チャウ・サイ・テボーダは12世紀初頭にスールヤヴァルマン二世により建てられたヒンズー寺院です。小さい寺院ながらも優美な建物やデバターが印象的で、空中回廊もあります。 |
チャウサイテボーダの建物群 |
アンコールトムの象のテラスから東に走る幹線道路で勝利の門を抜けると、両側に小さな寺院が現れます。右にあるのがチャウ・サイ・テボーダ、左にあるのがトマノンです。いずれも12世紀初頭にスールヤヴァルマン二世により建てられたヒンズー寺院です。 いずれも小さいながらも、この後建てられたアンコールワットの原型のような優美さがありますので、ぜひ立ち寄ってもらいたいものです。チャウ・サイ・テボーダは上の写真の通り建物の優美さが印象的な寺院です。このページでは、チャウ・サイ・テボーダを紹介します。 |
トマノンと同じような建物構造で、平屋ではあるものの、建物は5段程度の石段の上に建てられていて、少し見上げる形で建てられています。一番手前が中央祠堂になります。 |
角度を変えてチャウ・サイ・テボーダの建物群を見たところです。シンプルな建物配置になっていることが分かります。一番右側の建物が東搭門になります。 |
東搭門です。道路側から敷地内に入ってきて、最も手前にある建物です。 |
東搭門とその背後にある楼門との間は、短いですけど、空中回廊でつながれているのが特徴的です。楼門の上のレリーフはかなり精巧に彫られています。 |
空中回廊にはアプサラが描かれています。小さいアプサラですから見落としてしまいそうですが、一人ひとりポーズが違います。こんなところにこだわりが見えたりして、こういうものを発見すると嬉しくなってしまいます。 |
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チャウ・サイ・テボーダのデバター |
上の写真は中央祠堂のデバターです。建物の角、柱に数多く彫られています。傷ついているデバターが多いですが、一番左のものはかなり原形が残っています。 |
中央祠堂の柱の周りに彫られているものが比較的保存が良いようです。もちろん、一体ごとに顔や表情が異なります。 |
この辺りのデバターは恐らくは森の中から発見された当時そのままの状態なのではないでしょうか。残っている部分だけでも十分に美しさを感じされてくれます。 |
東搭門にあったデバターです。アンコールワットのデバターのように奔放さは感じませんが、二人組の仲良しデバターがあるのがトマノンとの違いです。 |
上の写真は中央祠堂の柱に彫られているデバターです。この辺りの雰囲気は、トマノンに似ています。このように四体並ぶとやはり壮観です。私としては、赤銅色に近い一番左のデバターが最も印象に残ります。 |
上の写真は経蔵です。レリーフがきれいに残っている感じがします。 |
こういうレリーフの一つを丹念に見ていけばもっと面白いのでしょうが、その基本となるインド神話についての知識が私には不足していて、レリーフの解説ができないのが残念です。 |
写真を拡大するとこのように表情豊かなレリーフであることが分かります。 アンコール遺跡の中にいると、次から次へと寺院などを見て回るのでついついこうしたレリーフを見落としてしまいがちです。でも、このレリーフに描かれた像の一体一体の表情を見るだけでも、このレリーフの素晴らしさや制作者の思いを感じないわけにはいきません。 |
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チャウ・サイ・テボーダを見学するなら |
上の写真はチャウ・サイ・テボーダです。 このページの冒頭でも書きましたように、チャウ・サイ・テボーダとは道を挟んで反対側にトマノンという小寺院もあります。チャウ・サイ・テボーダにきたら、ぜひトマノンも訪問しましょう。 |
トマノンはチャウ・サイ・テボーダと同じく、12世紀初頭に建てられたヒンズー寺院です。最近、フランスにより修復された寺院です。 |
トマノンには素晴らしいデバターが数多く保存されています。 チャウ・サイ・テボーダとトマノンはアンコール遺跡を観光していれば必ず通る場所に位置しています。アンコール遺跡の魅力は、アンコールワットやバイヨン寺院といった巨大な遺跡ばかりでなく、こうした小さな寺院にもあります。ぜひ立ち寄ってみてください。 |
アジア写真帳(アンコールワット) |
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