タニヤ近くのタイ料理レストラン、シーファー(世華)は今も健在です |
シーロム地区にあるパッポン通りやタニヤ通りには、旅行のつど、何となく訪問します。昔からよく行っていたエリアなので、ついつい足が向いてしまうのです。パッポン通りのネオンが好きなわけでもありません。日本人向けの店が多いタニヤ通りに、馴染みのバーやクラブがあるわけでもありません。 むしろ、馴染みの店と言えば、ここシーファーかもしれません。シーファーはバンコク市内に数店舗を有しているレストランチェーンで、おそらくこのタニヤ店は、私がバンコクによく行くようになった1990年かそれ以前から営業していたはずです。 場所柄、日本食レストランが多いのですが、日本人の舌に無理に合わせたりせずに、しっかりした普通のタイ料理を食べさせてくれます。値段もリーズナブルなのでおすすめです。 |
シーファー・レストランには、英語と日本語で書いてあるメニューがあります。英語・日本語メニューには、どちらかと言うと観光客受けする料理が並んでいます。ひょっとしたら辛さもマイルドにしているのかもしれません。この英語・日本語メニューとは別に、タイ語メニューがあって、昔からそうなのですが、タイ語メニューのほうが料理数は圧倒的に多くなっています。(値段はどちらのメニューでも同じです。)したがって、私はこの店ではメニューを見ずに、食べたい料理をタイ語でオーダーします。 さて、私の最初のオーダーは、ヤムヌアです。日本語では、牛肉ステーキのスパイシーサラダと言うべきです。この店のヤムヌアは、とっても辛くて口の中がひりひりひりしてきます。実は3年ぶりにこの店に来たのですが、昔と変わらぬ容赦ない辛さに嬉しくなってしまいます。 |
そして、コームーヤーン、豚ののどのバーベキューです。私の好物の一つで、特にシーファーのコームーヤーンは、いつ食べても美味しいです。写真のたれをつけて食べます。このたれも辛いので、口の中が辛くなったら水やビールを飲むのではなく、野菜をかじって口の中を中和させます。 |
コームーヤーンをアップすると、こんな感じです。やけ具合が良いのか、歯応えも適当ですし、噛めば噛むほど味が出ます。満足です。 |
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カオパックン、エビチャーハンです。小皿にナムプリックがいっぱいに入ってきたので、これをかけて好みの味付けにしてから食べます。私は、すっぱ辛いほうが好きなので、これをすべてかけます。全部かけても辛さは程々なので食べやすいですね。期待通りの味です。美味しいです。 ヤムヌアの辛さをカオパックンのほど良い辛さが中和してくれる感じです。 |
タイのお米はチャーハンに合ってますね。サラサラした粘り気のないご飯なので、軽やかな味わいになります。シーファー・レストランのカオパックンばかりでなく、どこで食べてもカオパックンはハズレがないような気がします。シーファーのカオパックンはエビが沢山入っていることが特長かな。そのエビもプリプリしていますから、食べてて嬉しくなってしまいます。 |
今日のデザートは、ホームメイドと書いてあったドリアンアイスクリーム。他のアイスクリームにはホームメイドということは書いてないのに、このドリアンアイスクリームだけはわざわざ「ホームメイド」と明記してあります。本当にホームメイドなの?なんていう疑惑はありますが、値段も他のアイスクリーム40バーツと異なり、ドリアンアイスクリームだけは70バーツもしていて、何か他のアイスクリームとは一線を画しています。 来ました、ドリアンアイスクリーム。ドリアン独特の香りが口いっぱいに広がります。さすがは果物の王様、ドリアンです、アイスクリームになっても美味しいですね。タイ料理で口がヒリヒリした後に食べると、ドリアンの香りがますます引き立ちます。そして、ヤムヌアの辛さにしびれていた口の中を完全に中和してくれています。ドリアンは苦手と言う人も、このドリアンアイスクリームなら食べられるのではないでしょうか。 私は思います。「ドリアンアイスクリームはアイスクリームの王様です。」 |
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1990年代の懐かしいシーファー |
私のお気に入りのレストラン、SEEFAH。中国で書くと「世華」となります。 ここは、日本人ご用達のタニヤ通りの近くにあります。そのせいで日本語のメニューもあるようなのですが、味付けは決して日本人向けに媚びた味付けになっていないのが好きなところです。英語も多少は通じるし、写真付きメニューもありますので、タイ初心者の方にでもお奨めできる店です。 この店は味付けや辛さは本格的ですし、店構えも最近改装して綺麗になりました。ただ、店の中は相変らず庶民的ですが、……。値段も、屋台ほどではないですけれど、庶民的です。 |
まず、この店でのおすすめはソムタム。パパイヤサラダです。 これは基本的には屋台料理ですので、高級店に行くと置いていないのですが、さすがはシーファー(SEEFAH)、庶民的な店です。 この写真を見ると、この店の辛いソムタムの味を思い出します。ここのソムタムは極上の味です |
次は、ちょっと口休めの料理で、タイ風さつま揚げ、トー・マン・プラー。ふっくらした出来あがりで口当たりいいです。日本だとしょうが醤油で食べるのですが、タイでは甘いたれをつけて食べます。旨いですね。 タニヤ通りもかつての賑わいはなくなりましたが、今でも日本人がよく訪れる通りです。タニヤに行って、日本食食べて、日本食の後は日本語をしゃべれるタイの女の子と遊ぶなんていうのは、日本でもできることです。せめて、飯だけでもタイ飯屋に行ってほしいものです。そんなときにおすすめのレストランが、ここシーファー(SEEFAH)なのです。 |
お次はイサ―ン地方の料理で、ラ―プ・ムー(ムーは、豚肉の意味)です。 同じ味付けで、鶏肉の”ラ―プ ガイ”(ガイは、鶏肉の意味)も人気があります。何故か、これもサラダに属します。 辛くて酸っぱくて、香辛料たっぷりで、写真を見ただけで、よだれと汗が出てきてしまいます。添えられた生野菜は、口に広がった辛さを押さえるためのものです。タイ人に言わせると、水やビールは、辛さを押さえるのに役立たないとのことです。 私も、10年位前までは、生野菜は出来るだけ食べないようにしていました。特に疲れて体調が弱っているときなどは、食中毒などにかかるリスクもあるからです。でも、今のバンコクは食品衛生が格段に良くなってきていますので、かつてはバンコクでの生野菜を敬遠していた私も、生野菜で辛さを抑えるようにしています。 |
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イサーン地方の豚肉料理が続きます。今度は、「コー・ムー・ヤーン」です。 豚ののど肉を焼いた料理です。英語では、port neck barbecueと訳されています。 豚の首の部分は何故か脂身が多く、秘伝の甘辛いタレで照り焼きされたその味は、脂の乗った骨付きカルビに匹敵します。食べるときも、特性の辛いタレをつけます。 これも美味しいです!私のおすすめの一品です。 |
もっと先に食べたかったけど、ここで、牛肉サラダ、ヤムヌアが出てきました。盛り付けは綺麗ですが、味付けは、結構、攻撃的です。辛いです。だから、旨いんです。ヤムヌアは、下手なところで食べると硬い肉にあたってしまいますが、ここのはまずまずです。 |
この店の料理は辛いのですが、もっと辛くするために、こいつをもらいました。青唐辛子の酢漬けです。 ヤムヌアやコームーヤーンなどにもかけて食べますし、チャーハンにはガンガンかけて食べます。 |
タイ料理で好きなのは、私の場合サラダですね。この日は、友人二人と食べたのですが、結局3つもサラダを頼んでいます。最後に出てきたサラダはヤムウンセン、春雨サラダです。この店の春雨は本当に美味しいです。 この辛さ、やっぱりビールに良く合います。昼飯なのに、ついついビールを飲みすぎてしまいました。 |
SEEFAHレストランの近くにある惣菜屋台、すなわち「ぶっかけご飯」の屋台。なかなか品数もあっておいしそうでした。 でも、私はどうせタニヤ通りやパッポン通りの方まで来てタイ飯を食べるなら、食べ慣れたSEEFAHレストランで食べたいですね。 |
SEEFAHレストランの近くにあるお弁当屋さん。近所のOLが群がっていました。きっと安くて美味しいのでしょう。弁当屋よりは惣菜屋台の方がずっと美味しいと私は思うんですけどね。 それにしても、バンコクって犬が堂々と都心部を闊歩してますね。 |
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