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マカオの粥は美味い、水蟹粥と金銀丸粥


 マカオの水蟹粥と金銀丸粥(マカオの粥)


 カニ粥で有名な六記粥麺

マカオで食べた美味しいカニ粥(六記粥麺)

 マカオ観光に来た観光客が考えるグルメというのは、恐らくポルトガル料理でしょう。ちょっとガイドブックなどを見て調べた人なら、黄枝記の蝦子撈麺とエビワンタンあたりがB級グルメの有名店ということで名前が上がるに違いありません。香港では飲茶、焼臘(ロースト)や粥麺で日本でも有名な店は沢山あるのですが、マカオのグルメになると情報がいっぺんに少なくなります。
 このページで紹介する粥などは、マカオのB級グルメとして話題にもならない話です。でも、上の写真をご覧ください。マカオではこんな立派なカニ粥を食べることができるのです。

マカオのおすすめB級グルメ、六記粥麺

 このカニ粥を食べさせてくれる店は、上の写真の六記粥麺です。レストランではなく大衆食堂です。でも、立地している場所は東京でいえば築地みたいなところで、魚市場のすぐ隣なので、安くて新鮮なカニがすぐに手に入るのです。
 営業時間は夕方6時半から深夜2時までですから、香港から日帰りの人は遅い時間のフェリーを予約しないと来れない店です。場所は沙梨頭で、マカオのソフィテルホテルから歩いて5分くらいです。地図はこちらのサイトを参考にしてください。
 夕方6時半の開店とともに、あっという間に満員になってしまう超人気店です。

マカオの大衆食堂、六記粥麺

 六記は粥麺店です。もっとも有名なのは水蟹粥と言われるカニ粥ですが、もう一つ、人気があるのは蝦子撈麺です。そうです。有名店の黄枝記で大人気の蝦の子をまぶした汁なし麺です。上の写真は麺料理などを作るコーナーで、実は路上です。一つ上の写真でもうもうと湯気が立っているところです。あそこで作っているわけです。
 この六記粥麺店に来るのは地元の常連さんばかりであまり観光客は来ません。それと香港人らしき人もよく来ます。彼らが注文するのはやはり水蟹粥か蝦子撈麺です。私はいつも一人で来ているので、どうしても蝦子撈麺を注文したことがありません。いつも次回こそと思いながら、チャンスがやってきません。

蟹粥の六記粥麺の調理場(マカオ)
 
 こちらは粥を作る調理場です。ここは建物内です。粥についても、どうしても私はカニ粥を食べてしまうので他の粥は食べたことがありません。次回マカオに来るときは、マカオに泊まって夕方と深夜に二回来るようにすれば、カニ粥以外のものも食べられるのに、なんて思っています。



 六記粥麺の水蟹粥

マカオのB級グルメ(六記粥麺)

 六記粥麺の写真付きメニューです。このメニューだと確かに夜食にも適していそうです。左上の米通綾魚球も人気メニューで、たくさんのお客さんが注文しています。美味しそうなんですけど、これも量が多いのです。ワンタンや焼きそばなども美味しそうです。上の写真をクリックすると大きな画像が別ウィンドウで開きますので参考にしてください。


 上の写真が六記粥麺のメニューのすべてです。水蟹粥は右から二列目の下の方に赤い字で出ています。私が注文するのは水蟹粥(碗)です。碗といっても男性なら一人分、女性なら二人分の量があります。

マカオで食べた美味しいカニ粥(六記粥麺)

 これが六記粥麺の名物、水蟹粥です。基本的には香港で食べるのと同じく広東粥がベースでこれにカニが入っているという料理です。初めてこの店に来た時は、蟹が粥の中に沈んでいることを知らず、碗だとあまり蟹が入っていないのかななんて思ってしまいました。

マカオで食べた美味しい蟹粥(六記粥麺)

 ところが、粥の中にはカニがいっぱい入っていて、蟹の身が粥の中に広がっています。もともと広東粥というのは味付けが淡白ですから、カニの味が引き立つのです。しばらく食べないと、またこのカニ粥を食べたくなってむずむずしてきてしまいます。
 2018年1月現在、80パカタ(香港ドル)というのは日本円に直せば1,000円を超えるわけで、粥としては決して安くはありませんが、これだけたくさんのカニが入っているのであれば当然です。むしろどうしてこんなに安いのだろうと思ってしまいます。
 マカオで夕食や夜食を食べるなら、六記粥麺がおすすめです。



 金銀丸粥の三元粥品専家

マカオの美味しい中華粥(三元粥品専家)

 一方、こちらは粥だけ取り扱う粥の専門店、三元粥品専家です。場所はセナド広場から歩いて5分程度です。場所はこちらのサイトで確認してください。広東料理の陶淘居やポルトガル料理の佛笑樓からも近いので目印にすると良いと思います。
 この店は朝は8時から11時まで開いています。朝は粥と決めている人にはお勧めです。この店は昼の11時から休憩に入って、再開するのは夜7時でそれから深夜零時半まで営業しています。私の場合、夕方の時間帯は上で紹介した六記に行ってしまうので、三元粥品に行くのは専ら朝です。昼の時間帯は営業していないので、気をつけてください。

マカオの美味しい中華粥(三元粥品専家)

 この三元粥品にはまだ二回しか行ったことがありません。二回とも上の写真の金銀丸粥を食べています。金銀丸というのは牛肉のボールと豚肉のボールのことです。通常は粥の中に牛肉ボール3個と豚肉ボール5個が入って出てきます。
 初めて行ったときにスタッフから「この粥には生卵が合いますよ」と勧められたので入れて食べたところ、確かにうまいのです。あわせて油條もすすめられますが、油條についてはまだ入れたことがありません。粥の専門店ですから、きっと美味しいのでしょう。

マカオの美味しい中華粥(三元粥品専家)
 
 粥自体でいえば、ここ三元粥品の粥はかなり美味しいです。牛肉ボール、豚肉ボールも素晴らしいし、何と言っても生卵が中華粥によく合います。これはさすがにマカオの中華粥人気店として、名を轟かせてきただけのことはあります。トロトロの粥は香港の粥店に匹敵する味です。 私はいつも朝に来ていることについては既に書いた通りです。牛肉ボールと豚肉ボールは朝から食べてもしつこくありません。でも、この味だと夜に食べたらちょっと物足りないかななんて思います。
 いずれにしても、六記粥麺店と三元粥品専家、いずれも美味しい中華粥を食べさせてくれる名店です。



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