アンコール遺跡観光の拠点、シェムリアップに来た旅行者なら必ず訪れるのがオールドマーケットです。オールドマーケットで土産物などのショッピングや食事を楽しみましょう。日本人だと分かると値段はかなり吹っ掛けられますから、思い切って値切り交渉をしましょう。 |
マーケットだから、まずは生鮮品 |
シェムリアップに来た観光客なら一度は行くところ、それがオールドマーケットです。もともとは地元の人向けのマーケットですからカンボジアのマーケットらしい雰囲気も味わえる一方で、観光客向けの土産物屋やレストラン、カフェも集まっていますから、観光客にとっても魅力的な市場なのです。 |
場所はシェムリアップのメインストリートであるシヴォタ通りからすぐそばで、夜になると活気が出てくるパブストリートも近くです。また、オールドマーケットの裏手にはシェムリアップ川が流れていて、朝夕の散歩におすすめです。 |
私がアジアの街に行くと必ず訪れるのがマーケットです。大きな街でも小さな街でも、どんな街にでもマーケットはあります。そのマーケットを見ると、その街の人々の暮らしぶりの一部が見えるからです。 このシェムリアップの街で、地元の人に最も人気があるのはプサールー・マーケットです。「プサールー」というのはクメール語で市場を意味していますから、地元の人はその市場を「プサールー・マーケット」などと呼んでいません。国道6号線沿いの大きなマーケットと言うと、日本のガイドブックでいう「プサールー・マーケット」に行けます。 |
そうは言っても、このオールドマーケットにもそれなりに大きい生鮮市場があって、地元の人々の暮らしぶりを垣間見ることができますし、活気もかなりありますから、わざわざプサールー・マーケットまで行かなくても観光客としては楽しめると思います。 シェムリアップという街は海からちょっと離れているので、海産物はあまり豊富ではないだろうなんて思っていましたが、意外や意外、海産物も豊富です。エビがおいしそうです。 |
上の赤い魚は海魚ですね。 |
魚は色々あります。カンボジアではスープでよく出てくる雷魚が有名です。雷魚のスープはシェムリアップのレストランなら、どこで飲んでも美味しいですね。特にオールドハウスの雷魚のスープは絶品の味です。 |
マーケットの中の魚売場では台の上に商品が並べられ、お姉さんたちがあぐらをかいて店番をしています。東南アジアのマーケットではよく見る光景です。十数年前に初めてこの光景を見たときは驚いたものですが、よくよく考えてみると、中で立って店番をするより疲れないし、周りも見渡せますから合理的です。 |
魚の調理もその場で行い、すぐに店頭に並べられます。でも、上の写真のような場面に遭遇すると、暑いですから早く氷を入れて冷やさないと衛生的に危ないですよ、なんて注意したくなってしまいます。 |
こちらはフルーツ売場です。カンボジア全体に言えることですが、陳列の仕方がまだまだ食欲をそそるレベルになっていません。光の当て方でフルーツの見栄えはずいぶんと変わるものです。まあ、それでも売れるのですから細かいことを言うのはやめにしましょう。 |
東南アジアのような暑い国々は、フルーツ天国です。カンボジアでは、カンボジア産のマンゴーをずいぶんと食べました。カンボジアのマンゴーは結構おいしいのです。こうしたマーケットで買って、その場で切ってもらって、ホテルの冷蔵庫で冷やしておくのです。おすすめです。 |
ドラゴンフルーツです。中は白い果肉に黒い粒々があります。果汁がたっぷりで、甘くて酸っぱい美味しいフルーツです。右上にはロンガンが見えます。これもライチに似た美味しいフルーツなのですが、安いので一回買うとどっさり買えてしまい、毎日、ロンガンばかり食べることになってしまいます。 |
トマト、大根、ナス、ピーマン等々、野菜も豊富です。カンボジアの野菜は、中国の野菜とは違って大きさが日本の野菜のサイズと似ています。あまり化学肥料をたくさん使っていないのだと思います。そういう意味では安心して食べられます。 |
お肉屋さんです。まだ朝早い時間で開店したばかりなので、お肉は上からぶら下がっていません。ぶら下げるカギみたいなものは写真でも見えます。 アジアのお肉屋さんでは、ぶら下がっているお肉から好きな部分を好きな量だけ、その場で切ってもらって買います。実は私が香港に住んでいた時、香港の市場でもそうだったのですが、慣れると便利です。 |
オールドマーケットの中は広いですから、お肉屋さんもたくさんあります。豚肉屋さん、鶏肉屋さん、数えきれないくらいです。そういった店が一か所に集まっているものですから、競争原理が働き、消費者は安く買うことができるのです。 そういう意味では、もっと規模が大きい「プサールーマーケット」の方がさらに競争原理が働くので、良い物が安く買える可能性が高いわけで、地元の人がプサール・マーケットが一番安いと言っているのも当然と言えます。 |
|
オールドマーケットにはどんな店があるか |
オールドマーケットには沢山の入口がありますが、その一つの入口にある肉加工品のお店。美味しそうな加工品が沢山ぶら下がっています。 |
その肉加工品の隣には魚の加工品のお店があります。こういうのを見ると、シェムリアップに一か月くらい住んで、自炊生活したくなってしまいます。一週間くらいの旅行だと、厨房もないし、こういう加工品を楽しむ機会がないんですよね。 |
カレーパウダーや調味料などを販売している店です。地元の人向けのお店ではありますが、嵩張らないですからバラマキ用のお土産としても良いのではないでしょうか。 |
カンボジアも宗主国はフランスですから、フランスパンはあちこちで売っています。ベトナムですと、フランスパンのサンドウィッチ、パインミーが有名ですけれども、シェムリアップでも時々フランスパンのサンドウィッチ屋を見かけました。 |
カンボジアの土産というと、カンボジアシルクとか手工芸品とかが有名です。そうしたお土産用のお店は、このオールド・マーケットの中には山のようにあります。外国人観光客だとみると、値段をかなり吹っかけてきますから、値段交渉が必要です。 まず相場を確認するために、1~2軒の店でどこまで値切ると相手にされないかをチェックする必要があります。私が使う手は言い値の10%くらいから始めます。最初の1~2軒は断られるためのチェックですから、そのくらいで良いのです。私はお店の言い値の半分で買ったことなど一度もありません。 |
このお店でシルクのスカーフを買いました。既に他の店で相場は確認していましたので、この店ではまず値段の了解を取ったうえで、まさに柄やデザインをチェックです。お店の子に身に着けてもらって雰囲気を確認しながらの買い物です。5枚選ぶのに10枚以上身に着けてもらいました。この子は英語もまあまあ堪能ですしモデルになってもらったので、ちょっとチップをつけて代金を払ってしまいました。 |
オールドマーケットの中にはネイルの店もあります。地元の人に交じって観光客も利用していました。その他、足マッサージ屋もあれば、何でもあります。それがオールドマーケットです。だから、面白いのです。 |
もちろん、食堂もあります。こういうマーケットの中で食べるのは、いかにもローカルで良いのですが、マーケットの中というのは熱気がこもっていてちょっと暑いですね。そこで、このマーケットの敷地内には売り場とは遮断された形で食堂が軒を連ねていますから、私の場合はそちらを利用したくなるのです。 |
|
オールドマーケット近くのカフェで一休み |
というわけで、オールドマーケットを出て、表に出てみましょう。上の写真の正面に見えるのがオールドマーケットです。 オールドマーケットの斜め前にあるカフェに入りました。せっかくですから、日陰にある路上テーブルに席を取り、道行く人を眺めます。トゥクトゥクが通り過ぎ、移動式の屋台も時々通りかかります。今は、ちょうど移動式の飲み物屋台が角に停車しているのが見えます。 こんな風にボーっとシェムリアップの街を眺めるのもいいものです。 |
隣のお姉さんたちは一心不乱に本を読んでいます。シェムリアップに来たからといって、朝から晩までアンコール遺跡巡りをするばかりでは能がありません。 アンコールの遺跡巡りは、気候が暑いので結構体力を消耗します。こうしてシェムリアップの空気を楽しみながら、十分に英気を養い、また遺跡巡りをする、そんな時間的なゆとりを持って、シェムリアップには来たいものです。 |
こうしたカフェでは、ビールもあるしアイスコーヒーもあります。生ビールなどは1ドルしないこともあります。でも、私のおすすめは、ご覧のマンゴーシェイク。カンボジアのマンゴーもおいしいのです。 |
ジュースやフルーツシェイクなどはオールドマーケット周辺の屋台で飲んでも良いでしょう。上の写真はそんな屋台の一つで、2016年7月現在US$1でフルーツジュースやフルーツシェイクを楽しめます。この屋台は清潔そうなお姉さんがやってますし、フルーツの種類も豊富です。 |
上の写真のようにフルーツの種類は豊富ですから何を飲もうかと迷ってしまいます。シェムリアップではマンゴーが美味しいのですが。今日は趣向を変えてドリアンにしましょう。ドリアンの姿が見えないですけどあるのでしょうか。英語で聞いてみると、ありますよと明るい返事が英語でかえってきます。シェムリアップには欧米人の観光客も多いので、屋台といえども簡単な英語は通用します。助かりますね。 |
屋台の選択が良かったのでしょうか。この清潔そうなお姉さんは、ドリアンシェイクを作る際には使い捨ての手袋をつけて調理します。私自身はそんなに潔癖症ではないからどうでも良いのですが、最近は気にする観光客も多いのですかね。 |
目の前で作ってくれた出来立てのドリアンシェイク、美味しかったです。屋台の脇の簡易椅子に座って、というよりも簡易椅子にしゃがんでしばらくオールドマーケット周辺の雰囲気に浸ります。カフェのゆったりとした椅子も良いけど、屋台の簡易椅子も良いですよ。 |
|
オールドマーケット近くの食堂で朝食 |
ある朝、朝7時半ごろにオールドマーケットに来て、このあたりの食堂でカンボジア風の朝食を取ろうという気持ちになりました。オールドマーケットの一角には食堂が軒を連ねています。シェムリアップ川とは反対側、すなわち、上に載せた地図でいうとオールドマーケットの上側になります。 美味しそうなお粥屋さんもありましたがそこはパスして、クメールレストラン&バーというそれらしい名前を付けた食堂に入ることにしました。 清潔そうですし、天井にトンボもあって、雰囲気が良かったからです。 |
この時間、まだ観光客も少ないですから、店はガラガラです。しかし、いかにも観光客をターゲットにしているかのような店のレイアウトは、ひょっとしてという一抹の不安を感じさせます。 |
注文したのは中華風焼きそばです。こんな朝の時間から焼きそばを食べようとしたことがいけなかったのでしょうか。 見た目には麺も中華風ではありませんし、麺の上に目玉焼きが乗っているなんて中華風であるはずがありません。でも、「そうそう、ここはクメールレストランだからね。それに調味料もクメール料理だよね」と気を取り直して食べてみると、使い古した油の味が料理全体に広がっています。とても、食べられる代物ではありません。 |
そして、クメール風スパイシーサラダです。前の日にマーケットでおいしそうなカンボジアの野菜を見ていたものですから、生野菜を食べたいと思っていたのです。しかし、これも全く食べられません。辛くて食べられないのではなく、全く辛くないうえに、ドレッシングが脂臭くて私の体が受け付けられないのです。 |
唯一、食べられたというか飲めたのが、マンゴージュースです。これは、美味しかったです。 いずれにしても、どこかで口直しが必要です。ほとんど食べられなかったから、お腹も空腹のままですから。 |
で、見つけたのは、オールドマーケットの隣のブロックにあるパン屋さん。少しですけど、テーブルもあります。ここでパンを買って食べることにしたのです。ここのパンは美味しいです、というほどでは決してありませんが、日本でもありうる普通の美味しくないパンよりはちょっとマシな味です。 でも、十分に空腹は満たされたし、とりあえず口の中のまずい食感がなくなったので満足です。 |
このパン屋さんはオールドマーケットの隣のブロックにありますから(上に載せた地図でいうとオールドマーケットの左のブロック)すぐにわかると思いますが、パン屋さんの斜め向かいには、日本人向けの旅行会社、クローマーツアーズがあります。クローマーツアーズを目印にすると良いと思います。因みに、クローマーツアーズのツアーには私も参加しましたが、良心的な価格設定です。おすすめです。 |
パン屋さんでパンを食べてちょっと元気が戻ってきたので、もう一度オールドマーケットに戻り見学です。朝8時半を過ぎ、マーケットにも活気が出てきました。 マーケットは面白い。 |
シェムリアップのホテル |
シェムリアップでのホテルについて、簡単にお話しします。 シェムリアップは世界にも知られた観光地ですから、ホテルについてはそれこそ豪華ホテルからゲストハウスまで様々あります。ホテルは個人が旅行に何を求めるかにより、 おすすめする場所は異なりますが、私が宿泊しているのソマデヴィ・アンコール・リゾート&スパです。 |
私が宿泊しているのソマデヴィ・アンコール・リゾート&スパです。オールドマーケットまでシェムリアップのメインロードであるシヴァタ通りを歩いて5・6分ですが、静かですし周りにレストラン(韓国料理ダイバク、ラーメンのリリー)やマッサージ屋はいろいろあるし、ラッキースーパーやアプサラダンス(クーレンⅡ)も歩いて5分とかかりません。横の通りにはクリーニング屋もありますから、アンコール遺跡観光で汗をかいて何回も着替えてもすぐクリーニングできますから、荷物が少なくて済むのです。 ご覧のとおり少し古いホテルですが、プールを含めてホテルの設備は申し分ありません。価格もリーズナブルだと思います。ですから、私がシェムリアップに宿泊する際はいつもこのソマデヴィなのです。 |
因みに予約はアゴダでネット予約しています。 アゴダですと、手続きは確実に行われ予約番号などもメールで来ていますので、それをiPadやEvernote、または予め印刷したペーパーなどで見せればトラブルなく手続きできます。この当たり前と言えば当たり前のチェックインができることが何と言っても嬉しいのです。また、価格的にも最も競争力を持っているのがアゴダです。 場所や価格、設備、ホテルランクなどで絞り込みできますので、各ホテルの比較をするのも簡単です。また、口コミも参考になりますし、各地を旅行する私のような者が毎回使っているとポイントがたまるも嬉しいことです。おすすめのホテル予約サイトです。 シェムリアップのホテル予約はこちら ソマデヴィのページ |
アジア写真帳(アンコールワット) |
アンコールワット概要
西参道から聖池まで
第一回廊
十字回廊と第二回廊
デバター
中央祠堂と第三回廊
アンコールワットのサンライズ
クメール料理レストラン
おすすめ、オールドハウス
クメールキッチン
ライブハウス、サムブラザース
静かでお洒落な店、ジョムナン
イートアットクメール
ファーザーズレストラン
インド料理、韓国料理
おすすめ、インド料理のダクシン
おすすめ、韓国料理のダイバク
インド料理のニューデリー
メキシコ料理のVIVA
カンボジアらしい食事
美味しいラーメンはリーリー
アプサラダンス(クーレンⅡ)
その他
パブストリート
ドリアンを食べよう
アプサラベーカリー
私の好きなコーヒーショップ
粘着式ですから大切な
SIMカードを落としません。
私も使っています。