広州で人気のラーメン屋、宝華麺店 |
広州は広東料理発祥の地。香港の広東料理に一時は差をつけられていたものの、最近では広州のレストランの味も香港のレベルに限りなく近づいてきました。 上の写真は朝の広州酒家の様子。朝7時の開店時はこんな感じですけど、一時間もしないうちにすべてのテーブルはお客さんで満ち溢れます。朝から美味しい点心を食べられるのです。 |
この写真は沙面にある西関粤というレストランの入口です。この広州酒家や西関粤以外にも、蓮香楼や泮渓酒家など、広州には行ってみたいレストランがたくさんあります。私は無類のラーメン好きなのですが、広州にはラーメン屋に行く前にもっと行きたい広東料理レストランが無数にありますので、これまではなかなか広州のラーメン屋さんに行く機会に恵まれませんでした。 |
今回はたまたま夜に広州に着くフライトの到着が遅れ、そうした広東料理レストランが閉店してしまっていたので、ホテルの近くのラーメン屋でも探してみようということで、大衆点評というサイトでラーメン屋の検索をしたところ、ホテルから歩いていける範囲に広州でも一二を争う人気のラーメン屋があることが分かったのです。 その名は宝華麺店。地下鉄の長寿路駅の近くにあります。上の写真は、翌日の昼間に撮ったものです。 |
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牛腩麺(牛バララーメン) |
大衆点評で予め調べておいたのですが、この店の一番人気のラーメンはワンタン麺です。時間は夜中の零時を越えたくらいですので、そのワンタン麺も選択肢の一つではあります。消化も考えれば適切な選択だったかもしれません。しかし、私が選んだのはこの店の三番人気にランクされている牛腩面です。牛腩は牛バラのことですから、日本語で言えば、牛バララーメンと言うことになります。 予想通り、こってりした感じで出てきました。 |
夜中の零時を越えたというのに、まだ何人かのお客さんがいます。 テーブルの上にはラー油や胡椒などの調味料が乗っています。何かかけた方がよいのか迷うところですが、とりあえず胡椒だけ少し振っておきました。 |
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一番人気のワンタンメン(雲呑面) |
後日、一番人気のワンタンメンを食べに来ました。この宝華麺店にはラーメンでもスープ麺の湯麺とスープなしの撈麺があって、さらに米からできた河粉もあります。これらの麺の種類に加えて、具として何を乗せるかでラーメンの名称が変わります。したがってメニューの写真は膨大ですので選ぶのに悩んでしまうでしょうが、結論から言えばこのワンタンメン(雲呑面)が日本人の舌には最もなじむのではないかと思います。 ワンタンメンを注文すると、太麺か細麺かを問われますので、前回は細麺でしたので今回は太麺を選択しました。ラーメンの麺についてはどちらでも日本人にはなじめる味でしょう。 |
テーブルに運ばれてきたワンタンメンではワンタンを麺の下の方に入れていますのでワンタンが見えません。これは香港で食べても同じですが、ワンタンを空気で乾かさないようにするためだと香港人に聞いたことがあります。ただ、写真を撮るときにはワンタンがないと寂しくなってしまいますから、三つだけワンタンを麺の上に乗せて写真を撮りました。 |
ワンタンはエビワンタンです。ワンタンの皮の中にプリプリのエビが入っています。これは香港並みに美味しいです。 |
宝華麺店のエビワンタンメンは、香港でも美味しい店で食べるワンタンメンと甲乙つけがたいレベルにあります。香港ではどんな店で食べてもワンタンメンはそれなりの一定レベルをキープしているという気がしますが、広州や深圳で食べるワンタンメンは麺自体の美味しさやエビの新鮮度などでがっかりさせられることが多いのが実情です。その点、この宝華麺店のエビワンタンメンは素晴らしいレベルにあると私は思います。 この宝華麺店は香港と違って量もしっかりあります。私には十分にお腹いっぱいになる量です。この日はレタスも注文したので充実したランチになりました。 |