肇慶七星岩、鼎湖山と広東料理 |
||
肇慶七星岩 |
||
肇慶星湖の七星岩 |
||
| 肇慶市は広東省西部にある都市で、広州から高鉄で30分強の位置にあります。ですから、深圳や香港からも至近距離にある街です。肇慶はリトル桂林と言われることもある風光明媚な星湖七星岩が有名で、グルメ旅行という点では特にお目当てがあるわけではないですが、観光という点では大変魅力的な街です。 七星岩の前に見える建物は水月宮と呼ばれる明の時代に建てられた歴史的な建物です。ここが一番のハイライトです。 |
||
![]() 肇慶星湖の七星岩 |
||
初めて肇慶に行かれるのであれば、星湖周辺のホテルに宿泊して、星湖をゆっくりと散策されることをお勧めします。星湖だけでもかなり広くて、星湖やそれに連なる五つの湖全体を一周しようと思うと、半日では足りません。私が深圳から行く場合も、到着日の午後を星湖の散策に費やし、翌朝も星湖を見て回っています。何故なら、星湖、特に七星岩周辺は観光客で大変混みあうので、静かに見て回ろうと思うと、早朝に散歩するしかないのです。 |
||
![]() 肇慶星湖の七星橋 |
||
水月宮の右側に見える白い橋は七星橋と名づけられています。 七星橋周辺や湖を繋ぐ堤にある遊歩道は大変よく整備されていて、道標も数多く立てられていますので、スマホの地図と道標を見ながら散歩すれば、迷子になることもないでしょう。 |
||
![]() 肇慶星湖の七星岩 |
||
七星岩周辺を歩くときは、歩きながら周囲を見ると、時々ハッとするような風景が現われます。上の写真などは振返ってみたら、こんなに綺麗でしたという風景です。 |
||
![]() 肇慶星湖の七星岩 |
||
| 何故かわかりませんが、私が肇慶に行くといつも天気が悪くて青空で七星岩を見たことがありません。雨に降られたこともあります。肇慶の天気が特に悪いということは聞いたことがありませんので、単に巡り合わせが悪いだけだと思います。 天気はあまり良くないけど、早朝に湖の中の堤を散歩すると、上の写真のような風景に巡り合います。もっと早い時間に来て、靄のかかったなかで七星岩を見れば、桂林のような雰囲気を味わえると思います。 |
||
![]() 肇慶の龍岩洞 |
||
| 七星岩景区には龍岩洞という洞窟のような場所もあります。水月宮から15分くらい西に歩いた場所です。ここには中国らしい刻字(石に刻まれた字)が広いスペース一面に広がっており、正直言ってちょっとびっくりしました。 |
||
![]() 肇慶の龍岩洞 |
||
ここではお子さんを連れた親たちが子供に彫られた字を説明する姿がよく見られます。彫られている字もなかなか本格的であり、由緒正しい気がするのですが、私もまだこれらの由来については分かっていません。中国文化を感じさせる場所ではあります。 |
||
![]() 肇慶特産の硯(すずり) |
||
中国文化ということであれば、肇慶は硯(すずり)の産地としても有名です。記念に一つくらい買っておこうと思っていながら、まだ買えていません。 星湖周辺には硯の直売店が数店あるので、ちょっと立ち寄って見学するのも良いでしょう。 |
||
![]() 肇慶特産の硯(すずり) |
||
| 比較的高価な23000元(日本円約50万円)の硯です。ガラスケースに入ったもっと高価な硯もいろいろあります。 |
||
![]() |
||
| 小さくて見づらいでしょうが、星湖の周辺地図です。橋や堤がいろいろあって散策しやすい観光地であることが分かると思います。 ホテルはこの地図の南側辺りに確保すると、七星岩に向かう堤にも近く、また周囲にレストラン等も多いので便利だと思います。 |
||
![]() 肇慶星湖の七星岩 |
||
| 肇慶の七星岩についてざっと説明してきました。日本人にはあまり知られていませんが、肇慶の景色は見事なものです。そして高鉄ができた今、香港からも直通列車が二本あって、香港西九龍と肇慶を二時間前後で結んでいます。近いです。でひ、肇慶に足を伸ばしてみてください。 |
||
![]() |
||
|
|
||
肇慶で広東風海鮮料理 |
||
![]() 広東料理レストランの快活林食家 |
||
| 広東省の地方都市では、潮州と順徳という独自の食文化が育まれた地域を除き、基本的には広東料理です。ここで言う広東料理とは広州の広東料理という意味です。したがって、肇慶においても広州で食べる広東料理と大きく変わらない料理になるということです。 では旅行者や出張者がどのように店を選ぶべきかというと、地元の人に評判の良さそうな店を選ぶことに尽きます。そういう店であれば、美味しい広東料理が出てくる可能性が高いからです。 そんな観点から選んだ店がここ、快活林食家です。 |
||
![]() 広東料理レストランの快活林食家 |
||
外観には派手さがないし装飾も古いのですが、とにかく大きい店で、中に入ったら水槽スペースも広いです。シーフードの種類が豊富です。このスペースを見た時に、今日の店選択に間違いがなかったことを確信しました。 |
||
![]() 肇慶の快活林食家で海鮮料理 |
||
とは言っても、例によって一人飯なので、そんなにいろいろ食べられません。水槽から一人で食べきれるくらいの量のエビを選び、白灼虾(茹でエビ)を注文しました。白灼虾(茹でエビ)は単に茹でるだけですから、水槽のエビが新鮮で元気が良いことを確認できれば、そこそこ美味しく食べられるのです。 |
||
![]() 肇慶の快活林食家で海鮮料理 |
||
そして、水槽からヒオウギガイを獲って、春雨ニンニク蒸しにしてもらいました。ホタテでも牡蠣でも、貝は春雨ニンニク蒸しであれば、どの店でもよく調理しているので、だいたい美味しくできます。知らない店で注文しても外れがないというのが私の経験です。 |
||
![]() 肇慶の快活林食家で海鮮料理 |
||
もう一品は野菜系にすることが多いのですが、この日は玉子と炒めてもらいました。この三品にビールと白いご飯で今日の夕食になりました。 格別に美味しいということではないですが、普通に美味しくて、深圳で食べる鶏3-4割安いですね。普通に美味しい広東料理が日本円で2000円以下で食べれてしまうのです。肇慶は物価が安くてイイですね。 |
||
|
|
||
![]() |
||
肇慶で素朴だけど美味しい飲茶 |
||
![]() 肇慶で素朴な飲茶 |
||
広東省内であれば、どこに行っても飲茶は楽しめます。茶楼のようにお茶を飲むための店はなくても、酒楼(レストラン)が、朝と昼の時間に点心をメニューに加えて営業していることが一般的です。この習慣は広東省では一般的ですが、広東省外ではあまり見かけません。肇慶では評判の良い茶楼がないので私は、いつも酒楼で飲茶をしています。 上の写真は牛肉球です。飲茶の定番点心の一つです。 |
||
![]() 肇慶で素朴な飲茶 |
||
| これはホタテと野菜の蒸し餃子です。普通に美味しいですね。 |
||
![]() 肇慶で素朴な飲茶 |
||
これはエビ餃子ですけど、皮がちょっと厚いですね。もっと透明感があって滑らかな皮でないと美味しさ半減です。これは残念ながら失敗作ですね。 |
||
![]() 肇慶で素朴な飲茶 |
||
これも餃子風ですが、粉果です。潮州粉果だと一つの包みがもっと大きいのですが、これは中山粉果と言って一つの包みが小さくで具が少ないタイプです。 見た目の通りなかなか美味しい粉果でした。 |
||
![]() 肇慶で素朴な飲茶 |
||
| これは腸粉。中が見えませんけど、チャーシュー腸粉です。ちょっと皮が厚いですね。腸粉は皮が薄い方が私は好きです。 |
||
![]() 肇慶で玉子乗せ皮蛋痩肉粥 |
||
| というわけで、肇慶の飲茶点心は普通と言うか、もうちょっと美味い方がいいなという感じなのですが、この粥が素晴らしかったです。 玉子乗せ皮蛋痩肉粥です。皮蛋痩肉粥は香港でも最もポピュラーな粥ですが、これに玉子が乗っています。玉子を乗せる粥は、中国では実は初めて見ました。メニューで見つけて、さっそく注文したわけです。 |
||
![]() 肇慶で玉子乗せ皮蛋痩肉粥 |
||
| どうやら肇慶では玉子乗せの粥をメニューに入れている店が複数軒あるようです。メジャーなのは玉子なしのようではあります。 いずれにしても、せっかくの玉子ですから崩して粥全体に広げてみました。玉子入りの粥というのは日本で食べていますので違和感はありません。普通に香港で食べる粥に玉子がかかっているという味ですね。新鮮な体験で、とても美味しく感じられた粥でした。 |
||
![]() 肇慶で素朴な飲茶 |
||
| 大根餅です。素朴に焼けています。最近の大根餅は縦長になってスタイリッシュになっていることが多いのですが、ここの大根餅は香港や広州などで20-30年前に見たスタイルの大根餅です。これはこれで、ノスタルジーが感じられて良いのです。 |
||
![]() 肇慶で素朴な飲茶 |
||
デザート系点心も、肇慶では地味です。マンゴープリンのココナッツプリンはさみ です。美味しいのですが、マンゴープリンにマンゴーの色をもう少し付けると、ビジュアル的にもう少し映えると思うけど、そういうところが肇慶の地味さですね。でも、味は美味しいですよ。 |
||
![]() 肇慶で素朴な飲茶 |
||
| これは普通のケーキでした。 |
||
![]() |
||
鼎湖山をハイキング |
||
![]() 肇慶の鼎湖山風景区 |
||
肇慶での観光というと、七星岩しか行ってなかったのですが、三回目の訪問時に、星湖周辺と高鉄駅の愛仇にある鼎湖山という観光地に足を伸ばしました。期待していた以上の良い場所ですね。ここも七星岩に負けず劣らず風光明媚です。 鼎湖山風景区に入っていくと、バスや船を乗り継ぎながら、上の写真にあるような山の中をハイキングするようになります。コースはいろいろあるので、何回来ても楽しめそうな風景区です。 |
||
![]() 肇慶の鼎湖山風景区 |
||
山上には写真のような湖があって、緑色の湖面が大変魅惑的です。七星岩と違って、観光客がそれほど多くなく、その殆どが肇慶や近隣から来たような家族連れが多いので、すごくのんびりした観光地に見えます。 上の写真は鼎湖山風景区の胡蝶谷というエリアです。 |
||
![]() 肇慶の鼎湖山風景区 |
||
胡蝶谷の湖を渡る船もそんなに混まないです。と言うかガラガラです。こんなにきれいな景色なのに申し訳ない気持ちになります。 まだ中国内でも鼎湖山の認知度が低いのでしょう。これから人気が出てきそうな観光地だと思います。 |
||
![]() 肇慶の鼎湖山風景区 |
||
| この風景区は大変広くて、一日で全体を見学することはとてもできません。地図やSNSを見ながら、何とか半日で見たいところは見てきました。 |
||
![]() 肇慶の鼎湖山風景区 |
||
この日、最終目的地にしていたのは最初の写真の滝がある場所で、近くにはこの古い食堂が建っています。鼎湖山はまだまだ知名度が低いという話をしましたが、ハイキングコースとして開発されたのは随分と昔のようです。この食堂で、私もお茶を飲んで一服しました。 |
||
![]() 孫文遊泳所(肇慶鼎湖山風景区) |
||
実はこの食堂のそばに、孫文が奥さんの宋慶齢と鼎湖山に来て泳いだ池があります。1923年7月に来たと書いてあります。ということは、この鼎湖山は観光地、ハイキングコースとして、1923年には、つまり100年以上前に開発されていたということです。 意外に歴史のある観光地でした。私の不勉強を恥じるばかりです。 |
||
![]() 肇慶の鼎湖山風景区 |
||
| 鼎湖山風景区を目的地にしていた滝のある地点から降りていくと、川に沿って気持ちの良いハイキングコースが続きます。普通はこのコースで登っていくのかも知れません。私はバスや船を乗り継ぎながら、胡蝶谷などを観光しながら登ってきたので、複雑なルートになっていましたが、普通はもっと単純に登れるコースなのかも知れません。 |
||
![]() |
||
肇慶の粽 |
||
![]() 肇慶特産の粽 |
||
| 肇慶の特産ということでは硯を上で紹介しましたが、食べ物で言うと、皇帝柑というオレンジと蜜柑を掛け合わせたフルーツが有名です。私もよく5kg、10kg単位で宅配で買って食べています。それと、ここから紹介する粽です。 安い粽だと10元ですが、高いのは22元ですから1個500円くらいします。これが2024年ですから、今だともう少し高いです。 |
||
![]() 肇慶特産の粽 |
||
| おやつ代わりに粽を二つ買いました、一つは10元の基本タイプの粽で、もう一つは22元のスペシャルタイプで、四宝粽といって、看板によれば、豚肉、金華ハム、緑豆と焼肉が入っているとされる糯米の粽です。 |
||
![]() 肇慶特産の粽 |
||
| 四宝粽です。看板に書いてあった豚肉、金華ハム、緑豆と焼肉とは違ったものが入ったりしていますが、とりあえず4種類の具は入っているので良しとしましょう。粽自体は美味しいです。 問題点は、思っていたより重いこと、糯米の量が多いことです。おやつ代わりのつもりで買ったのに、夕食を力一杯食べれなくなってしまって、この日の夕食は軽い麺になってしまいました。 肇慶は七星岩も鼎湖山も風光明媚だけど、グルメは堅実でパンチ力が足りないかな。 |