ベンメリア遺跡は、一般公開されて10数年経過した今も、ほぼ発見された当時のままの状態です。塀や建物が崩壊し、木々が建物に絡みついています。苔がむし、昼なおほの暗いこの雰囲気がベンメリアの魅力で、神秘的な風景が広がります。宮崎駿の「天空の城ラピュタ」のモデルの一つだとされています。 |
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参道を通り南門へ |
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長い参道の途中では素晴らしい蛇神ナーガが見られます。 地元の子供たちが出迎えてくれました。 |
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南門からの風景 |
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発見された当時のまま、修復されずに残るその光景に、思わず目を見張ります。 | ||
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回廊の風景 |
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遺跡内はどこも崩壊が激しく、原形をとどめていません。 ほの暗く苔むした遺跡の姿に感動します。 |
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天空の城ラピュタ |
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地下の回廊を通った先には、 まるで「天空の城ラピュタ」のような世界が広がっていました。 |
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ベンメリア遺跡への行き方 |
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シェムリアップからベンメリアまでは直線距離で約50㎞あります。 途中の村の風景です。 |
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ベンメリア遺跡とは |
ベンメリア遺跡は12世紀半ばに、アンコールワットと同じくスールヤヴァルマン二世により建設されたものだとされています。(Tourism of Cambodia での説明によります。「地球の歩き方」やWikipediaでは、11世紀末から12世紀初頭の建設となっています。)発見は比較的新しく1990年代で、カンボジア国内の内戦とそれに伴う地雷撤去に時間を要したため、外国人に公開されるようになったのは2001年のことです。 |
一般公開されて10数年経過した今も、ベンメリア遺跡の中はほぼ発見された当時のままの状態です。塀や建物が崩壊し、木々が建物に絡みついています。苔が蒸し、昼なおほの暗いこの雰囲気がベンメリアの魅力で、神秘的な風景が広がります。 |
最も原形をとどめているのがこの建物で、図書館だったとされています。この建物でさえ、屋根が壁の一部が崩落し、その崩れ落ちた石が建物の周りに散乱しています。 因みに、アンコール遺跡全域に言えることですが、こうして崩落した石が建物の周りに放置されているのは、いずれ修復するときに分かりやすくするためであり、これを別の場所に移動させてしまうと後々の修復がさらに困難になるからです。 |
このベンメリア遺跡は、一般公開にあたり、見学者が遺跡内で怪我などをしないように歩きやすくするための遺跡内修復は行っているものの、崩落危険があるところすべてに手を入れているわけではありません。したがって、上の写真のように今でも崩れ落ちそうな箇所はあちこちにあります。ですから、遺跡内で定められた歩行者用通路を外れたルートを歩くには危険が伴いますので慎みましょう。 |
このベンメリア遺跡は宮崎駿の「天空のラピュタ」のモデルになっていると言われています。上の写真のあたりは、まさに宮崎駿の「天空のラピュタ」に出てきそうな場所です。地下通路を抜けた一番奥にこの光景が広がっています。 数あるアンコール遺跡の中で、発見された当時の雰囲気をそのまま保存しているこのベンメリア遺跡は、観光者にとって何か探検家にでもなったような気分にさせる遺跡で、時間を作ってぜひ足を延ばしてもらいたい遺跡だと私は思っています。 |
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このベンメリア遺跡を訪問して意外な収穫だったのは、美しい蛇神ナーガ像が残っていることです。アンコール遺跡では随所で目にするナーガ像ですが、ここベンメリア遺跡で見たものが最も美しかったという印象です。南門に続く参道の途中で見ることができます。 |
また、このベンメリア遺跡では、地元の子供たちが遊ぶ姿が見られます。遺跡の中を駆け回る子供たちをよく見かけました。このベンメリア遺跡で隠れん坊なんかしたら面白いでしょうね。 |
ベンメリア遺跡は、最初にも書きましたように、シェムリアップから直線距離で約50㎞離れています。バンテアイ・スレイからもはるかに遠くにあります。車で片道1時間半くらいは見ておいた方が無難だと思います。ベンメリア遺跡も午前中の方が綺麗に見えますので、朝8時くらいにシェムリアップを出れば午後1時くらいにシェムリアップに戻るくらいのスケジュールを組むのが良いと思います。 |
シェムリアップからベンメリア遺跡までの道筋は長いですから、途中の村々の雰囲気も楽しみましょう。この辺りは、カンボジアの典型的な農村地帯のようで、シェムリアップとアンコールワット間の移動では見れない風景です。農地では牛が群れを成していたりしています。 |
また、途中通り過ぎた商店街は、いかにも農村地帯のマーケットという感じで、のどかですけれども人々の明るい笑顔が印象的なエリアでした。 アンコールワットやアンコール・トム、バンテアイ・スレイなど、アンコール遺跡には整備された良い遺跡が数多くありますが、一味違った遺跡、ベンメリア遺跡もぜひ訪ねてみてください。ベンメリア遺跡の詳細は、以下の各ページで紹介しています。 |
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