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旺角での一人飯は富記粥品


 旺角での一人飯は富記粥品


旺角はB級グルメの街

旺角はB級グルメの街

 旺角は九龍の繁華街の一つですが、尖沙咀が最近は猥雑さを失ってきているなかで、昔ながらの香港の若者の街の雰囲気を残してくれている貴重な存在になってきました。若者の街と言えばB級グルメです。旺角を歩いていると、ついつい立ち食いしたくなってしまうB級グルメがあちこちにあります。

旺角の赤いミニバス

 B級グルメと赤いミニバスが、私が持っている旺角のイメージです。初めて旺角に来たのが1992年ですから、もう25年以上前です。もちろん、店はずいぶんと変わったし、街はそれなりにきれいにはなりました。でも、このB級グルメと赤いミニバスを見ると、何となく猥雑さが感じられて旺角は変わってないなあとほっとしてしまうのです。
 今はランガム・プレイス(朗豪坊)などとというおよそ旺角らしくないビルが建ってしまって、旺角の雰囲気も変わってきましたが、ネーザンロードの東側は大丈夫です。本来の旺角の雰囲気が十分に感じられます。

旺角の富記粥品と富記小館
 
 そんな旺角で食事するときに私がよく利用するのが富記粥品です。花園道にあります。大きな看板が出ているのでわかりやすいです。気楽に入れてメニューが豊富で、そこそこ美味しいというのが特徴です。
 朝7時半から夜の11時半まで営業しています。
旺角の富記粥品
 
 富記粥品の入口です。お粥屋さんなのに焼臘(ロースト)がぶら下がっています。
 間口は狭いですが、奥行きがある店です。とは言っても狭い店ですから、基本的には相席です。また隣にも富記という店がありますが、この店と隣の店とどちらに入っても同じ味を食べられます。
 


 富記粥品は粥も美味いが焼鵝も美味い

富記粥品のメニュー(香港・旺角)

 富記粥品は粥屋さんがスタートでしたが、上の写真にあるようにメニューが幅広くて、粥以外の料理も美味しいところが特徴です。

 
富記粥品の美味しいお粥(香港・旺角)
 
 やっぱり富記粥品に朝行ったとき、私が食べるのは粥です。アツアツ・トロトロの中華粥は美味しいです。及第粥や皮蛋痩肉粥といった定番の粥以外にも、美味しそうなお粥のメニューが並んでいます。この日選んだのは猪潤魚片粥、豚レバーと魚のお粥です。よく煮込まれたお粥だということが写真からも分かるでしょうか。

富記粥品のレバーと魚の粥(香港・旺角)
 
 レバーや魚などの具は粥の下の方に潜っていますから、よく混ぜて食べるようにしましょう。
 粥については特にどれがおすすめということもありませんが、観光やビジネスなどで香港に来ている方には、無難な皮蛋痩肉粥をおすすめしています。

富記粥品のガチョウのローストご飯(香港・旺角)
 
 富記粥品を知った頃は毎回お粥を食べていたのですが、最近は午後とか夜に来た時には焼臘(焼味)を食べることが多いです。富記粥品の焼臘はいつ行ってもどれもレベルが高いです。
 特におすすめは上の写真の焼鵝飯(ガチョウのローストご飯)です。美味しそうな焼き色は見るからに期待感を募らせます。そして口に入れると香ばしい味が広がる焼鵝は、噛めば噛むほど味が出てきて感激します。

富記粥品の切鶏飯(香港・旺角)

 ガチョウのローストは脂っこいからちょっと、という方には切鶏飯なんかはいかがですか? ふっくらした切鶏は香港らしい味付けで美味しいです。叉焼飯なども食べやすいですし、乗せる品を二つとか三つとかにすれば、一度にいろいろな焼臘を楽しめるからおすすめです。




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