味です。
 辛さに強くない人は少し手加減してもらうように注文時に頼んでおいたほうが良いでしょう。でも、せっかくの機会だから、本場の本当の味付けを楽しんだら旅行の良い思い出になるでしょう。


 自分のお椀に入れて、さあ食べるぞという前に、撮った写真です。
 プリプリした新鮮なエビが嬉しいですね。素材を選べる源利大飯店(ウォンリーレストラン)ならではの楽しみです。フクロダケもおいしいです。そして、何と言っても、本場のナンプラーをベースにしたスープの味付けが最高です。スッパイ!辛い!‥‥だから、旨いんです!!

 



 トムヤムクンに続き、ホタテが出てきました。軽いガーリック味になっていて食べやすいです。素材の味がそのまま味わえます。こういうシンプルな料理を作ってくれるところも、この源利大飯店(ウォンリーレストラン)の良いところです。 


 店頭で注文した焼き物がもう一つ出てきました。エビです。4人で行ったので、人数分、焼いてもらいました。焼き具合がちょうどいいですね。トムヤムクンで麻痺しつつある口の中を正常な状態に戻してくれた素晴らしいシンプルな味わいです。
見るからに、旨そうですね。 


 エビ料理が続いてしまいました。なんて贅沢なんでしょう。春雨との土鍋蒸しです。
 日本にいると、そんなに春雨は食べないのですが、ここタイに来ると、食いたくなるのは何故でしょうか。エビの味が染みていて旨いです、コレ。
今日は、旨いものが沢山食えて、本当に幸せです。

 

 そして、出てきました。本日のメインディッシュ。
 プー・パッポン・カリーです。店頭で生きていた蟹がバラバラにされて卵とカレーに包まってしまいました。これは、絶品の味です。かには食べづらいですが、そんなに上品にならずにそのまま口に入れてしゃぷるのが良いでしょう。手も使ってむさぼるように食べる、それが源利大飯店(ウォンリーレストラン)ならではの蟹の食べ方です。タイの蟹も旨いですよ。
あー、旨い!!!


 満腹です。そして、満足です。もう、食えません。腹いっぱいです。
 ところで、冒頭でも紹介したとおり、このように店内にはメニューが写真で張ってあります。本になっているメニューもありますが、店内の写真のほうが分かりやすいかもしれません。
 この源利大飯店はもともとは中華粥の店だったと聞いています。だから、メニューは漢字でも書いてあります。漢字と写真で見れば、タイ語のできない人でも注文しやすいですよね。


 オーッ、満腹なところに、もう一品、出てきてしまいました。
 カオ・パッ・クン、エビ入りチャーハンです。マナオを絞り、ナンプリックをかけて食べると旨いんですよ。みんな腹いっぱいだったけど、このチャーハンが旨いんで、全部食ってしまいました。
カロリーが心配です。


 よく食いました。しかも、私たちの大好きなシーフード中心のメニューです。そして、ビヤシンも良く飲んだのに、日本円で一人1,500円にもならない代金です。嬉しくて、私にしては珍しくお店の人と記念写真を撮りました。

 タイへ旅行するときにはツアーに入るのもいいですけど、私は個人旅行をおすすめします。個人旅行だからこそ、好きな店で好きな時間に食事することも可能ですし、だからこそタイやバンコクのレストランや料理を自分で調べるという楽しみも出てきます。そして、旅行出発前に得た情報をもとに行ったレストラン店で美味しい料理にめぐり合えたら、旅行の楽しみというのは10倍にも100倍にもなるのです。

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