銅羅湾の人気店、池記のワンタン麺 |
私が香港旅行で宿泊する場合、過去に住んでいたこともあって香港島を選ぶようにしています。下町好きの私としては、上環や北角のような渋い街が好きなのですが、今回は珍しく銅羅湾にホテルを取りました。若者の多い銅羅湾(トンローワン、causewaybay)の街には、上の写真にあるタイムズスクエア(時代広場)やそごうを始め、たくさんのショッピングモールがありますし、若者が好むB級グルメのお店も数え切れないほどあります。 |
とにかく人が多い街なのに歩道は狭いですから、いつも人を掻き分けて歩くことになります。私はこの銅羅湾(トンローワン、causewaybay)に近い大抗地区に住んでいたので、昔の通勤経路ですから実は嫌いではない街なのですが、年配者には精神的にちょっと疲れる街かもしれません。香港への旅行者でも、この街をグルグル歩いて回る人はあまり見かけません。 |
タイムズスクエア(時代広場)前にあるB級グルメ店、新時代美食も若者で一日中、賑わいます。こういうテイクアウトの店で食べ物や飲み物を買った人々が、その場で飲み食いしていますから、ただでさえ狭い歩道がますます狭くなるわけです。 |
そんな銅羅湾(トンローワン、causewaybay)にあるラーメンの人気店といえば、ここワンタン麺の池記です。B級グルメの激戦地、銅羅湾(トンローワン、causewaybay)にありながら、本当に長い年月、常にトップレベルの人気を得ている老舗のラーメン屋さんです。看板にもあるように、一番の人気商品はワンタン麺です。 いつ行っても外に10人以上の列ができているので、最近はなかなか入れなかったのですが、この日夕方4時くらい、たまたま通りかかったところ列が店の外にはできていなかったので、思わず入ってしまいました。 |
池記のテーブルにつくと、上の写真のようなセット料理メニューが置いてあります。Aセットであれば、ワンタン麺や牛筋面など8種類の主食から一つ選んだ上で、飲み物かデザートということで豆腐花などから一つ、または、麺に載せるものとして菜心(チョイサム=空心菜)などから一つを選ぶと51香港ドルというセット内容になっています。 |
そうしたセットはあるものの、私が注文したのはワンタン麺単品です。お腹が空いてるから入ったというわけでもないですからね。 さて、ワンタン麺が運ばれてくると、ワンタンは麺の下に隠れてしまっています。麺とほんの少しのネギしか見えません。やはり菜心くらいプラスしないと、ちょっと寂しいですね。 |
下からワンタンを面の上に出して写真を撮ってみました。これでもまだ寂しいな。 そんな見た目の寂しさがあったからでしょうか、久しぶりに食べた池記のワンタン麺はパンチに欠けました。麺は香港のどこにでもあるゴムのように弾力の強い麺ですが、特に麺が旨いわけでもなく、スープが旨いわけでもなく、ワンタンが取り立てて旨いわけでもありません。食べてもおいしくないというほどではないにせよ、行列に並んで食べるほどの味ではなくなってしまっているのです。 せっかくの香港旅行で、最も楽しみにしていたグルメでこうした期待はずれの料理が出てしまいました。かなり欲求不満の残るワンタン麺でした。 この後11時くらいに、潮興魚蛋粉で潮州ラーメンを食べて、やっとこの日の欲求不満が直りました。香港旅行中は、やっぱ一食一食が実り多いものでないと、満足できないのです。 |
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この欲求不満を解消するために、銅羅湾(トンローワン、causewaybay)の町をさまよいます。日式小丸子(タコヤキかな?)や台湾ソーセージといったB級グルメを売る店が目に入りました。香港に来てまでたこ焼きは食いたくないなあと思いますが、デザート類は何かいいものがあるかもしれません。 |
ジュース売場では、写真左からスイカジュース、マンゴー西米露(タピオカ入りココナッツミルク)とココナッツミルク西米露が売られています。マンゴー大好きな私としては、西米露のマンゴー味というのは魅力的ですね。しかも値段はわずか7香港ドルです。当然、条件反射のように買ってしまいました。
これが旨いのです。池記のワンタン麺で欲求不満になってしまった私を癒すには十分な美味しさでした。これは気に入ったということで、翌日もここでマンゴー西米露を買ったほどです。 |
マンゴー西米露で癒された後は銅羅湾(トンローワン、causewaybay)の街を散策です。この蛇料理の店、昔からあったんです。いつもそこそこお客さんが入っています。 |
昔を懐かしんで、しばらく銅羅湾(トンローワン、causewaybay)を散策です。夕暮れが深まる街の中をぶらぶら歩き、気に入った店があったらちょっと冷やかしてみる。それが銅羅湾(トンローワン、causewaybay)の楽しみ方です。ネオン輝く夕闇に紛れていく私でした。 |
最近は池記にワンタンメンを食べに行くことは全くなくなりました。行くと美味しくなくてがっかりするからです。代わりに中環の沾仔記やマックズワンタンショップに行くことが多いですね。それから元朗の好到底に行く回数も多いです。 上の写真は沾仔記のエビワンタンです。どうですか、この美味しそうなエビワンタン。新鮮でプリプリのエビワンタンです。味の好みは人により異なるということを前提にあえて書かせていただければ、池記が美味しかったのは昔の話、今はあまりお勧めできない店になってしまいましたね。 |