チェンマイで麺類を食べるとなると、どうしてもカオソーイ(カレーラーメン)を思い浮かべてしまいます。それはそれで誤った選択ではないのですが、実はクイッティオも捨てたものではないのです。 タイにはラーメンの麺が大きく分けて二種類あることはご存知だと思います。一つは中華麺のバーミーで、もう一つが米から作られるクイッティオです。この米から作られる麺というのは、ラーメンの本場、香港でも良く食べられていて、特に潮州料理のラーメン屋で出されるのはクイッティオと同じ米の麺(香港では「河粉」と言います。)です。香港で食べる河粉の基本は魚蛋(フィッシュボール、魚のつみれ)と河粉(うどんのような米でできた太麺)の組み合わせです。 タイにいる中華系の人はその過半数が潮州関係者であると言うことらしいのですが、タイのラーメン屋でクイッティオが出されるのは、この中華系の人々が潮州出身であるということと無関係ではないと思います。 今日、訪問したクイッティオ屋さんはロットヌンというお店です。 |
ロットヌンのメニューです。英語も出ていますから分かりやすいですね。ですけど、ちょっと解説を。 egg noodleは玉子麺ですから、中華麺、いわゆるバーミーのことです。rice noodleがクイッティオを指していて、その後のflat largeを付けることにより、いわゆる太麺のセンヤイのことを指しています。 私はセンヤイを注文しました。きしめんのような太さの麺です。 |
センヤイが出てきましたが、一見するとセンヤイが見えません。太めの日本そばみたいなのがトッピングで乗せられていまして、そればかり目に入ったからです。よくよく見てみると、その日本そばみたいなトッピングの下に、きしめん状のセンヤイが見えます。 |
センヤイをよく見えるように上に出してみました。 ここで食べるクイッティオは、麺の味は香港の河粉とほぼ同じです。また、つみれなど麺に載せる具も大差ありません。ただ、クイッティオ屋さんのテーブルには必ず置かれている調味料セット、すなわち、ナンプラー、唐辛子、砂糖といった調味料をかけるので、それでタイ風ラーメンに味が変わるのです。バンコクではクイッティオを良く食べる私も、チェンマイだとどうしてもカオソーイ(カレーラーメン)を優先して、クイッティオ屋さんに足を運んでいませんでしたが、やっぱりクイッティオも美味しいですね。 |
この日、訪問したクイッティオ屋さん、ロットヌンは、チャルンパテート通りのダイヤモンドホテルの向かい当たりにあるお店です。チャルンパテート通りはナイトバザールがあるチャンクラン通りに並行して走る一本ピン川寄りの通りです。 朝早くから開いていますので、朝食に良いかもしれません。 |
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チェンマイのグルメ、こちらもご覧ください カオソーイ、ラムドゥアン 旨いカオマンガイの店 惣菜・カレーのアルーンライ ロットヌンのクイッティオ ピン川沿いの高級店、ターナム 姉妹ページ アジア写真帳(チェンマイ) |
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