ピミアナカスは王宮内にある寺院 |
アンコール・トムを観光する場合、そのハイライトであるバイヨン寺院を見た後に象のテラスを観光する人が多いと思います。アンコール・トムは、高さ8mの城壁と濠に囲まれた一辺3㎞の正方形の形をした古代都市ですから、狭いエリアに見どころがいろいろあって、象のテラスの南端からは空中回廊が有名なバプーオンがあり、北端からはこのページで紹介するピミアナカスがあります。 上の写真は象のテラスです。 |
象のテラスの北端は王宮の入口につながっています。象のテラスの上を東に進みます。すると、下にある王宮入口がすぐに見つかります。 |
上の写真は王宮入口です。思っていたより小さいです。王宮の敷地内は崩壊していてほとんど森林の状態です。もともと密林の中から見つかったのがアンコール遺跡ですから、王宮内は森林の中に点々と遺跡が残っているという雰囲気です。 |
王宮の門を抜けて少し歩くと正面に見えてくるのが、上の写真にあるピミアナカス寺院です。三層のピラミッド型の建物で、11世紀初頭にジャヤバルマン1世により建てられたヒンズー寺院です。バイヨン寺院や象のテラスは12世紀末にジャヤバルマン7世に築かれたものですから、それよりもかなり古い建造になります。王宮の中に建てられていた寺院で、王族の儀式の場所として使用されていた建物です。 |
第三層や階段のあたりに目を凝らすと、建造も古いし保護状態も決して良くないので朽ちてはいるものの、なかなか雰囲気のある建物であることが見て取れます。 |
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こういう高いものを見ると、どうしても上まで登りたくなるのが人間のサガで、しかもバプーオンで意外なほど素晴らしい景観を楽しんだ後だったものですから、あまり登りやすいとは言えないここピミアナカスでも、第三層まで登ってみました。 もともとの階段は狭く上りづらいので、補助の木製の階段を利用します。バプーオンに比較すると高さもそれほどではありませんが、急な階段ですから踏み外さないに気を付けましょう。 |
ピミアナカス第三層からの見晴らしはそれほど開けておらず、男池が見えるくらいです。これは、少し当てが外れました。 もともとは王宮敷地内ですから森などはなかったのですが、アンコール王朝が倒れ、都が破壊された後に木々に覆われ、森になり、そして密林の中に埋もれてしまっていたのがアンコール遺跡ですから、そうした雰囲気を十分に味わえる場所ではあります。 |
上の写真はピミアナカスの回廊です。あまり原型を残していませんけれども、規模観でいうと、後のバイヨン寺院やアンコールワットなどとは比べ物にならないくらい小さな寺院です。 |
回廊の中は御覧の通りかなり狭く、また、天井も低いです。まさに王族の儀式だけに使用されていた秘密の寺院といった感じです。 |
ピミアナカスの周囲はこのような森林と王宮跡の塀で、ところどころに苔むした石が転がっています。 アンコール遺跡には、アンコールワット、バイヨン寺院やタ・プロームといった多くの観光客で賑わういわゆる観光スポットも多いのですが、このピミアナカスには訪れる観光客が少なくひっそりとしています。それだけにゆっくりとじっくりと雰囲気に浸ることができます。 アンコール遺跡の観光では、こういったところまで十分に見て回れるような時間に余裕を持ったスケジュールを組みたいものです。そうなると、シェムリアップに最低でも4泊、できれば一週間くらい必要でしょうけど、せっかくのアンコール遺跡観光ですから、思い切って休暇を取ってみましょう。 |
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