シェムリアップのインド料理、ニューデリー｜アジア写真帳（アンコールワット）

　　　　　　　　　インド料理のニューデリー（シェムリアップ）

　シェムリアップでインド料理を食べたくなったら、ちょっとおすすめしても良いレストランがあります。ニューデリーというインド料理レストランです。タンドリーチキンは美味しいです。カレーもまあま合格です。ですけれども実はおいしくない料理もありますので本文をご覧ください。

ニューデリーはこじんまりしたインド料理レストラン

　シェムリアップにいると、時々辛いインドカレーを食べたくなる時があります。クメール料理の味付けが全般的に甘いからなのかもしれないし、気候が暑いので身体が刺激的な辛さを求めてくるからかもしれません。そんな時利用するのがクメール料理のオールドハウスで、そこでカレーをタイ料理風に作ってもらうのです。しかし、毎回オールドハウスでタイカレーというのも芸がないので、オールドハウスの近くにあって、こじんまりした通好みそうなインド料理レストラン、ニューデリーに入ってみました。入口の雰囲気を見て、私の直感では美味しいインドカレーが食べられそうな気がしたのです。

　私と友人がニューデリーに入ったのは午後二時半くらいですからランチタイムの混雑も一掃された時間帯です。ランチタイムですから軽く何品か注文して、ラッシーを飲みながら料理の出来上がりを待ちます。

　店内はお世辞にもお洒落とか豪華とかいう形容詞は使えないものの、清潔感があって好感が持てます。壁にはインドらしい絵がいくつか掛けられていて、インド料理レストランらしい雰囲気があります。

　ニューデリーレストランはパブストリートに近い場所にあって、私おすすめのクメール料理レストラン、オールドハウスの並びにあります。

ニューデリー・レストランで遅いランチ

　この日はランチなのでカレーを中心に注文し、おかずでタンドリーチキンも注文しました。このタンドリーチキンが期待を上回る美味しさでした。正直言って、ここまで美味しいタンドリーチキンが食べられるとは思っていませんでした。パプリカなどのスパイスの香りが素晴らしく、テーブルに運ばれた瞬間から素晴らしい香りが漂います。そして食べてみると、ピリッとした辛さも少しあります。

　焼き具合もちょうど良く、表面はパリッとしていて中はジューシーです。美味しいです。これは見事なタンドールチキンです。

　期待感が膨らむ中で、カレーが運ばれてきました。この日は友人で二人で来て、カレーは二種類です。緑色の方がサグパニール（ほうれん草とチーズのスパイシーカレー）、オレンジ色の方がチキンカレーです。サグパニール（ほうれん草とチーズのスパイシーカレー）についてはもともとスパイシーだという説明がありましたが、さらに激辛（spicy & spicy）にしてもらうように注文を付けました。チキンカレーについても普段よりスパイシーにしてもらうように注文を付けました。というのも、欧米人が多いこのエリアでは辛さが抑えられた料理が多く、本来のインドカレーらしさが失われている可能性が強いからです。

　ライスも一緒に運ばれてきたので早速ライスと一緒に食べてみると、格別に美味しいと絶賛するほどではないにせよ、満足できる美味しさです。特にサグパニール（ほうれん草とチーズのスパイシーカレー）については期待していた辛さの水準に達していて大満足です。一方、チキンカレーは一般的な味といった印象です。私の場合は辛さが基準に達すると評価が甘くなる傾向にありますので、そんなつもりで理解してください。

　問題はナンにあります。写真からも分かる通り、煎餅のように薄くてカリカリなのです。きっと焼き方のミスなんだろうとは思いたいですが、恥ずかしげもなくこのままお客さんに出すのはいけません。ひょっとしたら、いつもこんなナンなのかもしれません。

　シェムリアップのニューデリーレストラン、恐らくタンドリーチキンをはじめとした一品料理はかなり高い水準にありそうです。カレーも一般的な水準に達しています。しかしナンがいけません。むしろ夜に来て様々なインド料理を楽しんだうえで、カレーライスで締めるというパターンで利用すべきレストランのような気がします。ランチタイムに来たのが間違いのもとだったのかもしれません。次回はディナータイムに利用したいと思います。

　ここニューデリーレストランの並びでパブストリート方面に何軒か行ったところに、私のおすすめのレストラン、オールドハウスがあります。オールドアンコールはクメール料理レストランですが、タイ風のカレーもかなりスパイシーに作ってくれます。上の写真はグリーンカレーとカンボジアのカレー、アモックです。どちらも美味しいですよ。カレー好きであればこちらのレストランもおすすめします。