ソンポチャーナ、最新情報(2013年5月の情報) |
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ソンポチャーナ・レストランがあるトンブリ地区は、私たち観光客にとってあまり馴染みのないエリアですが、古きバンコクの香りを残す庶民の町です。最近、BTSスカイトレインのクルン・トンブリ駅ができましたので、いくらか足の便も良くなりました。 このトンブリ地区に美味しいレストランということで、2000年にこのソンポチャーナを初めてこのサイトで紹介したところ、サイトをご覧になった方からいくつものご照会を受けるようになりました。タイ料理が好きでバンコクに旅行する方って増えたのですね。 名前はソン・ポチャナ・レストラン。(現地の人の発音は「ソンポシャーナ」とも聞こえます。) 実は5年以上行っていなかったものですから、久しぶりに行ったら、なんと建物が新しくなっていました。より立派により大きくなっていたのです。料理もよりおいしくなっていると良いですね。 |
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夕方の5時過ぎに行ったので、まだお客さんは誰もいません。しかし、きれいになったなあという感想です。ここソンポチャーナは一皿の量が多いので、最近はすっかり一人旅の機会が増えている私としてはちょっと足が遠くなってしまうのです。とは言え、古い情報だけをそのままホームページに載せ続けるのもイヤですから、今回、無謀にも一人で再訪した次第です。 |
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さて、今日の一品目は、ソムタムです。このソンポチャーナの魅力の一つは、その容赦ないほどの辛さです。最近のタイの若者は辛い料理が苦手になったとか聞きます。また、辛い料理を食べることはカッコ悪いとか恥ずかしいとか感じる若者がバンコクに増えてきたなどとも聞きます。ですけれど、ここはトンブリです。昔ながらの辛いタイ料理がやはり人気があるのでしょう。 久しぶりに食べたソンポチャーナのソムタム、辛いです。私の期待に十二分に応えてくれる辛さです。おいしいです。幸せです。 |
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今日の二品目はホタテの牡蠣ソース焼きです。ソンポチャーナらしくドーンッと九つも出てきてしまいました。いくらなんでも数が多すぎます。 |
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でも、よくよく見たらホタテはそれほど大きくなく、小粒です。これなら食べきれそうです。 |
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アップしてみてみましょう。ニンニクやネギがトッピングされ、さらにそこに唐辛子が乗せられているところが、ソンポチャーナらしいところです。おいしいです。正直言って、この料理だけ食べ続けたら飽きてしまいますけど、他の料理の合間に食べるとそんなことはないのです。まあ、二人以上なら完食できるおいしさですね。もちろん、私は一人で来たけど完食しました。 |
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そして、本日のメインディッシュ、カニと卵のカレー炒め(プー・パッ・ポンカレー)です。小さいやつにしてくれとオーダー時に言ったつもりでしたが、ウェイトレスに英語が通じていなかったようです。このソンポチャーナに外人旅行客が来ることは滅多にないのでしょう。英語を話す店員には今回も会えませんでした。 さて、この途方もなく大きなプーパッポンカレー、私の大好きな料理とは言え、完食への戦意を失わせるほどの量です。三人以上なら食べたいという量ですね。 そして、肝心の味なのですが、激辛のソンポチャーナレストランではありますが、プーパッポンカリーについては甘い味付けです。カレーの味は控えめにして、素材の味を生かした味付けということができます。おいしいです。満足です。でも個人的には、クアンシーフードの味付けの方が、カレーの味がもう少し強くて好きかな。 |
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しかし、すごく大きなカニでした。その分、高くなってしまうんですけど、とにかく食べ終わりません。上の写真はそろそろお腹一杯になったなあというところで蟹を見たら、まだ半分くらい残っていたのです。このくらいの分量が日本でいうLサイズくらいではないでしょうか。 もったいないから完食しました。 久しぶりのソンポチャーナの感想ですが、「店はきれいになったけど味は変わらない」ということです。相変わらず高水準の味です。ただ、お店の楽しみ方としては、やはり大人数で、少なくとも四人くらい以上で来て、いろいろなタイ料理を食べるのが良いと思います。一皿の盛りが多いので、少人数ですと、品数を楽しめません。今日は海鮮ばかりオーダーしましたけど、肉料理もおいしい料理がいろいろあります。ぜひ、いろいろなタイ料理にトライしてください。 |
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トンブリの名店、ソンポチャーナへの行き方 |
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たくさんご照会をいただいているトンブリの名店、ソンポチャーナへの行き方について説明します。 |
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さて、場所は概ね理解できると思います。どのように行くかですが、残念なことに地下鉄やBTS(地下鉄)の駅は近くにありません。最も近い駅はBTSのクルン・トンブリ駅ですが、歩くと20分弱かかります。一方で、チャオプラヤエクスプレスのピアで「S1:Wat Sawetachat」からはすぐなのですが、このピアには各駅停車しか止まりません。オレンジフラッグのボートも止まりません。サトーン(Sathorn)から南への各駅停車は16時半以降はありませんので、利用できません。 そこで行くためにはBTSのクルン・トンブリ駅から歩くかタクシー利用になります。歩いて20分弱、夕方であれば西日は建物の陰で防げますのでそれほど苦痛ではありません。でも最も楽なのは、BTSのクルン・トンブリ駅からのタクシー利用でしょう。上の写真の住所表示を見せれば連れて行ってくれるはずです。また、チャオプラヤ川を渡る道路が込みますので、時間を節約するために、BTSのクルン・トンブリ駅からのタクシー利用をお勧めします。 |
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ソンポチャーナの懐かしい過去の料理(2000年6月〜) |
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ソンポチャーナ・レストランがあるトンブリ地区は、私たち観光客にとってあまり馴染みのないエリアですが、古きバンコクの香りを残す庶民の町です。 このトンブリ地区に美味しいレストランがあるということは以前から聞いてはいました。しかしながら、かつてのように交通渋滞が深刻な時代は、とても足を伸ばす気にはならなかったのも事実です。最近、バンコクの交通渋滞もいくらか緩和されてきたので、以前から目をつけていたこのレストランにようやく行く気になりました。 名前はソン・ポチャナ・レストラン。(現地の人の発音は「ソンポシャーナ」とも聞こえます。)安くて美味しいと評判のレストランです。さあ、メニューを開いてみましょう。 |
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トンブリ地区まで来ると、さすがに食堂で日本語や英語が通用するとは考えづらいものがあります。 この店に入ってほっとしたのは、メニューに英語が入ってて、写真もあったこと。屋台で簡単な料理を頼むのならともかく、私のタイ語能力からして、レストランではずれのない料理を注文するには、やはりタイ語だけのメニューでは不安なのです。 (2013年5月:注記) 現在も、メニューの内容は変わっていますが、英語が併記されているメニューが使われています。 |
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知らない店でメニューを見るというのは、結構わくわくするものです。メニューを見ながら、実際の料理の姿を思い描くのは、楽しみの一つですね。 さて、このレストランでは、タイ料理のほかに、中華料理や日本料理などもメニューに入っていました。写真は日本料理のページです。刺身や寿司、てんぷらなどの写真が見えますね。刺身は安いですが、やっぱり生で食べるのは勇気がいるなあ。 |
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最初の料理はソムタム(青パパイヤのスパイシーサラダ)です。初めて訪れたレストランでは定番料理も頼んでその店の味付けの程度を計ることにしています。私の場合は、ソムタムまたはヤム・ウンセンが辛さを計るメジャーになっています。タイのサラダにはヤム・ウンセンやヤム・ヌア(牛肉サラダ)など、「ヤム・○○」という料理がありますが、これは、あえたサラダという意味です。ヤム・ウンセンもヤム・ヌアも私の大好きな料理なのですが、辛さを図るためには素材の良し悪しにあまり左右されない料理、すなわち、味付けが勝負の料理を選ぶと良いと思っているのです。そういう意味で、ソムタムかヤムウンセンあたりが、レストランの味付けの良し悪しを見る尺度としては良いのではないかと思っています。 さて、このお店のソムタム味ですが、本格的なと言いますか、タイで食べているのですから本場の味なのは当然としても、期待以上に刺激的な味付けです。「辛い!旨い!」。最初の一品で、思わず唸ってしまう私でした。 |
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シーフード・サラダでひりひりした口や胃を少し正常化するために出てきた料理がこれです。かきのオムレツです。タイ料理と言うと、辛い料理が多いのですが、こうしたオムレツの類やさつま揚げ系統の料理を間にはさむことによって、バランスの良い(?)組合せとすることが出来ます。 この料理。味としては、タイ料理と言うより、中華の潮州料理に近い感じがしました。美味しかったです。 |
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スープはトム・ヤム・クンにしてみました。 ものすごく旨いんです、これが。過去、トムヤム・クンについては何十回と食べていますが、うーん、ここのトム・ヤム・クンは間違いなく5本の指に入りますね。「うーん、絶品!」 刺激的な辛さと適度な酸味で、私の場合はどうにも止らない状態になってしまいました。が、私の友人にはちょっと辛すぎたようで、どうにも鼻水が止らなくなっていました。 |
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口の中が火の海になっている友人に配慮して、トート・マン・プラー(タイ風さつま揚げ)を注文しました。いい色に揚がってますね。味も美味しいですよ。 でも、ほとんどは私の友人が食べてしまいました。相変らず私は、トム・ヤム・クンを飲み続けていたのです。 |
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もう一つ辛さ対策として、蟹と春雨蒸し(プー・オブ・ウンセン)です。ショウガと蟹の香りがよく染み込んで美味しいです。海老と春雨蒸しの方が一般的なのですが、こっちの方が美味しいかななんて感じてしまうほど、この料理は美味しかったです。 バンコク中心部の高級店では、この料理の器は陶器ですけど、さすがはトンブリの庶民派レストランです。器も庶民的です。でも、いいんです、美味しければ。 |
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再び、激辛モードに入ります。ヤム・プラームック(イカをあえたスパイシーサラダ)です。英語では、SPICY SQUID SALADAと表示されていますが、その名の通り、とても辛くて私の舌にはピッタリです。様々なヤム料理の中で、このヤム・プラームックはどこで食べてもスパイシーです。特にここソンポチャーナでは容赦ない辛さが襲ってきます。 でも、辛いだけではないのです。マナオ(タイのレモン)が効いていて、辛酸っぱく仕上っています。そして、ちょっぴり甘さも感じてしまうのです。 「幸せだなあ」と思わず微笑んでしまう私でした。 |
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続いて、ラープ・ムーです。豚挽き肉のスパイシーサラダです。ソンポチャーナはシーフードが美味しいレストランですが、肉料理もいろいろあります。コームーヤーン(トントロのバーベキュー)などもあります。ただ私の好みとしては、シーフードを食べていた方が満足度が高いと思います。 さて、このソンポチャーナという店は、味付けが辛くて、というか、本格的なところが私の気に入っている理由です。そうした意味で、このラープ・ムーの容赦ない辛さは、やっぱり来た甲斐があったと、私を満足させるものがありました。最近のタイの若者は辛い料理が苦手になったとか聞きます。また、辛い料理を食べることはカッコ悪いとか恥ずかしいとか感じる若者がバンコクに増えてきたなどとも聞きます。彼らは、こんな辛いラープムーは好みじゃないでしょうね。 |
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次はアサリの炒め物です。これは、見た目ほど辛くありません。でも、適度にスパイスが効いていて、と言うか、味が染み込んでいていける味です。辛い料理にあきれていた友人たちが大変な勢いで食べたので、あっという間になくなりました。 これを食べる頃には舌のしびれも薄れてきました。 |
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今日の仕上げは、まず、カオ・パッ・クン(エビチャーハン)です。さっぱりした味付けで、一時は錯乱状態だった私の舌も、もうこれで通常ベースに戻りました。とはいえ、例によって、ナム・プリックをかけまくって食べましたから、適当な(?)辛さで美味しくなりました。。 満腹です。でも、まだ終わらないのです。 |
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本当の仕上げは、カノムチーン・ゲーンキョワーンです。カノムチーンという麺をグリーンカレーをつけ麺の汁のようにして食べる料理です。 右側は、グリーンチキンカレーです。タイのカレーはゲーンといいますが、インドのカレーとは全然違いますね。ココナッツがベースに使われていて、これに唐辛子やニンニクやレモングラス等で味付けされています。中に入っているナスは、日本のナスと違い、小さく、固く、食べると結構苦いのですが、カレーが辛いので絶妙な味になります。 本来、ゲーンをカレーと訳すのがおかしいんじゃないかなと思いますが、こういうのを見ると、日本人はご飯にかけて食べたくなってしまうんで、やっぱりカレーという訳でいいのかな。 左側は、カノムチーンと言います。屋台でよく出ています。英語では、THAI RICE FLOUR NOODLESと言うんですね。日本のソーメンに似ています。ゲーンをかけて食べるために出てきたのですが、私はやっぱりライスを注文してしまいました。日本人なんですね。グリーンカレーはライスにかけたら、とてつもなく美味しかったです。 |
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ソンポチャナ・レストランの店内です。庶民の町トンブリらしく、庶民的な雰囲気です。さすがに人気店だけあって、夕方7時を過ぎたら、広い店内がほぼ満席になってしまいました。 |
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ソンポチャナ・レストランの概観です。庶民の町トンブリらしく、庶民的な作りですね。 ソンポチャナは漢字で書くと「松發利」なんですね。この字を目印に店を探してみてください。 |
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歩くバンコク 2017-2018 |
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私が愛用しているバンコクのガイドブックはこれ、「歩くバンコク」です。新しいビルが次々に建設されているバンコクの街歩きをするには、最新の地図代わりになるガイドブックが欲しいものです。 地下鉄やBTS(スカイトレイン)が開通したり延長されたりした結果、バンコクでの私の歩き方は、地下鉄やBTSの駅を中心に考えるようになってきました。この「歩くバンコク」では、主要駅を中心に駅周辺のショッピングやグルメの店を紹介していますので、その点が使いやすいのです。駅ごとに出ている詳細な地図は、私のバンコク歩きに欠かせません。薄くて軽いことも、街歩きの地図としての位置づけからすれば、嬉しいことです。 さらに言えば、私が買っているのはKindle版です。ご承知のようにKindle版はKindle端末に加え、iPadやAndroid端末でも利用できます。私はiPadにダウンロードしていますから、旅行先にタブレットを持っていけば、ネット環境がない場所でもいつでも自由に情報にアクセスできるのです。これはバンコクの街歩きに欠かせません。 |
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