アンコール遺跡の一つ、ベンメリア遺跡へはシェムリアップから車で約1時間半くらいかかります。ベンメリア遺跡への行き方としては、ツアーに入るかトゥクトゥクかタクシーを利用するかしかありません。せっかくですから、途中の村やマーケットなども訪ねて、カンボジアの旅を楽しみましょう。 |
ベンメリア遺跡への行き方 |
アンコール遺跡の一つ、ベンメリア遺跡へはシェムリアップから車で約1時間半くらいかかります。他の遺跡からも離れていてアプローチしづらい場所にあります。他のアンコール遺跡群やバンテアイスレイからも相当に離れているのです。2016年現在、ベンメリア遺跡への行き方としては、ツアーに入るかトゥクトゥクかタクシーを利用するかしかありません。 一般的なのはトゥクトゥクの利用です。なお、トゥクトゥクの運転手は観光地まで送り迎えしてはくれますが、観光案内はしませんので誤解のないように。 |
トゥクトゥクはシェムリアップにおけるタクシーです。バンコクのトゥクトゥクと違うのは、バイクの後ろに荷台を付け、そこに人を乗せるという構造になっていることです。荷台、というか乗客の席は豪華な作りのものもあれば、ボロもあります。どうせ乗るなら豪華なものがいいですね。上の写真のトゥクトゥクはちょっと豪華な方です。 簡単な英語の単語は理解できるドライバーは少なくありません。ただ、理解できるのはあくまでも簡単な単語ですから、難しい注文を付けると理解できません。例えば、観光してピックアップしてもらう時間などについても、時計の数字を指差して確認するか、メモに書いて確認した方が無難です。「それじゃ、簡単な英語も理解できないの。」と言われそうですが、そういう簡単な英語も分からないドライバーもいるので、念には念を押すのです。 |
料金は乗る前に交渉します。(以下、2014年当時の相場です。) 市街地内の移動であればUS$1.5程度、例えば市街から外れたプサールー市場あたりなら往復でUS$4~5位が適切でしょう。一日貸しや半日貸しもあります。半日でUS$10~15程度、一日でUS$20~25程度くらいです。値切っても仕事にありつければトゥクトゥクの運ちゃんは気分良く運転してくれますから、遠慮しないで値切ってください。料金を値切るには他のトゥクトゥクに乗るそぶりを見せるのが効果的です。ただ、値切って安くすることも大切ですが、それよりも大切なのがドライバーの安全感覚や誠実性だと私は思っています。 上の写真はいつもホテルに停まっているトゥクトゥクです。ホテルと契約しているトゥクトゥクではありませんが、ホテル内で客待ちすることを許されているトゥクトゥクですから、こういうトゥクトゥクの方が安心して乗ることができます。悪いことをすれば、翌日からそのホテル内での客待ちができなくなるわけなので、ボッタクリみたいなことや無責任なことはしないのです。 |
そして、一日の観光を終えて指定場所まで戻ってきたときに、一日良い仕事をしてもらったと思ったらチップを渡してあなたの気持ちを伝えてください。私はシェムリアップに行くといつも一週間程度は滞在するので、できるだけ同じトゥクトゥクドライバーを使います。その滞在期間のお抱え運転手を雇ったつもりで、お互い気持ちよく仕事し観光できるようにふるまうことも、シェムリアップの休暇を楽しむうえでは大切なのです。 |
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ベンメリアに行く途中の村の風景 |
ベンメリア遺跡へはシェムリアップから車で約1時間半の時間がかかります。往復3時間くらいかかりますので、車の中で眠って着くのを待つのではなく、カンボジアの人々の、特に農村地帯の人々の暮らしぶりを見てみようという意識を持って、風景を楽しみましょう。 |
上の写真はシェムリアップからベンメリアに行く途中の農村の風景です。高床式の住宅や倉庫がポツポツと建っています。このような風景がカンボジアの典型的な農村風景だということです。 |
ただ、ご覧の通り、かなり広い道路が走っているということだけが、普通の農村と異なるようです。また、ご覧の通り電柱が見えません。シェムリアップ近郊では、市街地は当然電気が来ていますが、電気が来ていない農村がまだ多く、徐々に電気が開通しつつある状況のようです。 |
家族だんらんの様子です。電気が来ていないですから、エアコンも扇風機もありません。したがって、最も涼しいのは屋外で屋根が付いた吹き抜けの場所ということになります。上の写真は、雨期に入る直前の5月中旬の昼前後です。家族で食事をとるのでしょうか。 |
上で見てきた農村の近くの水田地帯です。延々と広がる水田ですが、雨期に入る前ですから水がありません。かつては灌漑が進んでいたため、米の二期作・三期作も可能だったエリアですが、長い内戦の間にそうした灌漑もできなくなってしまったため、シェムリアップ近郊ではトンレサップ湖の周りの一部の地域を除いて一期作となってしまっているようです。 アンコール時代には西バライ、東バライにそれぞれ大きな池があり、この一体で二期作が可能だったことと比べると、むしろ当時より生産性が落ちているということになります。 |
水田を耕す牛です。もう間もなく雨季が始まれば大活躍する時期になります。食肉用の牛ではありませんから肉付きは良くありません。かえって痩せている方が、一日に広い面積を耕す体力を持つことになるのです。 |
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ベンメリアに行く途中のマーケットの風景 |
こちらはシェムリアップから走ってきた国道6号線からベンメリアに向けて左折するところにある農村エリアのマーケットです。シェムリアップ近郊では乗合バスはありませんので、買い物客は歩いてくるか、自転車に乗ってくるかです。まだ、バイクの普及はあまり進んでいません。 |
これが国道6号線です。この幹線国道の両側にマーケットが広がります。 |
ベンメリアに向かう道沿いにもマーケットは広がっていて、いかにも東南アジアらしい雰囲気が漂います。こういう風景を見ると、ついつい歩き出してしまいたくなるのが私の性格です。 |
お米屋さんです。種類は色々あります。このあたりの農家は米を栽培しているはずですから、地元の人向けではないでしょうね。 |
フルーツを販売する店です。バナナが前面に出ていますが、これはこのあたりで栽培されたものでしょう。奥にはブドウやマンゴスチン、ロンガンなどが見えます。奥に缶詰めなどもありますね。 |
フルーツの豊富なカンボジアでは、こうした田舎のマーケットでもフルーツ屋がいくつもあります。ベンメリアへの移動は時間がかかりますから、こうした店でフルーツを買って食べながら移動するのも良いと思います。 |
ここはいろいろな食料品を売っているお店です。天井からパンがぶら下がっているのも見えます。 |
ここはパン屋さんです。このマーケットの中を歩いてもパンを扱う店が多いことに気づきます。カンボジア独立前の宗主国はフランスですから、農村においてもその影響は残っているのですね。カンボジアというと米食の国という印象が強かったので、これは意外でした。 |
ここでもパンが売られています。私が市場を通過したのは昼前後です。一日の中でも最も暑くなる時間ですからあまりお客さんは買い物に来てくれません。お店のお姉さん方が井戸端会議をしている風景です。 |
マンゴーを売っていますが、そんなことよりも日除けのパラソルを見てもらうと、一つはカンボジアのアンコール・ビール。これは許せますが、もう一つはシンガポールのタイガービールです。 これを見たから言うわけではありませんが、カンボジアにおいて日系企業の存在感はかなり低いと言わざるを得ません。シェムリアップの街を歩いていても、中国語や韓国語の看板は氾濫しているのに日本語の看板は比較的少ないと言わざるを得ません。完全に出遅れた感じです。 |
ここは村のレストランかな。こういうところでお昼ご飯を食べたい気もありましたが、まあ、次回の楽しみにとっておきましょう。 |
このマーケット内にはレストランもいくつかありますが、どこも軽食程度のメニューのようです。このマーケットは国道6号線という幹線道路に面していますから、ドライブイン的な位置づけもあるのでしょう。 カンボジアの田舎のマーケットもちょっと歩いてみるといろいろ気づかされますね。 |
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ベンメリア遺跡のページ構成(ご覧になりたいページをクリックして下さい。) | ||
参道を通り南門へ | ||
長い参道の途中では素晴らしい蛇神ナーガが見られます。地元の子供たちが出迎えてくれました。 | ||
南門からの風景 | ||
発見された当時のまま、修復されずに残るその光景に、思わず目を見張ります。 | ||
回廊の風景 | ||
遺跡内はどこも崩壊が激しく、原形をとどめていません。ほの暗く苔むした遺跡の姿に感動します。 | ||
天空の城ラピュタ | ||
地下の回廊を通った先には、まるで「天空の城ラピュタ」のような世界が広がっていました。 | ||
ベンメリア遺跡への行き方 | ||
シェムリアップからベンメリアまでは直線距離で約50㎞あります。途中の村の風景です。 |
アンコールワット概要
西参道から聖池まで
第一回廊
十字回廊と第二回廊
デバター
中央祠堂と第三回廊
アンコールワットのサンライズ
クメール料理レストラン
おすすめ、オールドハウス
クメールキッチン
ライブハウス、サムブラザース
静かでお洒落な店、ジョムナン
イートアットクメール
ファーザーズレストラン
インド料理、韓国料理
おすすめ、インド料理のダクシン
おすすめ、韓国料理のダイバク
インド料理のニューデリー
メキシコ料理のVIVA
カンボジアらしい食事
美味しいラーメンはリーリー
アプサラダンス(クーレンⅡ)
その他
パブストリート
ドリアンを食べよう
アプサラベーカリー
私の好きなコーヒーショップ
粘着式ですから大切な
SIMカードを落としません。
私も使っています。